都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
山種美術館の「おうちで日本画」でチャレンジする塗り絵
新型コロナウイルス感染防止のため臨時休館中の山種美術館が、コレクションを活かしたコンテンツを自宅で楽しめる「おうちで日本画」を公開しています。

「おうちで日本画」
http://www.yamatane-museum.jp/nihongaathome.html
まず始まったのは、休業中のミュージアムショップに代わる図録の通信販売サービスで、臨時休館中に限り、購入代金が2000円以上の場合は送料が無料(美術館が負担)となります。購入に際しては、下記リンク先に記載されたアドレスへ申し込みする必要がありますが、そもそも同館の図録は書店で扱われないため、便利ではないでしょうか。
「図録の通信販売のご案内」
http://www.yamatane-museum.jp/upload/museumathome-shop20200512.pdf
続くのは、オンライン会議の背景にも使用可能な画像の配信で、サイトから速水御舟の「名樹散椿」、川端龍子「鳴門」、川合玉堂「山雨一過」、鈴木其一「四季花鳥図」の4作品(一部は部分)の図版をダウンロードすることが出来ました。これが想像以上に高精細で、例えば玉堂の「山雨一過」では、馬のたてがみの靡く様子や草木を象る筆遣いまでを細かに見られました。

「オンライン会議用背景」
http://www.yamatane-museum.jp/wallpaper.html
そしてメインのコンテンツが「気軽にアート体験。塗り絵を配信!」で、大阪や京都で活動した日本画家、田能村直入の「百花」(部分)を塗り絵が配信されました。また本画の精細な図版も合わせて閲覧可能なため、見比べては色を付けるのも楽しいかもしれません。なお完成した塗り絵を「#おうちで日本画」や「#山種美術館」のタグをつけてSNSに投稿すると、同館のInstagramやTwitter、それにFacebookなどで紹介されることもあるそうです。

「塗り絵」
http://www.yamatane-museum.jp/paint.html
さらに塗り絵では、アートツアーの運営や美術館での講演でも幅広く活動されるアート・テラーのとに〜(@artteller)さんが、特大サイズの「百花」の塗り絵に挑戦するイベントを、5月23日(土)と24日(日)に同館のInstagramにて生配信します。*公式ブログ:アート・テラー とに~の【ここにしかない美術室】 https://ameblo.jp/artony/
「山種美術館×アートテラー・とに~ おうちで巨大塗り絵チャレンジ」
山種美術館公式アカウント:https://www.instagram.com/yamatane_museum/
〈配信タイムスケジュール〉
5月23日(土) ①17:00 ②20:00 ③深夜(2回目の配信時に告知)
5月24日(日) ④早朝(3回目の配信時に告知) ⑤9:00 ⑥12:30 ⑦17:00
24時間での完成を目指すとのことですが、機知に富んだとに〜さんだけに、誰もが思いも付かないような塗り絵が出来上がるかもしれません。なお配信に際しては、同館の山﨑館長や学芸員の方が登場する回もあるそうです。どのようなお話が飛び出すのでしょうか。
この他、同館のtwitter、facebook、instagramでは、毎日お昼12時と夕方17時にコレクションを紹介する企画も進行中です。実際の作品を鑑賞することが叶わないだけに、こちらも要チェックと言えるかもしれません。
現在、山種美術館は「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」を一時休止し、5月16日より開催予定だった「竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス」の開幕を延期しています。

三番町時代から続く恒例企画の「さくら」展は、私も毎回楽しみにしているだけあり、今回も会期早々、臨時休館する前に見て来ました。桜の花びらがシャワーのように降り注いでは華やぐ土牛の「醍醐」や、まるで涙を落とすようにはかなく花を散らした御舟の「春の宵」などの名品に、いつもながら強く心惹かれたことを覚えています。

またカフェでは「醍醐」に因んだオリジナル和菓子の「ひとひら」も美味しく頂戴しました。
「桜 さくら SAKURA 2020」に関しては、今後の状況により、会期を延長して再開する場合があるそうです。次回展の「竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス」も楽しみですが、今しばらくはステイホームで塗り絵にチャレンジするのも良いかもしれません。
「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」 山種美術館(@yamatanemuseum)
会期:2020年3月14日(土)~5月10日(日) *展示休止。臨時休館中。(会期延長の場合もあり)
休館:月曜日。但し5/4(月)、5(火)、6(水)は開館、5/7(木)は休館。
時間:10:00~17:00 *入館は16時半まで。
料金:一般1300(1100)円、大・高生1000(900)円、中学生以下無料。
*( )内は20名以上の団体料金。
*きもの割引:きもので来館すると団体割引料金を適用。
*リピーター割:使用済み有料入場券を提示すると団体割引料金を適用。
住所:渋谷区広尾3-12-36
交通:JR恵比寿駅西口・東京メトロ日比谷線恵比寿駅2番出口より徒歩約10分。恵比寿駅前より都バス学06番「日赤医療センター前」行きに乗車、「広尾高校前」下車。渋谷駅東口より都バス学03番「日赤医療センター前」行きに乗車、「東4丁目」下車、徒歩2分。

