閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

キタテハ

2020-11-28 | 昆虫
キタテハがツワブキの花で吸蜜していた。キタテハには翅の色が黄色がかった夏型と色がやや濃いオレンジ色の秋型がいるが、秋型はこのまま成虫で越冬するから晩秋になってもよく見掛ける。幼虫の食草は空き地や河川敷などで繁茂しているカナムグラだ。









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ヒメアカタテハ

2020-11-23 | 昆虫
だいぶ秋が深まってきたのに暖かい日が多いせいか、公園の花壇でヒメアカタテハがまだ元気に吸蜜していた。どちらかと言えば暖地性の蝶だから寒くなると見掛けなくなるはずだが、最近では東海地方でも成虫のまま、または幼虫や蛹の状態で越冬することもあるらしい。幼虫の食草はハハコグサやヨモギだそうだ。





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チャバネセセリ

2020-11-15 | 昆虫
チャバネセセリは、オオチャバネセセリやイチモンジセセリなどと同じ色で姿もよく似ているが、後翅裏側の斑点模様が小さく、半円形に並んでいるから見分けはつきやすい。幼虫の食草はススキやチガヤ、ササなどのイネ科植物のほか、カヤツリグサ科の植物など広範囲に及ぶという。幼虫で越冬し、年に3~4回羽化するようだ。








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オオチャバネセセリ

2020-11-14 | 昆虫
オオチャバネセセリは、昨日載せたイチモンジセセリと後翅裏側の銀色の斑点模様がそっくりに思えるほどよく似ているので見分けがつきにくい。オオチャバネセセリでは翅が僅かに長く、斑点模様が一直線に並ぶのではなく、大きさのやや異なる4つの斑点が一つずつ交互に上下に少しガタガタしているように見える。それでも、どちらだろうかと判断し難い個体を見掛けることもよくあるから紛らわしい。彼らの仲間同士はどうやって見分けているのだろうかと余計な心配をする。幼虫はイネ科植物の他にもタケやササの葉を食べて育ち、そのまま越冬するそうだ。東海地方では年に2回羽化すると言われている。








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イチモンジセセリ

2020-11-13 | 昆虫
イチモンジセセリは、愛知県では年に3回ほど羽化するそうだから、5月頃から11月頃までよく見掛けるセセリチョウの仲間だ。後翅裏側にある4つの小さな銀色の斑点が綺麗に一列に並んでいるのが名前の由来だ。蛹で越冬し、春に羽化した幼虫がイネ科植物の葉を食べるので、稲の害虫とされている。飛び方は俊敏だが、花で吸蜜する時には長い間ジッとしているので写真には撮りやすく、このブログでは今までにもたびたび登場している。









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コスモス

2020-11-11 | 草花
コスモスはもう終わりのようだが、先月、通りがかりに立ち寄ったコスモス畑で見掛けたコスモスの花とそこに来ていた虫をいくつか載せておこう。秋が深まって数は少なくなってきたが、チョウやミツバチ、ハナアブなどが盛んに吸蜜していた。

コスモスはキク科コスモス属の1年草で、正式な和名はオオハルシャギクだそうだが、最近ではいろんな交配種ができていて、花の色も多種多様だ。八重咲き種も時々見掛ける。コスモスの原産地はメキシコの高地だから、英語ではCosmosの他にもMexican Asterとも言うそうだ。


















キバナコスモスは、オオハルシャギクという通常のコスモスとは同属別種だから、両者の交配種はできないそうだ。色が薄い黄色のコスモスもたまに見掛けるが、キバナコスモスではなくオオハルシャギクの突然変異らしい。花がよく似た北米原産の特定外来生物に指定されているオオキンケイギクとは同じキク科の遠い親戚でも属が異なる全くの別種だという。オオハルシャギクはコスモス属なのに、オオキンケイギクはハルシャギク属だというから紛らわしい。


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ホトトギス

2020-11-04 | 草花
木漏れ陽が差し込んでいる公園の花壇で咲いていたホトトギスだが、今ではヤマホトトギスヤマジノホトトギスなどのような日本に自生する野生のホトトギスとタイワンホトトギスなどを人為的に交配した園芸種や自然に交雑してできた雑種も多いというから、これもその一つではないだろうか。











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ヒマワリ

2020-11-02 | 草花
「グリーンピア春日井」のハーブ園で咲いていたヒマワリ。数は少なくても真夏を思わせるように鮮やかに咲いていた。秋に咲くように種蒔きを遅らせたのだろう。この時期は花が少なくなってきているから、虫にとっては格好の蜜源になる。ツマグロヒョウモンやウラナミシジミ、セセリチョウやミツバチ、ハナアブなどが来ていた。














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ボントクタデ

2020-11-01 | 草花
垂れた花柄に蟻がいたので撮ったのだが、花はボントクタデだろうか。茎が立っているイヌタデやハナタデではなさそうだし、サクラタデほどの華やかさはないようなので、姿がよく似ており茎や葉に辛みがあるというヤナギタデだろうかとも思ったが、小さくも綺麗な花や蟻の動きに気を取られて葉などをよく観察してこなかった。ましてや、葉や茎を噛んで確認したわけでもないから確かではないが、取り敢えずボントクタデとしておこう。





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