読書の秋

今日、昼食を食べながらなにげなく見ていたテレビで、銀座の中古マンションの
紹介をしていました。
築年数は古いもののリフォーム済みで２０００万円台の物がたくさんありました。
今、老後を銀座で暮らしたいという高齢者が増えているのだそうです。
築地が近くてデパートも多い、何しろ大きな病院（がんセンター、聖路加病院）も近い
車に乗らなくても生活が便利というのが人気のようです。

一方、土曜の晩のテレビでよく見る「人生の楽園」という番組。
こちらは第二の人生を空気のきれいな田舎で野菜を作ったり、地元の方たちと
馴染んで楽しく身体を動かして暮らすというもの。

こんなテレビを見ながら数日前に読み終えた渡辺淳一の「孤舟」を思い返しました。
夫が買ってきたこの本、定年退職し第二の人生を歩み始めた男性が主人公です。
一流大学、広告代理店、役員とエリートコースを歩んできたのに退職後がなんとも
みじめです。
何にもできない、何にもすることがない、読んでていらいらしました。
でもこれは現実に近いのではないかと思いました。

都会のマンション住まいでは草取りもないし、部屋の中の事しかないですもんね。
田舎にいると「あ～そうなんだ～」って。
奥さんは「主人在宅症候群」で体調が悪くなり・・・
年金生活でおこずかいも限られ時間つぶしのデパートでも好きなもの買えないし。
家族にも相手にしてもらえなくなり出会い系サイトの若い女の子とデートしてウキウキする話。
イライラしながらもあっというまに読み終えました。

わが家も数年後にはやってくる定年退職。
都会がいいのか、田舎がいいのか・・・選べる人はいいですね～
私たち、選ぶ余地ありません。一生ここです。

この本、定年間近の男性に読んでもらいたいですね。
家の夫はもう読んだしこの主人公とは違うのでこのような第二の人生にはならないと
確信はしているのですが。

でも何より健康に生きていく事を考えないとですね。

　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

最近、こざかなさん宅の猫ちゃんがかわいくて～
そういえば家のももちゃん、しばらくブログに登場させていませんでした。
前に、「ももちゃんもっと載せて」と言ってくれた方がいたのでした。
なので　ちょこっと・・・