まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

立冬に お役目済んで 日が暮れる

2014年11月07日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は寒気の影響で雲の広がっている所もあったようだが、高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は13度から18度、湿度は71%から50%。風は1mから3mの北西の風が少しばかり。明日の8日は、気圧の谷や湿った空気の影響で朝から雲が広がる見込みらしい。

 

 さて、恒例の朝の散歩。毎日ながめていると風景はさほど代わり映えがしないと思うが、静かに静かに自然は移ろいを見せている。これは自然薯の葉っぱと、その実のむかご。若い頃には、この根っ子を探して掘って、自然薯を彫り上げたものだが、今はそんな元気はとっくにない。

 

 1時間ほどの散歩を済ませると、今日の講演会の最終チェック。パワーポイントを使っての、香川県内にある「二十四輩さん」の紹介とか由来とか特徴とかのお話。讃岐には、実に44カ所もの巡拝地がある。一か所を1分でお話しても44分間もかかってしまう。

 

 会場はここ。高松市御坊町にある「高松興正寺別院」。さすがにすらすらと出るようになった。なぜだか、「興正寺高松別院」と書いてしまって、いろんな人から叱られた。高松別院・高松別院と呼んでいるから、興正寺高松別院だな・・と思って居たのだが。ま、そんなに頭から湯気をたてて怒るようなことでもないと思うのだが・・・。

 

 ところが、ご案内の通り、ここ最近、左目の白内障が急激に進化してきて。左目は全く見えなくなった。右目は健全に見えて居るが、左目をかばうためか、こちらも視力が落ちてきた。奥方はお仕事で朝早くから出かけて行った。どうすべぇえか。

 

 そこで、私のブログのファンである「にゃんさん」に運転代行をお願いすることになった。ところが、この人、「オートマチック車の運転はしたことがない」とか、「高松は遠いので、高速を走らせて欲しい・・」とかいう。初めてのオートマチック車で高速を走って大丈夫なんかい・・・。

 

 それはそれは、生きた心地がしなかった30分間。なんとか、興正寺別院にたどりついた。冷や汗まみれになっていた。それからは会場設営をやったりして、13時までには準備完了。研修会は13時半から・・・。

 

 この方が、坊守会の会長さん。浄土真宗では、江戸時代から妻帯が認められていたので、住職の奥さんのことを「坊守」と呼ぶ。浄土真宗においては、「坊守」は寺の機能の重要な役割を果たしており、門徒の女性たちの指導者の役割を果たしたり、門徒の悩み事などを聞く役割を担っている。ちなみに真言宗では「だいこくさん」というのだと聞いたことがある。

 (参考画像)

 坊守会の研修の一環として、今回の「讃岐における二十四輩さん」ということで講演を依頼されたもの。

 

 というような学術的なことから、

 

 というような実例をあげての現地紹介などを約1時間。

 

 無事に、講演は終わり、パソコンなどの資材を片付けて、15時前には別院を出た。その後、にゃんさんの運転で高松自動車道・高松中央インターに乗った。帰りは慣れたものか冷や汗は出なかった。わが家に帰り着いたのは15時半だった。

 

 これで、お役目を一つ終えた。お次は今月末の京都本山での「報恩講の代表出勤」。これは高速バスで行くので問題はない筈。帰ってすぐに、所属寺院の報恩講。続いて、愛媛県へのバスツアー。これが終わればお仕事もお遊びの予定はない。

 

 そして、12月11日の白内障のオペを待つばかり・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。運転をお願いした「にゃんさん」と話した言葉。「生きたくても死なねばならぬ 死にたくても生きねばならぬ」という重ぉぉぉい言葉。あんまり多くを語りますまい。じっくりと味わってみたい言葉である。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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