老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

木立もぶらんこも雨の中

2016-06-05 10:44:07 | 俳句

  スモークツリー

とうとう、梅雨入りをした。
昨夜、野良犬に餌をやりに行った。
雨が降っていた。
大きな、柿の木の根方に、餌がなるべく濡れないように器を置いて帰った。
朝、器を取りに行くと、器に水が溜まっている時がある。
それでも、綺麗に餌は食べているから安心はする。
梅雨になれば、どこで夜を過ごしているのか気になる。

         
          柏葉あぢさゐ

今朝は梅雨寒。
肌寒く、重ね着をする。

干し葡萄をいっぱい入れて、ホットケーキを焼いた。
朝食はこれで済ました。
牛乳を温めて、メープルシロップをたっぷりかけてこれでお終い。
何と、粗食なこと。
夫は別メニュー。

お腹を空かしている犬の方が気になる。

     

 しりとり俳句から

   🍰   隠れ沼に日矢の射しある木下闇

   🍰   祭笛居酒屋に忘れ物コーナー

   🍰   汗拭いて隠しおおせる横恋慕

   🍰   はるばると白夜の駅に降り立ちぬ

   🍰   がんじがらめコップの中の水中花

   🍰   麦茶入れ薬缶の並ぶテントかな

   🍰   電子辞書で聞く鳥の声梅雨に入る

   🍰   薔薇散りて常に戻れる生活かな

   🍰   鬼虎魚嫌な上司のあだ名かな

しりとり俳句から生まれた句。しりとり俳句をやっていなければ、思い出さない景ばかり。
走馬灯のように、景が甦って、どうにか一句に。

紫陽花もスモークツリーも雨の中か。
雨は好きだ。ほんとうは。

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