「MIROIRS(ミロワール) - Manga meets CHANEL」 シャネル・ネクサス・ホール

シャネル・ネクサス・ホール
「MIROIRS(ミロワール) - Manga meets CHANEL / Collaboration with 白井カイウ&出水ぽすか」
2021/4/28~6/6



フランスのファッションブランド「CHANEL」と、人気漫画「約束のネバーランド」を描いた白井カイウと出水ぽすかがコラボした展覧会が、銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて行われています。



それが「MIROIRS(ミロワール) - Manga meets CHANEL / Collaboration with 白井カイウ&出水ぽすか」で、「約束のネバーランド」の原作者である白井カイウと作画家の出水ぽすかが、シャネル創業者のガブリエル・シャネルの人生や哲学にインスパイアして描いた「miroirs(ミロワール)」の漫画世界を、会場内にて立体的に展開させていました。



フランス語で鏡の複数形を意味する「miroirs(ミロワール)」は3章構成で描かれていて、第1章では読書や空想の好きな少女を主人公に物語が紡がれていました。そこで少女は本を起点に空想の世界へと入り、ガブリエルの扮したハサミの魔女とともに新しいファッションを楽しむ様子が表されていて、シャネルの様々なイメージの断片がモチーフへと散りばめられていました。



そして2章ではオシャレを楽しむ女性、さらに3章では体にコンプレックスを抱く少年が主人公となったストーリーが続いていて、既存の価値観を転換させ、自由を勝ち取ろうとしたガブリエルの精神を表すようなメッセージを読み取ることができました。いずれも舞台は現代の東京でした。



「ガブリエルは、自分の着たいもの、したいこと、こう在りたいという姿を貫いて、人々を魅了し、世界の価値観の方を変えていきました。」 白井カイウ *会場内より



最初の鏡の間から3つの空間へ区切られた構成も魅惑的ではなかったでしょうか。また円窓や鍵穴の入口なども効果的に用いられていて、それぞれの章の手前から奥へ進んでいくほど、漫画の世界の中へと入り込んでいくような体験が得られました。



この他では1921年から2012年までの「シャネルN°5」のボトルや、1954年のリップステックをはじめ、1938年の「HARPER’S BAZAAR」に掲載されたガブリエルの好きなイラストなど、シャネルに関する資料も思いの外に充実していました。



「翼を持たずに生まれてきたとしても、自分の翼が育つのを妨げてはならない」 ガブリエル・シャネル *会場内より


イントロダクションとして「miroirs(ミロワール)」のあらすじも紹介されていましたが、3つの短編のうちの1話を週刊少年ジャンプのサイトにて試し読みすることもできます。


新型コロナウイルス感染症予防対策のため、オンラインでの予約制が導入されました。事前に専用サイトにて入場日時を指定する必要があります。1人1回につき4名分まで予約が可能です。



金曜日の夕方に出向きましたが、定員制ながらも場内はなかなか盛況でした。観覧には早めの予約をおすすめします。



撮影も可能、有難いことにお土産まで付いていました。出口にて頂戴することができます。



6月6日まで開催されています。

「MIROIRS(ミロワール) - Manga meets CHANEL / Collaboration with 白井カイウ&出水ぽすか」 シャネル・ネクサス・ホール
会期:2021年4月28日(水)~6月6日(日)
休廊:会期中無休。
料金:無料。
時間:11:00~20:00。 
 *最終入場は19:30まで。
 *5月22日(土)、23日(日)、24日(月)については10:00より開場
住所:中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
交通:東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線銀座駅A13出口より徒歩1分。東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅5番出口より徒歩1分。
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