駅の中を歩いていると、前方から来た女性二人のうちの一人が私に向かって「キモイ」という言葉を発した。
マスクをしているからキモイと言われたのかと思っていたら、トイレの鏡に映った自分の姿を見て理由がわかった。
コートの下のパンツが黒く汚れている。
会社で汚れを落とせるだけ落としてきたけれど、パンツについたグリスの黒い油をみて
キモイと言われたことに気付いた。
でも何故か怒ったり・悲しいとは思わなかった。
工場で働いていたら、洋服がグリースやすすで汚れる。
洗濯しても落ちないのが当たり前の世界で働いている。
世界中の人達が生活するために、必要な物を作るために働いている。
今までそんなことを考えたことはなかったけれど、心の中では自分の仕事に誇りを持っているのかもしれない。
それと今まで生きてきて、「キモイ」と言われても動じなくなるだけの、経験をしてきたからそこまで気にならなかったのかもしれない。
で、何がいいたかったのかというと・・・
クルーズ船で仕事をしたDMATの人達や家族に対して、「ばい菌」扱いしている人たちがいると書いてあったことについて。
日本中に新型コロナウィルスを広がるのを、感染する危険をおかしてまで仕事をした人達。
表彰ものの仕事をした人達。嫌がらせを受けても自分の仕事に誇りを持って。
政府は、クルーズ船で働いた厚生労働省の職員に対して、検査をさせないで職場復帰させてしまった。
国会議員も感染します。
その時に、国民はマスクがなくて困っているのに、議員だけがマスクをしていたらどう思うのだろうか。
感染拡大を防ぐために、中国にできて日本では出来ないこと。
日本では、一つの都市ごと封鎖することはできないだろう。