孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

バンクーバーの同胞殺人事件の経過如何?

2017年02月12日 | 英語関連
留学生、古川さんの遺体が見つかったのは、昨年の9月というから、もう一般の日本人は事件のことなど忘却のかなたであろう。

  行方不明は、昨年9月8日の事だった

穿った見方をすれば、こういう情報の出し方はカナダ政府の巧妙な策略によるものなのかもしれない。何せ、日本人の語学留学希望者にとっては、バンクーバーといえば治安がいい街ということで定評があったらしいからだ。

むやみに事件報道をセンセーショナルにして、街の評判を下げるより、小出しにして事件を小さく扱う方が得策だと考えても不思議ではない。アジアの小娘一人が殺されたくらいで評判を下げるようなことを避けたい、と考えるのは白人ならごく普通の思考だろう。

  容疑者:ウィリアム・シュナイダー



共同通信が小さな扱いで報じていた。以下、抜粋:


 『カナダ西部バンクーバーに留学中だった古川夏好(こがわ・なつみ)さん=当時(30)、青森県出身=が昨年9月、遺体で見つかった事件で、地元警察は10日、遺体を適切に扱わなかった疑いで逮捕、訴追していたウィリアム・シュナイダー容疑者を殺人容疑でも訴追したと明らかにした。

 古川さんは昨年9月8日、容疑者とバンクーバー市内の監視カメラで撮影された後に行方が分からなくなり、同28日に同市内の空き家で、遺体で発見された。(共同)』

といっても、事件は解決したわけでもない。今月10日に地元警察が容疑者を殺人容疑で訴追しただけだった。

日本人女性が殺されたというのに、こんな事でいいのだろうか?

外務省はどういう考えなのだろう。

役立たずの地元警察を調べる担当者はいないのだろうか?

やはり、トップが岸田ではこんなものなのか?

先生、英語化政策対応、大丈夫ですか?

2017年02月12日 | 英語関連
シンガポールやマレーシア、フィリピンなどでタクシーを利用すると、運転手はほぼ100%英語が通じるので便利な感じがする。

日本のタクシー運転手も英語を話すようになれば、英語圏からの観光客へのおもてなし度は随分アップして、評判が良くなるだろう、観光客も増えるだろう、だから英語化推進を、と考えがちだが、それはちょっと違うんじゃないか。

たまには、ぼったくりもあります・・

シンガポールやマレーシアは長いこと英国の植民地であったし、フィリピンはアメリカの植民地であった歴史がある。彼らと日本人を同列に考えてはいけない。

それに、日本人観光客のために東南アジアのタクシー運転手がみんな日本語を話すようになったとして、観光客であるあなたはうれしいですか?ありがたいですか?異国情緒を味わいたいという海外旅行の要素を損なうことにならないですか?

それに、観光客誘致のためとか、押し寄せる外国人観光客に対応するため英語くらい話せるように・・・という理由なら、北京語を覚えるべきじゃないでしょうかねえ?

2020年は東京五輪の年ですが、この年から小学校の5,6年生は正式な教科として英語を習うことになるそうです。テストをして成績がつく事になり、その年には小学校3年生も「英語活動」が始まり、お遊びで英語に慣れるのが目的のようです。

やがて英語は、私立中学の受験科目に加わり、市井の英語教室は小さな子供たちで賑わうことになることは目に見えています。

  中学の英語の先生。大変でしょうな。

そういう政策に伴って教える側も尻を叩かれているようですが、現状は対応できているんでしょうか?



以下、京都新聞より抜粋:


 『京都府教育委員会は9日、京都市を除く中学校の英語科教員で、本年度に英語能力試験TOEICを受験した74人のうち、府教委が目標として課した英検準1級に相当する730点以上を獲得したのは16人で、約2割にとどまることを明らかにした。

最低点は280点で、500点未満も14人いたという。府教委は「英語科教員の資質が問われかねない厳しい状況だ」としている。』

これを知ったちょっと英語に関心のある父兄は、多分大きな失望感を覚えて、こりゃ学校に期待はできないわ・・・と感ずることだろう。

そして、それは子供たちに伝播して、英語教師を見下すことになり、それを敏感に察知するる英語教師たちは恐らくやる気を出すより、やる気をなくしてしまうのではないか。

 『国は、次期学習指導要領で、中学校の英語科の授業は基本的に英語で行うことを盛り込む方向で、2017年度内に中学校教員で英検準1級以上50%という目標を掲げている。