「おうちで日本画」
http://www.yamatane-museum.jp/nihongaathome.html
まず始まったのは、休業中のミュージアムショップに代わる図録の通信販売サービスで、臨時休館中に限り、購入代金が2000円以上の場合は送料が無料(美術館が負担)となります。購入に際しては、下記リンク先に記載されたアドレスへ申し込みする必要がありますが、そもそも同館の図録は書店で扱われないため、便利ではないでしょうか。
「図録の通信販売のご案内」
http://www.yamatane-museum.jp/upload/museumathome-shop20200512.pdf
続くのは、オンライン会議の背景にも使用可能な画像の配信で、サイトから速水御舟の「名樹散椿」、川端龍子「鳴門」、川合玉堂「山雨一過」、鈴木其一「四季花鳥図」の4作品(一部は部分)の図版をダウンロードすることが出来ました。これが想像以上に高精細で、例えば玉堂の「山雨一過」では、馬のたてがみの靡く様子や草木を象る筆遣いまでを細かに見られました。

「オンライン会議用背景」
http://www.yamatane-museum.jp/wallpaper.html
そしてメインのコンテンツが「気軽にアート体験。塗り絵を配信!」で、大阪や京都で活動した日本画家、田能村直入の「百花」(部分)を塗り絵が配信されました。また本画の精細な図版も合わせて閲覧可能なため、見比べては色を付けるのも楽しいかもしれません。なお完成した塗り絵を「#おうちで日本画」や「#山種美術館」のタグをつけてSNSに投稿すると、同館のInstagramやTwitter、それにFacebookなどで紹介されることもあるそうです。

「塗り絵」
http://www.yamatane-museum.jp/paint.html
さらに塗り絵では、アートツアーの運営や美術館での講演でも幅広く活動されるアート・テラーのとに〜(@artteller)さんが、特大サイズの「百花」の塗り絵に挑戦するイベントを、5月23日(土)と24日(日)に同館のInstagramにて生配信します。*公式ブログ:アート・テラー とに~の【ここにしかない美術室】 https://ameblo.jp/artony/
「山種美術館×アートテラー・とに~ おうちで巨大塗り絵チャレンジ」
山種美術館公式アカウント:https://www.instagram.com/yamatane_museum/
〈配信タイムスケジュール〉
5月23日(土) ①17:00 ②20:00 ③深夜(2回目の配信時に告知)
5月24日(日) ④早朝(3回目の配信時に告知) ⑤9:00 ⑥12:30 ⑦17:00
24時間での完成を目指すとのことですが、機知に富んだとに〜さんだけに、誰もが思いも付かないような塗り絵が出来上がるかもしれません。なお配信に際しては、同館の山﨑館長や学芸員の方が登場する回もあるそうです。どのようなお話が飛び出すのでしょうか。
初夏の訪れを告げる花菖蒲。#小林古径《菖蒲》(#山種美術館)には、画家愛蔵の古伊万里の壺に、色とりどりの花菖蒲が活けられています。古径の最後の院展出品作です。(山崎)#自宅でミュージアム #エア美術館 #おうち時間で学ぼう #StayHome #おうちで日本画 #おうちでお花見 pic.twitter.com/Ke7I2t4U4f
— 山種美術館 (@yamatanemuseum) May 21, 2020
この他、同館のtwitter、facebook、instagramでは、毎日お昼12時と夕方17時にコレクションを紹介する企画も進行中です。実際の作品を鑑賞することが叶わないだけに、こちらも要チェックと言えるかもしれません。
現在、山種美術館は「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」を一時休止し、5月16日より開催予定だった「竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス」の開幕を延期しています。

三番町時代から続く恒例企画の「さくら」展は、私も毎回楽しみにしているだけあり、今回も会期早々、臨時休館する前に見て来ました。桜の花びらがシャワーのように降り注いでは華やぐ土牛の「醍醐」や、まるで涙を落とすようにはかなく花を散らした御舟の「春の宵」などの名品に、いつもながら強く心惹かれたことを覚えています。

またカフェでは「醍醐」に因んだオリジナル和菓子の「ひとひら」も美味しく頂戴しました。
「桜 さくら SAKURA 2020」に関しては、今後の状況により、会期を延長して再開する場合があるそうです。次回展の「竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス」も楽しみですが、今しばらくはステイホームで塗り絵にチャレンジするのも良いかもしれません。
「桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!」 山種美術館(@yamatanemuseum)
会期:2020年3月14日(土)~5月10日(日) *展示休止。臨時休館中。(会期延長の場合もあり)
休館:月曜日。但し5/4(月)、5(火)、6(水)は開館、5/7(木)は休館。
時間:10:00~17:00 *入館は16時半まで。
料金:一般1300(1100)円、大・高生1000(900)円、中学生以下無料。
*( )内は20名以上の団体料金。
*きもの割引:きもので来館すると団体割引料金を適用。
*リピーター割:使用済み有料入場券を提示すると団体割引料金を適用。
住所:渋谷区広尾3-12-36
交通:JR恵比寿駅西口・東京メトロ日比谷線恵比寿駅2番出口より徒歩約10分。恵比寿駅前より都バス学06番「日赤医療センター前」行きに乗車、「広尾高校前」下車。渋谷駅東口より都バス学03番「日赤医療センター前」行きに乗車、「東4丁目」下車、徒歩2分。
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