CSI科学捜査班は、犯罪現場のわずかな手がかりから科学的分析をして真実を見極めると言うもの。ラスベガスを拠点に始まったシリーズは人気を博し、その後マイアミ編、NY編と拡大。
ただマイアミ編はすでに終了、NY編も現在放映中のシーズンで終了。唯一オリジナルのラスベガスは残ってるけど、長寿番組の悲しさはやはりどうしても話のマンネリ化と主要キャラクターが年取ってくること。
今回はNYに絞って書きます。
このチーフはマック・テイラー(ゲイリー・シニーズと言う、ちょっと眉毛の吊り上がりが特徴の俳優さんでもありプロデューサーでもあり)。これがもう正義のためには上役には噛みつくは、美人の医者の恋人はいるは(その後別れた。ちなみに奥さんは9・11テロで死亡)、ありとあらゆる情報に精通し、(化学分析してそれ何?っていう細かな物質の名前もそれが存在する場所も、文学、音楽にも精通していると言う)、はっきり言って出来過ぎキャラ。ここまで何でもできると逆に鼻につきますよね。
その彼が前シーズンで強盗に背中を撃たれたため、簡単な単語が思い出せないと言う障害を抱えながら仕事をすると言う形でファイナルシーズンは始まり、もう終わりが見えてて、はっきり言って面白くない~
そもそも元FBIと言うエリート、ジョー・ダンビルと言うマックに匹敵するスーパーウーマンが入ってきてから話がおかしくなってるような・・出来過ぎマックに対抗できるメンバーとして強力な人を入れたはいいが、当然主人公より目立ちすぎるのはいけないので、なんか中途半端な立場でもったいなくなってるし。(はっきり言って彼女のキャラは主役用)
リンジーとダニーが結婚して子供ができたのはいいとして、なんでかダニーが転職してみたり(しかもあっさりCSIに戻ったと言う安易すぎる展開)、ハンサムすぎるドン・フラックには素行不良の妹が出現したりしてがんばっていたけど、最近はもうメンバーの中でも隅っこに移動中・・
要は長く続けばメンバーの重要性は変わってくるけど、NYの場合、どうもバランスが崩れてるんだな。はっきり言ってメンバー全員に昔の元気さとか積極性がない。話もなんだかしんみりノスタルジックになってるし。ゲイリー(マック)くん、自分の気持ちに酔いすぎてない?
「ターミネーター」のエドワード・ファーロングが悪役で出たころはまだ面白かったな~
NYのいいところは、最新の流行に沿った事件があったりして(ヴァーチャルゲームの世界に絡む事件とか、電車とかバスで違法なパーティがあるとか)「ああ、NYってこんなことが流行ってるんだなあ」と教えてくれるところだったのにね。
現在WOWOWで放映中。