都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
都電・都バス・都営地下鉄一日乗車券の美術館割引
以前のエントリにて、東京メトロの一日乗車券の特典(美術館の割引入場。)をご紹介したことがありますが、都電・都バス・都営地下鉄の一日乗車券(700円)でも割引となる施設がありました。前と同じように、パンフレットから抜き出してみることにします。
松下電工汐留ミュージアム(大江戸線汐留駅) 入場料100円引き
三井記念美術館(浅草線日本橋駅) 入場料100円引き
森美術館(大江戸線六本木駅) 入場料200円引き
江戸東京博物館(大江戸線両国駅) 常設展2割引き/特別展100円引き
一日乗車券は、都営地下鉄だけでなく都バスも対象です。と言うことで、優待施設も、都内を網羅する都バス沿線などに多く点在するのかと期待しましたが、実際には4カ所だけでした。都営線の沿線で、なおかつ都の施設でもある東京都現代美術館や、真ん前を都バスが通る庭園美術館も対象外です。ただ、この企画そのものが、ついこの間始まったばかりだそうです。まずは、より一層の特典拡充をお願いしたいと思いました。

当然ながら4カ所のみの割引なので、メトロの一日乗車券と比べるとかなり見劣りします。ただ、あえてメリットを挙げれば、江戸東京博物館の割引は都営だけです。その他、都立8庭園(浜離宮、向島百花園など。)の入場割引や、メトロと同じような、コレドや丸ビルなどの商業施設の特典も付いていました。ちなみに都交通局のウェブサイトには、これらの特典の情報が掲載されていません。詳しくは各駅にて配布中の「いっとく」(上に画像をアップしました。)をご覧下さい。
*関連エントリ
東京メトロ一日乗車券で美術館巡り
松下電工汐留ミュージアム(大江戸線汐留駅) 入場料100円引き
三井記念美術館(浅草線日本橋駅) 入場料100円引き
森美術館(大江戸線六本木駅) 入場料200円引き
江戸東京博物館(大江戸線両国駅) 常設展2割引き/特別展100円引き
一日乗車券は、都営地下鉄だけでなく都バスも対象です。と言うことで、優待施設も、都内を網羅する都バス沿線などに多く点在するのかと期待しましたが、実際には4カ所だけでした。都営線の沿線で、なおかつ都の施設でもある東京都現代美術館や、真ん前を都バスが通る庭園美術館も対象外です。ただ、この企画そのものが、ついこの間始まったばかりだそうです。まずは、より一層の特典拡充をお願いしたいと思いました。

当然ながら4カ所のみの割引なので、メトロの一日乗車券と比べるとかなり見劣りします。ただ、あえてメリットを挙げれば、江戸東京博物館の割引は都営だけです。その他、都立8庭園(浜離宮、向島百花園など。)の入場割引や、メトロと同じような、コレドや丸ビルなどの商業施設の特典も付いていました。ちなみに都交通局のウェブサイトには、これらの特典の情報が掲載されていません。詳しくは各駅にて配布中の「いっとく」(上に画像をアップしました。)をご覧下さい。
*関連エントリ
東京メトロ一日乗車券で美術館巡り
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「エルネスト・ネト」展 ギャラリー小柳+小山登美夫ギャラリー 8/12
ギャラリー小柳(中央区銀座1-7-5 小柳ビル8階)
小山登美夫ギャラリー(江東区清澄1-3-2 7階)
「エルネスト・ネト」展
8/1-31(小山登美夫ギャラリーは26日まで)
ポリウレタン繊維の布を用いたインスタレーションを手がけるブラジル人アーティスト、エルネスト・ネトの個展です。銀座一丁目のギャラリー小柳と、清澄にある小山登美夫ギャラリーの両方で開催されています。

ギャラリー小柳では、まるで天幕のような布状の立体作品が待ち構えています。もちろんその中へと入ることも可能です。少し狭い入口から奥へと進むと、意外なほど広い空間が待ち構えている。そして床にはフカフカのクッション。その上で無造作に転がっているのは人形でしょうか。どれも中に小さなビーズが入っています。握ってみるとどれも弾力感があって、なかなか手触りが良い。天幕全体を含めて、思わず頬ずりしたくなるような質感があるのも興味深いと思いました。
天幕の中では、まるで重しのようなオブジェがいくつもぶら下がっています。空間全体を鍾乳洞と見立てれば、ちょうどこれは上から垂れ下がる石筍です。また、オブジェの中には強く香るものがありました。ハーブでも入っているのでしょうか。ピンク色をした薄い半透明の布地から差し込んでくる淡い光。胎児が母親の体内で守られているイメージがわいてきます。中にいるのが心地良いインスタレーションです。
小山登美夫ギャラリーでは、布製のオブジェが、まるでアメーバのように四方八方へ伸びながら吊り下がっています。生き物の触覚のような生々しさ。布が皮膚となり、全体が大きな未知の生命体にも見えてくる。実に奇妙な格好をしています。
ギャラリー小柳では8月いっぱいまで、また小山登美夫ギャラリーでは今月26日まで開催されています。どちらか一方をと問われれば、小柳の方をおすすめしたいです。
小山登美夫ギャラリー(江東区清澄1-3-2 7階)
「エルネスト・ネト」展
8/1-31(小山登美夫ギャラリーは26日まで)
ポリウレタン繊維の布を用いたインスタレーションを手がけるブラジル人アーティスト、エルネスト・ネトの個展です。銀座一丁目のギャラリー小柳と、清澄にある小山登美夫ギャラリーの両方で開催されています。

ギャラリー小柳では、まるで天幕のような布状の立体作品が待ち構えています。もちろんその中へと入ることも可能です。少し狭い入口から奥へと進むと、意外なほど広い空間が待ち構えている。そして床にはフカフカのクッション。その上で無造作に転がっているのは人形でしょうか。どれも中に小さなビーズが入っています。握ってみるとどれも弾力感があって、なかなか手触りが良い。天幕全体を含めて、思わず頬ずりしたくなるような質感があるのも興味深いと思いました。
天幕の中では、まるで重しのようなオブジェがいくつもぶら下がっています。空間全体を鍾乳洞と見立てれば、ちょうどこれは上から垂れ下がる石筍です。また、オブジェの中には強く香るものがありました。ハーブでも入っているのでしょうか。ピンク色をした薄い半透明の布地から差し込んでくる淡い光。胎児が母親の体内で守られているイメージがわいてきます。中にいるのが心地良いインスタレーションです。
小山登美夫ギャラリーでは、布製のオブジェが、まるでアメーバのように四方八方へ伸びながら吊り下がっています。生き物の触覚のような生々しさ。布が皮膚となり、全体が大きな未知の生命体にも見えてくる。実に奇妙な格好をしています。
ギャラリー小柳では8月いっぱいまで、また小山登美夫ギャラリーでは今月26日まで開催されています。どちらか一方をと問われれば、小柳の方をおすすめしたいです。
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