新緑のDIC川村記念美術館

千葉の佐倉に位置するDIC川村記念美術館。アメリカ現代美術をはじめとするコレクションのみならず、隣接するDIC総合研究所とあわせた30ヘクタールにも及ぶ庭園も見どころの一つです。



「自然散策路」@DIC川村記念美術館
URL:http://kawamura-museum.dic.co.jp/nature/index.html

先日、「サイ・トゥオンブリーの写真」展の観覧の折に改めて散歩してきました。

GW期間中はつつじ山が特別公開中です。通常は非公開ですが、ツツジの開花にあわせ、5月5日までの土・日・祝日のみ限定で公開されています。



ちょうど美術館の建物から池を挟んで反対側の場所です。DIC総合研究所の敷地内にあります。



実のところ見頃はかなり過ぎています。花を落としているものも多数。係りの方に伺えば先週の土日が満開だったそうです。



とはいえ、部分部分にはまだ鮮やかなお花が見られました。研究所の縁を沿うようにぐるりと半周。なかなか壮観でもあります。

一方で今、最も見頃を迎えている花があります。それが藤です。



立派な房を垂らして咲き誇る藤の花。棚の下にはベンチもあり、ゆっくり座っては愛でることも出来ます。



さらに広場の方へと歩いてみました。中央に立つのはヘンリー・ムーアの「ブロンズの形態」です。



周囲にはソメイヨシノとヤエザクラ。完全に葉桜と化していますが、近寄って見るとヤエザクラの花びらが地面に残っていることが分かりました。



庭園ではGW限定でピザや弁当、カフェなどの店も出店中。コーヒーを片手にピクニック気分も味わえます。



今度は最奥部の睡蓮の池へ。花を楽しめるのはもう少し先でしょうか。ともかく眩いばかりの新緑が目に飛び込んできます。



桜、ツツジに次いで有名なのがアジサイです。こちらの見頃は6月頃。一度、咲いている時に行ったことがありますが、それは大変に見事でした。



自然散策路を合わせて一時間弱の新緑散策。これほど自然を楽しめる美術館は東京郊外広しとはいえども、なかなかありません。



四季の花々の開花状況については同館のツイッターアカウント(@kawamura_dic)がこまめに情報を発信しています。そちらもご参考ください。

庭園へは200円の入園料がかかりますが、美術館を利用する際は無料です。



「サイ・トゥオンブリーの写真」展も興味深く見ることが出来ました。また別エントリーに感想をまとめたいと思います。

「サイ・トゥオンブリーの写真ー変奏のリリシズム」 DIC川村記念美術館@kawamura_dic
会期:4月23日(土)-8月28日(日)
休館:月曜日。但し7月18日は開館。7月19日(火)は休館。
時間:9:30~17:00(入館は16時半まで)
料金:一般1200(1000)円、学生・65歳以上1000(800)円、小・中・高生600(500)円。
 *( )内は20名以上の団体料金。
 *コレクション展も観覧可。
 *5月5日(木)はこどもの日につき高校生以下入館無料。
 *5月18日(水)は国際博物館の日につき入館無料。
住所:千葉県佐倉市坂戸631
交通:京成線京成佐倉駅、JR線佐倉駅下車。それぞれ南口より無料送迎バスにて30分と20分。東京駅八重洲北口より高速バス「マイタウン・ダイレクトバス佐倉ICルート」にて約1時間。(一日一往復)
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