METライブビューイングでケントリッジ演出の「鼻」(ショスタコーヴィチ作曲)が上映されます

1955年に南アフリカで生まれ、「動くドローイング」と呼ばれるアニメーションで人気のアーティスト、ウィリアム・ケントリッジ。日本では2010年に東京国立近代美術館で個展「歩きながら歴史を考える」を開催。大変な評判となりました。


「ウィリアム・ケントリッジ展」@東京国立近代美術館 2010/1/2~2/14

そしてケントリッジはかねてより演出家、舞台美術家としても活動。これまでにオペラでは「ウリッセの帰還」や「魔笛」などを手がけました。

2010年3月にはメトロポリタン歌劇場でショスタコーヴィチの「鼻」を演出。これまた話題となり、本年10月に再演を果たしました。


METライブビューイング

その「鼻」がMETライブビューイングにて上映されます。

期間は11月16日(土)から11月22日(金)まで。上映場所は東京、大阪、愛知、福岡、宮城など全国の劇場映画館、全17館です。

「スケジュール&劇場」@METライブビューイング

公式ブログではゲネプロの他、先行プロモーション映像も公開中。そういえば東近美の展覧会でも「鼻」をテーマにした新作の展示がありました。

「ショスタコーヴィチ『鼻』視聴」*10/28先行映像追加

ちなみにMETライブビューイングとは、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場のオペラ公演を、公演日から数週間以内に国内の映画館で上映するというシステム。1公演当り3500円です。

METライブビューイング2013-14《鼻》先行映像


音響は5.1chのサラウンド。映像も映画館スクリーンを全面に用いた精彩な画像です。またカメラワークも多様。幕間では歌手や指揮者へのインタビューなども映されます。(当然ながら字幕も付きます。)

私も一度、このライブビューイングでヴェルディの「仮面舞踏会」を鑑賞したことがありましたが、さすがに迫力こそ生に及ばないものの、バックステージでのインタビューなど、通常の観劇では見ることの叶わない仕掛けもあって楽しめました。

期間は僅か一週間。銀座の東劇となんばのパークスシネマを除き、午前中のスタート。一日一回の上演。所要時間は2時間6分です。休憩はありません。

チケットは各映画館での取り扱いです。(映画館によって発売開始日が異なります。なお東劇では既にチケットが発売されていますが、16、17日の土日もまだ余裕があるようです。)詳細は各映画館のWEBサイトをご確認下さい。



METライブビューイング ショスタコーヴィチ「鼻」
上映期間:2013年11月16日(土)~11月22日(金)
指揮:パヴェル・スメルコフ
演出:ウィリアム・ケントリッジ
出演:パウロ・ジョット(コワリョフ)、アレキサンダー・ルイス(鼻)、アンドレイ・ポポフ(警察署長)
上映時間:2時間15分(休憩なし)
MET上演日:2013年10月26日
言語:ロシア語
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