都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「桑島秀樹 - Vertical/Horizontal - 」 ラディウム
ラディウム-レントゲンヴェルケ(中央区日本橋馬喰町2-5-17)
「桑島秀樹 - Vertical/Horizontal - 」
5/2-31

クリスタルガラスによるきらびやかな鏡面曼陀羅の世界は圧倒的です。ラディウムで開催中の桑島秀樹の新作個展へ行ってきました。
このイメージを作る桑島の制作方法については画廊HPを参照していただきたいのですが、その緻密な過程云々はもとより、結果生まれた、カオスでありながらも秩序だったガラスの花園の凄みは他に比べるものがありません。グラスやデカンタなどの無数のガラスは、錯綜するレイヤーの中にて光と影に還元され、それらの繋がりが全く異なった別個のイメージを次々と呼び覚ましてきます。一例が曼陀羅です。ガラスの眩い輝きは互いに共鳴し合い、あたかも後光のようにして神々しく放たれていました。また細部と全体が均一に調和しているのも、事物の存在感を著しく高めています。林立するガラスの中へ目をやった瞬間、その無限回廊の空間にて永遠に彷徨うことを余儀なくされるかのような、恐るべき深みをたたえた美の神殿が出現するわけです。
今月末までの開催です。これはおすすめします。
「桑島秀樹 - Vertical/Horizontal - 」
5/2-31

クリスタルガラスによるきらびやかな鏡面曼陀羅の世界は圧倒的です。ラディウムで開催中の桑島秀樹の新作個展へ行ってきました。
このイメージを作る桑島の制作方法については画廊HPを参照していただきたいのですが、その緻密な過程云々はもとより、結果生まれた、カオスでありながらも秩序だったガラスの花園の凄みは他に比べるものがありません。グラスやデカンタなどの無数のガラスは、錯綜するレイヤーの中にて光と影に還元され、それらの繋がりが全く異なった別個のイメージを次々と呼び覚ましてきます。一例が曼陀羅です。ガラスの眩い輝きは互いに共鳴し合い、あたかも後光のようにして神々しく放たれていました。また細部と全体が均一に調和しているのも、事物の存在感を著しく高めています。林立するガラスの中へ目をやった瞬間、その無限回廊の空間にて永遠に彷徨うことを余儀なくされるかのような、恐るべき深みをたたえた美の神殿が出現するわけです。
今月末までの開催です。これはおすすめします。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
SEARCH
CATEGORY
展覧会(2243) |
内覧会(215) |
ギャラリー(1024) |
美術一般(359) |
美術作品(82) |
記者発表会(15) |
寄稿・更新情報(63) |
レクチャー@展覧会(33) |
WEBで見る展覧会(26) |
カフェ@美術館(11) |
行楽・旅行(99) |
コンサート(120) |
クラシック音楽(120) |
映画(16) |
書籍・書店(54) |
演劇(2) |
お知らせ/その他(63) |
予定と振りかえり(297) |
ブログリンク(1) |
このブログについて(1) |
RECENT ENTRY
RECENT COMMENT
nerotch9055/『キース・ヘリング展 アートをストリートへ』 森アーツセンターギャラリー |
nerotch9055/『山本基 時に宿る – Staying in Time–』 YUKIKOMIZUTANI |
genkidase/画家、佐伯祐三の回顧展が東京ステーションギャラリーにて開かれています |
nonnonnowaqwaq/画家、佐伯祐三の回顧展が東京ステーションギャラリーにて開かれています |
nerotch9055/『江口寿史イラストレーション展 彼女』 千葉県立美術館 |
さなえ/青森の美術館をめぐる旅:十和田・青森・弘前 Vol.2青森県立美術館・国際芸術センター青森 |
nerotch9055/絵本作家、かこさとしの展覧会がBunkamura ザ・ミュージアムにて開催されています |
うりぼん/『彫刻刀が刻む戦後日本―2つの民衆版画運動』 町田市立国際版画美術館 |
aoikitakaze4390031/ウィークリーブック『隔週刊 古寺行こう』 小学館 |
onscreen/2022年上半期に見たい展覧会5選 |
BOOKMARK
artscape |
artgene |
art-it |
Internet Museum |
Kalonsnet |
Pen-Online |
Tokyo Art Beat |
アートアジェンダ |
イロハニアート |
東京アートカレンダー |
国立美術館 |
文化遺産オンライン |
CLASSICA |
ぶらあぼ |
ブログリンク集 |
楽活 |