まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

正座して 正午の慰霊の 鐘を聞く

2015年08月15日 | 自然ありのままに

 さぬき市地方は朝鮮半島付近に中心を持つ高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は22度から31度、湿度は92%から56%、風は2mから1mの東北東の風が少しばかり。明日の16日は、高気圧に覆われて午前中は晴れますが、前線や低気圧の影響で次第に雲が広がり、夜には雨が降る見込みらしい。

 

 さて、わが家では、お正月とお盆には親戚一同が集まって、宴会をする風習がある。昔、このあたりでは普通に行われてきたが、近年では過疎化と高齢化核家族化などによって、そういう風習も少なくなってきた。

 

 昔は娯楽も少なく、働くばかりだったので、こうした機会を捉えて、親戚一同が仏前に集まって、日常に感謝して、精一杯のご馳走を食べて情報交換をし、親戚の絆を確かめ合ったものだと思う・・・。これを、「正月礼」、「盆礼」と言った。

 

 で、当主は、仏前を荘厳し、ご馳走を準備して来客を待つ・・・。いつもは、8月16日のお昼・・・ということになっているのだが、今年は、二男から15日の夕方16時からだと言うので、それなりに変更して準備をした。この夕方というのは実に時間が永い・・・。

 

 で、二男家族5人、三男家族3人、娘家族4人にいとこ3人などで、総勢17人という近年珍しく多数の食事会になった。

 

 いつもは二人だけのわが家が、珍しく明るくにぎやかな楽しい日になった。

 

 予定していた席数を大幅に越えて、特別席までできてしまった。で、こういう場合には、ビールを冷やすのが間に合わないから・・・ということで、生ビールのサーバーをお借りして、19㍑の生ビールを用意したが、今年は時間内に完売となった・・・。

 

 少し前には叔父さんや叔母さんらが中心だったが、今年は私が最高齢になってしまって、おいや姪がはばをきかせるようになった。

 

 女性陣はみんなで「瀬戸の花嫁」を歌ったりして・・・。甥(弟の息子)に嫁が来たりして花嫁たちがあたらしく家族に加わったからである。

  

 最後は花火大会で締めくくったりした。

  

 で、わが家に泊まる人あり、帰る人ありで、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうのであった。

 

 今日の掲示板はこれ。「蓮は泥沼で華開く 憂世の苦しみの中でこそ人は磨かれる」というもの。お釈迦様は「高原陸地に蓮華生ぜず、卑湿汚泥にこの花を生ず」と話された。蓮華は泥中にあって、はじめてきれいな花を咲かせる。泥なくしては決して美しい花は咲かない。泥が大切で、泥があってこそはじめて咲く蓮華である。泥を如何にして肥料として昇華していくべきか、私たちの生きて行く道にも泥中に学ぶことがたくさんありそうである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。



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