2024年5月に見たい展覧会【犬派?猫派?/吉田初三郎/TRIO】

4月は諸事情により一ヶ月ほどブログの更新を休ませていただきました。いかがお過ごしでしょうか。



GWも後半に入って遠出をされている方も多いかもしれません。東京から日帰り圏内で楽しめる5つの美術館についてFIGARO.jpにまとめました。お出かけの参考にしてくださると嬉しいです。

「ゴールデンウィークは、アートに触れる休日を。」madameFIGARO_jp


それでは5月に気になる展覧会をリストアップしてみました。

展覧会

・『ライトアップ木島櫻谷—四季連作大屏風と沁みる「生写し」』 泉屋博古館東京(3/16~5/12)
・『没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる』 東京都写真美術館(3/16~5/12)
・『歌舞音曲鑑 北斎と楽しむ江戸の芸能』 すみだ北斎美術館(3/19~5/26)
・『月岡芳年 月百姿』 太田記念美術館(4/3~5/26)
・『古染付と中国工芸』 日本民藝館(3/30~6/2)
・『遠距離現在 Universal / Remote』 国立新美術館(3/6~6/3)
・『第8回横浜トリエンナーレ 野草:いま、ここで⽣きてる』 ヨコハマトリエンナーレ(3/15~6/9)
・『フランシス真悟 Exploring Color and Space─色と空間を冒険する』 茅ヶ崎市美術館(3/30~6/9)
・『青山悟 刺繍少年フォーエバー』 目黒区美術館(4/20~6/9)
・『サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品』 サントリー美術館(4/17~6/16)
・『茶の湯の美学 —利休・織部・遠州の茶道具』 三井記念美術館(4/18~6/16)
・『歸空庵コレクションによる 洋風画という風 ―近世絵画に根づいたエキゾチズム』 板橋区立美術館(5/3~6/16)
・『驚異の細密表現展—江戸・明治の工芸から現代アートまで』 横須賀美術館(4/20~6/23)
・『どうぶつ百景 江戸東京博物館コレクションより』 東京ステーションギャラリー(4/27~6/23)
・『カール・アンドレ 彫刻と詩、その間』 DIC川村記念美術館(3/9~6/30)
・『マツオヒロミ展 レトロモダンファンタジア』 弥生美術館(4/6~6/30)
・『吉田克朗展―ものに、風景に、世界に触れる』 神奈川県立近代美術館 葉山館(4/20~6/30)
・『民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある』 世田谷美術館(4/24~6/30)
・『ブランクーシ 本質を象る』 アーティゾン美術館(3/30~7/7)
・『翻訳できない わたしの言葉』 東京都現代美術館(4/18~7/7)
・『石岡瑛子 I デザイン』 茨城県近代美術館(4/27~7/7)
・『犬派?猫派? —俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで—』 山種美術館(5/12~7/7)
・『Beautiful Japan 吉田初三郎の世界』 府中市美術館(5/18~7/7)
・『三島喜美代—未来への記憶』 練馬区立美術館(5/19~7/7)
・『いざなぎ流のかみ・かたち —祈りを込めたヒトガタたち—』 横浜人形の家(4/20~7/21)
・『未来のかけら: 科学とデザインの実験室』 21_21 DESIGN SIGHT(3/29~8/12)
・『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』 東京国立近代美術館(5/21~8/25)
・『デ・キリコ展』 東京都美術館(4/27~8/29)
・『生誕120周年 サルバドール・ダリー天才の秘密ー』 諸橋近代美術館(4/20~9/1)
・『シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝』 森美術館(4/24~9/1)
・『伊藤潤二展 誘惑』 世田谷文学館(4/27~9/1)
・『カルダー:そよぐ、感じる、日本』 麻布台ヒルズギャラリー(5/30~9/6)

ギャラリー

・『アピチャッポン・ウィーラセタクン「Solarium」』 SCAI THE BATHHOUSE(3/16~5/25)
・『第17回 shiseido art egg  岩崎宏俊展』 資生堂ギャラリー(4/23~5/26)
・『久保寛子展「鉄骨のゴッデス」』 ポーラ ミュージアム アネックス(4/26~6/9)
・『Human Baltic われら バルトに生きて』 スパイラルガーデン(5/27〜6/9)
・『開発の再開発 vol. 5 奥村雄樹』 gallery αM(4/13~6/15)
・『GOMA ひかりの世界』 GYRE GALLERY(5/4~6/29)
・『フェイイ ウェン|パン カー 二人展』 シャネルネクサスホール(5/22~7/15)
・『MARK LECKEY』 エスパス ルイ・ヴィトン 東京(2/22~8/18)

まずは山種美術館です。『犬派?猫派? ―俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで―』が開かれます。



『犬派?猫派? ―俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで―』@山種美術館(5/12~7/7)

これは江戸時代から現代までの犬と猫を描いた作品に着目するもので、俵屋宗達、伊藤若冲、円山応挙、長沢芦雪、歌川国芳といった絵師から、明治以降の竹内栖鳳、川端龍子、藤田嗣治、速水御舟、さらには山口晃などの作品が公開されます。


いずれも初公開となる『洋犬・遊女図屛風』や菱田春草『柏ニ小鳥』などの作品にも注目が集まりそうです。

続いては大正から昭和にかけて名所案内を多く描いた画家の展覧会です。府中市美術館にて『Beautiful Japan 吉田初三郎の世界』が行われます。



『Beautiful Japan の世界』@府中市美術館(5/18~7/7)

京都に生まれ、関西美術院で学んだ吉田初三郎は、鉄道沿線の名所案内などの商業美術家としての地位を獲得すると、ポスターなどのグラフィックや絵画作品などを制作しました。


展示では10点以上の大型肉筆鳥瞰図をはじめ、ポスターや絵葉書、さらには絵画作品などが公開されます。現実の景観を重ね合わせた上で生み出される、現実には存在しない風景を描いたという吉田の画業を知るまたとない機会となりそうです。

日仏を代表する3都市の美術館のコレクションが集結します。東京国立近代美術館にて『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』が開かれます。



『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』@東京国立近代美術館(5/21~8/25)

これはパリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館の3館のコレクションより、20世紀初頭から現代までのモダンアートを紹介するもので、絵画、彫刻、版画、素描、写真、デザイン、映像など150点の作品が公開されます。


「モデルたちのパワー」や「空想の庭」、「現実と非現実のあわい」など、3館の作品にて34のトリオを組むというユニークな構成にも期待ができそうです。

4月は関東以外へ出向く機会が多く、逆に東京近辺の美術館にあまり行くことができませんでした。今月は見落としていた展覧会を中心に追っていくつもりです。

しばらく不定期での更新となります。それではどうぞよろしくお願いします。
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