小堤西池のカキツバタ （3）

この日はカルガモとコサギしか見なかったが、広い小堤西池にはいろんな野鳥もいるようだ。2羽のカルガモが、ちょうどこちらに向かって泳いでくるところだったので、もうちょっと近づいたらシャッターを押そうと待っていたのだが、運悪く、直ぐ傍の畦道に人が来た途端に飛び立ってしまった。

人が来るのがあと15秒か20秒遅かったら、向こう岸にいる2羽が池の中央まで来ている筈だったのだが、肝心のカキツバタの適当な写真があまりないので、失敗写真だが敢えて載せておくことにする。ちなみに、カキツバタの花言葉は「幸運は必ず来る」だそうだ。

小堤西池のカキツバタ （2）

小堤西池は、京都・大田ノ沢や鳥取・岩美町の唐川湿原と共に、日本三大カキツバタ自生地の一つで、国の天然記念物に指定されている。

刈谷市教育委員会の資料によれば、この小堤西池は、面積20,330㎡の水田潅漑用の池で、カキツバタの他にも100余種の水湿地固有の植物が自生しているそうだ。カキツバタの花の色や形にも変異があって、形は10種類くらいあり、色は青紫色がいちばん多く、次いで濃い青紫色や赤紫色なども多いという。

小堤西池のカキツバタ （1）

無量寿寺のカキツバタを見に行く途中で、カキツバタ群落として有名な刈谷市の小堤西池に立ち寄ってみたが、広い湿地にはまだチラホラとしか咲いていなかった。5月上旬では、やはり行く時機が少し早すぎたようだ。これはちょうど1週間前に撮ったものなので、今週末から来週あたりがちょうど見頃かもしれない。