気分転換

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日常を気楽に綴っています。

今日は送り盆

2019年08月16日 | 日々の出来事

3泊4日でお迎えしていたご先祖様を今日は送る日です。

夫はこの家の4代目、お仏壇の中には9つのお位牌が納められています。

 

昔はお盆になると盆棚を作りそこにお位牌を出して
「お帰りなさい」と手を合わせていました。

親戚の方々もぞろぞろとお線香をあげにみえました。

いつの頃からか簡略化されお仏壇をお盆仕様に飾り
盆棚は新盆の時だけになりました。

親戚も段々と代が代わり交流も少なくなってきました。

私も夫も二人姉弟、義姉夫婦(甥姪も)と娘は海外なので
お盆だからお正月だからと帰って来ることもありません。

それでも近所に住む夫の従兄弟たちが欠かさず来てくれます。

私の実家も今4代目ですが子供の頃は家から出た父の兄弟たち
が家族連れで泊りがけで来ていました。

私は従兄弟たちと遊べるのが嬉しかったのですが母の苦労を
ずっと見て来たので「迎える側にはなりたくないなぁ~」と
幼心に思ったものです。

今のようにスーパーで何でも買える時代ではありませんでしたからね。

皆のお腹を満たすには、おはぎやお稲荷さんは100個くらい、
手打ちそばやうどんは大きな笊にいくつも山盛り作っていたのを思い出します。

それを思うと静かなお盆はご先祖様は寂しいかも知れませんが
私は楽をさせて貰っています。

 

いつもお邪魔させていただいている方のブログで
お盆の提灯の事を読みました。

我家が檀家になっているお寺さんでは数年前から提灯の火が
押すと付く電球?に変わりました。

以前はお盆迎えに行く時にはローソクを提灯の中に刺し
お寺さんでそのローソクに火を頂きます。
その火を持ってお墓に行きお線香をあげその煙に乗ってご先祖様が
家に帰って来るという仕組み?です。

家の門の所ではその火から藁で迎え火を焚き家の中に招き入れます。

ところが昨今、核家族化が進みお盆迎えをするのがお年寄りが多くなり
一人で火を消さないように家まで持ち帰るのが困難になりました。

提灯に火が付き燃えてしまったり色々と問題が出て来たようです。

実家の方では未だにローソクを使用していますが、先日ご近所の方から
燃えて穴が開いてしまったので張り替えたら1万円以上もしたという話を聞きました。

各家で家紋と名前が入った注文品の提灯を使っているので
そうそう作り替えるのも大変なのです。

今はお寺さんで電球を付けて頂きお墓や家ではライターで火を点けます。

時代の流れで仕方ないですね。安全第一です。

天気予報が当たり午後からは晴れて蒸し暑い日になりました。

家の門の所で藁を燃やし送り火の煙にのってご先祖様は帰って行きました。

うっかり今年は米粉を買っておくのを忘れていました。

いつもは米粉のお団子とお花お線香を持って盆送りを
するのですが今年はお団子がありません。

でもお墓に行ってみたら(暑かったです~~)
ほとんどのお宅にお団子はありませんでした。

多分カラスのご飯になってしまうので最近はお供えしないようです。

お盆の行事もそれそれの家や地方やお寺さんによって様々だと思いますが
私は実家が隣町で約7キロ位の場所です。

なので宗派は違うのですがお盆はそれ程変わりありませんでした。

子供の頃から見て来たことなので違和感はありません。

都会から嫁いできたお嫁さんや、親が長男でなく実家でお盆の行事を
してこなかったお嫁さんはちょっと戸惑うかもしれませんね。

次は秋のお彼岸です。

明日、明後日はこちら猛暑の様です。

家から出られないかもしれません。

お盆前に近所で熱中症で亡くなられた方がいます。
(家の中でです)
本当に驚きました。

水分補給をして、くれぐれもお気を付け下さい。

 


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