都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「北川宏人展ーWOMENー」 日本橋高島屋美術画廊X
日本橋高島屋美術画廊X
「北川宏人展ーWOMENー」
9/19〜10/8
日本橋高島屋美術画廊Xで開催中の「北川宏人展ーWOMENー」を見てきました。
1967年に滋賀県で生まれた北川宏人は、金沢美術工芸大学で彫刻を学んだのち、8年間イタリアへ渡っては、テラコッタによる立体技法を学びました。
実に高島屋としては10年以上ぶりの個展です。(前回は2007年。新宿高島屋にて開催。)現代の若い世代の女性をモチーフとした、大小に様々な人物彫刻が展示されていました。
ともかくまず印象的なのは、いずれの女性も直立不動で、なおかつ大変に細身であることでした。そして短い髪を垂らしながら、ワンピースや水着をつけていて、身体のラインが浮き上がっていました。
さらに皆、前を見据えていて、大きな瞳を見開いては、穏やかに口を閉じていました。中には虚ろな表情をしている女性もいましたが、逆に上から見下ろすように強い視線を向ける女性もいて、一様に捉えることは出来ませんでした。そうした各人に微妙に異なった表情を見比べるのも、興味深いかもしれません。
北川は元来、テラコッタに彩色を施す技法で作品を制作していましたが、2013年頃から釉薬をかけて焼成するスタイルに移行しました。また以前は低温で焼成を行っていたものの、近年はより高温を利用するようになったそうです。
テラコッタ特有のざらりとした感触と、釉薬による光沢感が巧みに混じり合った、独特の質感表現も魅力的ではないでしょうか。確かに彫刻でありつつも、陶芸的な味わいが感じられました。
撮影が可能です。10月8日まで開催されています。
*写真はいずれも「北川宏人展ーWOMENー」(日本橋高島屋美術画廊X)より。東京展終了後、高島屋横浜店美術画廊(10月24日〜30日)へと巡回。
「北川宏人展ーWOMENー」 日本橋高島屋美術画廊X
会期:9月19日(水)〜10月8日(月)
休館:会期中無休。
時間:10:30~19:30
料金:無料。
住所:中央区日本橋2-4-1 日本橋高島屋本館6階
交通:東京メトロ銀座線・東西線日本橋駅B1出口直結。都営浅草線日本橋駅から徒歩5分。JR東京駅八重洲北口から徒歩5分。
「北川宏人展ーWOMENー」
9/19〜10/8
日本橋高島屋美術画廊Xで開催中の「北川宏人展ーWOMENー」を見てきました。
1967年に滋賀県で生まれた北川宏人は、金沢美術工芸大学で彫刻を学んだのち、8年間イタリアへ渡っては、テラコッタによる立体技法を学びました。
実に高島屋としては10年以上ぶりの個展です。(前回は2007年。新宿高島屋にて開催。)現代の若い世代の女性をモチーフとした、大小に様々な人物彫刻が展示されていました。
ともかくまず印象的なのは、いずれの女性も直立不動で、なおかつ大変に細身であることでした。そして短い髪を垂らしながら、ワンピースや水着をつけていて、身体のラインが浮き上がっていました。
さらに皆、前を見据えていて、大きな瞳を見開いては、穏やかに口を閉じていました。中には虚ろな表情をしている女性もいましたが、逆に上から見下ろすように強い視線を向ける女性もいて、一様に捉えることは出来ませんでした。そうした各人に微妙に異なった表情を見比べるのも、興味深いかもしれません。
北川は元来、テラコッタに彩色を施す技法で作品を制作していましたが、2013年頃から釉薬をかけて焼成するスタイルに移行しました。また以前は低温で焼成を行っていたものの、近年はより高温を利用するようになったそうです。
テラコッタ特有のざらりとした感触と、釉薬による光沢感が巧みに混じり合った、独特の質感表現も魅力的ではないでしょうか。確かに彫刻でありつつも、陶芸的な味わいが感じられました。
撮影が可能です。10月8日まで開催されています。
*写真はいずれも「北川宏人展ーWOMENー」(日本橋高島屋美術画廊X)より。東京展終了後、高島屋横浜店美術画廊(10月24日〜30日)へと巡回。
「北川宏人展ーWOMENー」 日本橋高島屋美術画廊X
会期:9月19日(水)〜10月8日(月)
休館:会期中無休。
時間:10:30~19:30
料金:無料。
住所:中央区日本橋2-4-1 日本橋高島屋本館6階
交通:東京メトロ銀座線・東西線日本橋駅B1出口直結。都営浅草線日本橋駅から徒歩5分。JR東京駅八重洲北口から徒歩5分。
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