 そのため府教委は、本年度から英検準1級以上を取得していない英語科教員に、英語のコミュニケーション能力を測るTOEICの受験を促し、受験料を負担する事業を約750万円かけて始めた。』

文科省のお役人が、鉛筆舐め舐め目標を設定するのは、いとも簡単なことであるでしょう。しかし、英語教員の力量は昨日今日急に下がったわけではないことは明白です。ゆとり教育で大きな失敗を経験したにもかかわらず、お役人は学習していません。


 『対象となる50歳未満の教員は約150人で、本年度は74人が受験した。まず昨年6月に試験実施したところ、4人しか達成できなかった。』

残念ながら、京都の英語の先生は、「英語を教える力量はない」ということです。

 『その後、8月と10月に集中セミナーを3日間実施。その後1月までに追加で8人が合格した。ただ受験者の平均点は、1回目が578点、2回目が588点で、セミナーや自習を経ても10点しか上がっていない。』(京都新聞  2017年02月10日)

TOEICはかなりこまめに受験者のデータを収集してきていて、その統計よるとこれまでの英語教員の平均スコアは、中学教師が560、高校教師が620という結果でした。

これはいずれも文科省の目標730に達していないばかりか、この程度のスコアでは英語を教えるレベルではない、と公表しています。

この英語化政策の愚策ぶりは、『英語化は愚民化』(施 光恒著 集英社新書)に詳しいので、是非ご一読を!

すでに一部の有名大学では、授業がすべて英語で行われていて、これはどんどん広がることになるそうです。バカバカしいことに、日本の大学で日本の学生たちが日本人の先生に英語で「日本文学」の講義を受けるという光景が生じるようです。

政府のこういう動きを察知して、人材派遣の大手などは、近場の英語圏のアジアの国に、日本人のための英会話学校をつくり、短期・長期英語留学を受け入れて儲けようと企んでいるようです。

  Pの派遣企業

ほくそえんでいる利権屋は、郵政民営化のときの例のあの方、今や派遣会社の会長さんです。

この国の未来を担う若者の必読書2冊

2017年02月12日 | 書籍関連
昨年、18歳になって選挙権が得られるのを前に、あちこちの学校で投票ごっこをする光景が報道されたが、あれは実に嘆かわしい映像であった。

子供の大学受験に、親が仕事を休んで同行するような時代なのだから、当然といえば当然の対応なのかもしれないが、させられる側は何とも思わなかったのだろうかと、私は今でも思い出すと血圧が20くらい上昇する。

卓球の平野美宇選手の母親は彼女が小学3年のときから、自分で何でもできるようにと、自宅のある山梨から練習場のある大阪まで、一人で電車で通わせていたというエピソードを、あの投票ごっこをしていた18歳の高校生たちはどう思うのか、是非聞いてみたいものだ。

高校生たちだけではない。指導する側の教育関係者たちも間抜け揃いである。むしろこちら側の方が罪は重いのかもしれない。

そういう役所や学校などに潜む、ろくでもない中高年たちには多くを期待できない。

それだけに、この国の将来を担う若者たちには、まともな洞察力を身に付けてもらって、日本の舵取りを誤らないようにしていただきたいものだ。

そこで、彼らには学校の歴史の授業では耳にすることもないであろう二つのキーワードをよく知ってほしい。

それは、「WGIP」と「通州事件」である。
(WGIP = War Guilt Information Program の略。GHQ による日本人洗脳計画)


インターネットで検索すれば、何十万件もヒットするので、是非自分で調べて見てくれ。

また、アマゾンで検索しても、その関連本は簡単に見つかる。

私のお勧めは、以下の2冊である。

 若者必読書2冊

『日本人を狂わせた洗脳工作』 関野通夫著  自由社 定価500円
『通州事件 目撃者の証言』 藤岡信勝編著  自由社 定価500円

アマゾンで注文すれば二日もかからず届くはずだ。どちらも100ページ程度の冊子だが、中身は凝縮されていて、その内容には驚かされてしまう。

騙されたつもりで、読んで欲しい2冊だ。