閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

コミスジ

2021-04-30 | 昆虫
前翅から後翅にかけて横に3本の帯状の白斑模様が並んでいる小さな蝶だからコミスジ。コデマリの花で吸蜜していた。成虫は春から秋にかけてよく見掛ける。幼虫で越冬するが、幼虫の食樹はクズやフジ、ハギなどのマメ科植物だ。








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ミヤマセセリ

2021-04-28 | 昆虫
1か月前の3月30日にも載せたミヤマセセリだ。昨日載せたダイミョウセセリと同様に暗色系の地味な色をしているから蛾のようにも見えるが、ダイミョウセセリと同じセセリチョウの仲間だ。小さくて飛び方は素早く直ぐに見失いそうになるが、いったん何かに止まれば暫くは留まるから写真には撮りやすい。アキグミの花で吸蜜していたが、例年ならあまり見掛けない蝶なのに、今春は2回目だ。





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ダイミョウセセリ

2021-04-27 | 昆虫
ダイミョウセセリは何かに止まる時には翅を完全に広げて止まるから蛾と間違われることがあるというが、先月末に載せたミヤマセセリと同じセセリチョウの仲間だ。雌雄は同色で大きさも形も同じだが、翅の白斑模様が前翅だけにあって後翅にはない関東型と後翅にも帯状の白斑模様がある関西型がいる。名古屋周辺では関東型が多いように思うが、関東と関西の中間地だから関西型と思われるものもたまに見掛けるし、どちらかはっきりしない中間型と思われるようなのも見掛けることがある。年に3回くらい羽化し、秋に生まれた幼虫がそのまま春まで越冬して、ヤマノイモやオニドコトなどの葉を食べて育つそうだ。





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ヒメウラナミジャノメ

2021-04-23 | 昆虫
ヒメウラナミジャノメは翅の表裏にある目玉模様が特徴の地味な色をしている蝶だが、春から秋にかけて普通によく見掛ける。幼虫の食草はチジミザサやススキなどのイネ科植物。






白い花はゴマギ(胡麻木)だ。
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ベニシジミ

2021-04-19 | 昆虫
草むらで日向ぼっこをしたり花の蜜を吸ったりしていたベニシジミ。年に数回羽化するからあちこちでよく見掛けるお馴染みのシジミチョウだ。前翅のオレンジ色が綺麗でよく目立つ。雌雄の区別はつきにくいが、2枚目の画像では、2匹が地面に仲良く並んで日向ぼっこをしていたから、もしかしたらカップルかもしれない。幼虫の食草はスイバやギシギシ。








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コツバメ

2021-04-16 | 昆虫
コツバメは蛹で越冬し年1回早春にしか羽化しないので、この時期だけ見られるシジミチョウの仲間だ。飛び方は俊敏で、止まっている時に翅をなかなか広げてくれないが、翅の表側は真ん中部分だけが光沢のある青色をしている。幼虫の食樹はツツジ科植物の花や蕾で、有毒植物であるアセビの蕾は好物のようだ。





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ウワミズザクラ

2021-04-11 | 樹木・花木
例年よりかなり早く咲いたソメイヨシノはもうすっかり葉桜になってしまったが、代わりに公園のウワミズザクラが見頃になっていた。漢字では「上溝桜」と書くようで、桜と同じバラ科の落葉高木だが、白いブラシのような花は桜の仲間とは思えない。遠くからでもよく目立って綺麗だ。














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ツクシ

2021-04-04 | 草花
5日前に公園の散策路脇で久し振りにツクシを見掛けた。ツクシはシダ植物のひとつであるスギナから春先に出る胞子茎をツクシと呼んでいるのであって、本来の植物名はスギナだ。漢字では「土筆」と書くようだが、地中から出てくる姿が “筆” のようだということなのだろう。スギナは蔓延ると駆除が厄介な雑草だが、昔はツクシを佃煮にして食べた記憶があり、美味しかったのをよく覚えている。








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香流川の桜並木

2021-04-03 | 自然景観
先月末に名東区を流れる香流川沿いの桜並木に立ち寄ったら、両岸に植えられたソメイヨシノがちょうど見頃になっていた。名古屋市内では身近にある隠れた桜の名所のひとつだと思っているが、満開の時期には近隣の人たちの格好の散策路になっているのに、今年は新型コロナの影響があるのか、この日は人通りが少なかった。











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トラフシジミ

2021-04-01 | 昆虫
豊田市の愛知県緑化センターの花壇で見掛けたトラフシジミ。ムスカリの花で吸蜜に夢中になっていて翅の表側を見せてくれなかったが、地味な灰色の裏側とは対照的に、表側は綺麗な濃い青色をしている。トラフシジミには早春に羽化する春型と晩春から夏にかけて羽化する夏型がいて、夏型の翅の裏側は、模様は同じでも色は茶色だ。











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