閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

アカボシゴマダラ

2023-09-29 | 昆虫
尾張旭市の愛知県森林公園でアカボシゴマダラを見掛けた。東アジアに広く分布するタテハチョウの仲間で、元々は奄美大島にいる亜種以外は日本にはいなかった蝶だが、1995年に埼玉県で初めて確認されてから数年間で関東地方で広く発生し定着するようになったそうだ。2010年以降には関東地方から福島県にも広まり、山梨県や静岡県、さらには愛知県や京都府にも分布の拡大が続いているという。綺麗な蝶ではあるが、幼虫の食樹であるエノキが在来種のゴマダラチョウと競合するし、ゴマダラチョウとの雑種の可能性も危惧されているために特定外来生物に指定されている。









卵を産み付けているように見えたが、フェンスがあって近寄れず確認はできなかった。
コメント

ムシャクロツバメシジミ

2023-09-24 | 昆虫
名古屋市東部の住宅地の草むらで今月初めに見掛けたムシャクロツバメシジミ(Tongeia filicaudis)。ヤマトシジミやツバメシジミと姿は似ているものの、黒い斑点模様が違うし、この辺りにはいない筈の在来のクロツバメシジミではないから、たぶんムシャクロツバメシジミだろう。ネットで調べてみたら、中国や台湾に棲息し、日本では2013年10月に名古屋市西区で初めて確認され、その後、この10年の間に福岡県や神奈川県でも見つかっている外来種だそうだ。名古屋市では西区や北区、守山区だけでなく、近隣の春日井市などにもいるそうなので、いずれは周辺の他県にも拡がるのではないかと推測される。幼虫の食草はツルマンネングサなどのベンケイソウ科の植物で、名前の「ムシャ」は台湾中部の「霧社」という地名に由来するという。今後さらに温暖化が進めば、海外からの物流によって昆虫や他の動植物の外来種がさらに日本に入ってくる可能性があるだろう。








コメント

ヤマトシジミ

2023-09-23 | 昆虫
このブログでは去年の11月19日に載せたが、ヤマトシジミは春から秋まで年に数回羽化するから、日本中どこでもよく見掛けるシジミチョウだ。翅の表側の色は、メスは濃い褐色だがオスは4枚目の画像のような綺麗な青色ないし水色をしている。幼虫の食草は繁殖力が旺盛でどこにでも生えているカタバミだから、棲むには困らないのだろう。













コメント

ワルナスビ

2023-09-19 | 草花
ワルナスビは3年前の8月26日にも載せたことがあるが、外来生物法で生態系被害防止外来種(要注意外来生物)に指定されている駆除が厄介なナス科の雑草だ。日本には明治時代の終わり頃にアメリカ南東部から牧草などに紛れて入ってきたそうで、今では世界中に広まっているとか。あの牧野富太郎博士が千葉県成田市あたりで発見し、有毒で茎や葉に棘があることから「悪茄子」と名付けたそうだ。紫色の花も見掛けたことがある。








コメント

ママコノシリヌグイ

2023-09-13 | 草花
ママコノシリヌグイも、花は綺麗なのに変な名前を付けられてしまった草花の一つだ。漢字では「継子の尻拭い」で、茎に鋭い棘があることから名付けられたそうだ。同じ仲間のミゾソバアキノウナギツカミも花はよく似ている。








コメント

ヘクソカズラ

2023-09-07 | 草花
先月中旬に体調を崩し、お盆明けに1週間ほど入院していたから、またブログの更新が暫く滞ってしまった。今後もスローペースではあるが、今のところ続けていくつもりでいる。

久し振りになる9月最初の投稿は、けっこう綺麗な花なのに変な名前を付けられてしまったヘクソカズラ。葉や茎を揉むとあまり良い匂いはしないし、道端で垣根などいろんなものに巻き付いて駆除に困る雑草でもあるから、そう名付けられてしまったのだろう。2018年9月20日のこのブログに載せたように、花は小さく筒状で花弁は5つに裂けた5弁花が多いが、他にも3裂から7裂まで多種多様だ。斑入りのものもある。茎や葉は良い匂いはしなくても、蛾の仲間のホシホウジャクの幼虫はヘクソカズラを食草にして育つ。











コメント