「こどものにわ」 東京都現代美術館

東京都現代美術館江東区三好4-1-1
「こどものにわ」
7/24-10/3



東京都現代美術館で開催中の「こどものにわ」へ行ってきました。

主に夏休み中、そして人気のアリエッティ展と同時開催ということもあってか、会場内ではそれこそタイトルの通りに子どもたちが一番に楽しめるような工夫がこらされています。気軽にアプローチも出来る、主に双方向の大掛かりなインスタレーションが、MOTの広々とした空間で展開されていました。

なお今回は嬉しいことに写真の撮影が可能です。早速、展示順に挙げてみました。

大巻伸嗣


作家:大巻伸嗣
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。

冒頭、来場者を迎えるのは宙から浮く白い球体の花々でした。なおこの作品、表面にはもちろん花の模様が描かれていますが、何とその素材は修正液と水晶なのだそうです。これは驚きました。


作家:大巻伸嗣
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。


作家:大巻伸嗣
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。

続いては大巻の代表作とも言えるお花畑、「ECHOES - INFINITY」がホワイトキューブを彩ります。この作品は観客に踏まれることで時間の経過などを表していますが、如何せんかすれて崩れた形は枯れた花畑のようで馴染めませんでした。ここはもっと早く出かけるべきだったかもしれません。

出田郷


作家:出口郷
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。

光のスプライトがキラキラと瞬きます。スクリーンの中と外からその景色の変化を楽しみました。


作家:出口郷
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。

8000枚のミラーが埋め込まれたガラスの絨毯が壁面に光を振り撒きます。変わりゆく光の粒はまるで星屑のようでした。

サキサトム


作家:サキサトム
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。

サキサトムの映像「ガーデン」は乳幼児の視覚世界を再現しているそうです。その不思議な映像はかつて誰しもが見ていた景色なのかもしれません。

KOSUGE1-16


作家:KOSUGE1-16
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。


作家:KOSUGE1-16
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。

吹き抜けスペースではサッカーと自転車のゲーム形式の作品が展開されています。ここは主役の子どもたちに任せてその様子だけを見守りました。



この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。

企画そのものはとても趣向を凝らしていましたが、単純に一つの展示として捉えるとややボリュームに欠けたような気もしました。 またアリエッティ展とのお得なセット券が販売されていましたが、ここは思い切ってアリエッティ入場客には、無料で観覧してもらうなどの誘導策があっても良かったかもしれません。裾野を広げるために常設扱いとして、垣根を出来るだけ低くしてしまうのも手だとは思いました。

10月3日まで開催されています。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (せいな)
2010-08-18 00:56:51
こどもを連れて堂々と全部堪能してきました。
自転車は子供だけやりましたが
サッカーはやりましたよ!あれ案外重いです。

子連れからするとこのボリュームはすごく考えていると感じました。
これ以上増やすと未収園児にはちょと辛いだろうなってところで止めていてさすがって思いました。

 
 
 
Unknown (はろるど)
2010-08-18 01:15:10
@せいなさん

こんばんは。

>サッカー

何回か前の横トリで同じような作品を触った記憶があります。
仰る通り、結構体力を使ったような気がしました…。

>子連れからするとこのボリュームはすごく考えていると感じました。
これ以上増やすと未収園児にはちょと辛いだろうなってところで止めていてさすがって思いました。

なるほど!確かにそうした面は大いにありそうですね。
意外に硬派な映像もあって驚きましたが、
中身を変えての夏の恒例企画にするのも面白いかなとは思いました。
 
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