まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

巣ごもりにサワラの押し寿司食べている

2021年05月15日 | 自然ありのままに

 さぬき市地方は、梅雨前線や湿った空気の影響で曇っていた。夕方からは雨が降るらしい。気温は17.7度から24.5度、湿度は96%から72%、風は2mから4mの東南東の風が少しばかり。明日の16日のさぬき市地方は、梅雨前線や湿った空気の影響で、断続的に雨となる見込み。

 

 114/69/80 35.9c-96% 65.6Kg 21.3c-69%-1014hPa 今日も身体が重たい感じでおなかが張っている感じ。痛みとか苦しいとかはない。

 

 さて、昨日に友人から「サワラ」を頂いた。サワラ(鰆、馬鮫魚)、スズキ目・サバ科に属する海水魚の一種。細長い体の大型肉食魚で、食用に漁獲される。 成長するに従ってサゴシ(青箭魚)(サゴチとも・40-50cm)、ナギ(50-60cm)、サワラ(60cm以上)と呼び名が変わる出世魚でもある。体長が細長く「狭い腹」から「狭腹(サワラ)」と呼ばれるようになったとする説があるという。

 

 で、夕食はサワラ寿司になった。奥方の大胆な調理である。

 

 それに刺身にもなった。昨日は奥方がお休みだったのだ。

 

 讃岐では、「麦うらし」とか「ハルイオ」とかという風習があって、ソラマメに実が入り、麦が熟れ始めると瀬戸の海はさわら漁でにぎわいを見せる。その頃になると、農家ではサワラを買ってそれを嫁に持たせて実家に帰らせた。これからの麦刈り、田植えという農繁期に入る前のひとときの休暇だった。

 

 このさわら料理の主役が、「押し抜きずし」である。また、若いお嫁さんが実家で「押し抜きずし」を作り、これを持って婚家へ戻るしきたりがあった。すし米とサワラやタコ、エビなど瀬戸内の魚介類を木型に詰めて抜き、煮アナゴ、エビのおぼろ、錦糸(きんし)卵、シイタケ、旬の野菜を乗せる。そこにソラマメも欠かせない。ひとくちほおばると、甘めのしゃりやおぼろと、酢で締めたサワラの濃厚な味が口の中でまざり合い、瀬戸内の春を感じるのである。

 

 だが、その鰆寿司を食べると、その後には忙しい田植えが待っていた。そういう意味での、PTAや各種団体などでも、この頃には「ハルイオ」という懇親会が行われ、そのご馳走を食べると運動会や各種イベント、販売運動などが待っているのだった。

 

 これが今日のお昼である。サワラの押し寿司にサワラの揚げ物である。これが夕食にまで引き継がれる。でも、我が家の今年には、田植えもイベントも会合も宴会もない。気にすることなくサワラの押し寿司が食べられるというものだ。

 

 きょう15日は梅雨前線の北上に伴い、九州や中国四国地方は曇りや雨の所が多くなっている。気象庁はお昼前(午前11時)「九州北部(山口県を含む)、四国、中国が梅雨入りしたとみられる」と発表した。いずれも記録的に早い梅雨入りだという。九州北部は平年より20日早く、昨年より27日早い。統計開始以来2番目の早さ。四国は平年より21日早く、昨年より26日早い。統計開始以来最も早い。中国は平年より22日早く、昨年より26日早い。統計開始以来2番目の早さだという。

 

 梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。なお、この梅雨入りの発表は速報値。秋に再検討され、見直されることがあるという。

 

 今日の掲示板はこれ。「どう もがいてもダメなときがある 手を合わせるしかないときがある 本当の目が開くのは そのときである」という相田みつをさんの言葉からである。相田みつをさん(1924~1991・栃木県) 詩人。書家。若いころは陽の目を見なかったが、60歳の時に出版した詩集「にんげんだもの」で世間に知られるようになる。その後、同詩集はミリオンセラー になり、1996年には相田みつお美術館が開館したが、本人はすでに亡くなった後のことであった。シンプルな詩を、独特の書体で書きとめた作品が人々の心を掴んだ。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


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