閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

ヒメシロコブゾウムシ

2018-06-30 | 昆虫
2年前の9月9日にも載せたことがあるヒメシロコブゾウムシ。灰白色でこぶ状のデコボコがあるのが名前の由来だ。体長は1㎝あまりで、背中の中央付近に黒い模様があるが、この黒い色が本来の翅の色で、その上に白い鱗片が付いているから白く見えるという。主にカクレミノやヤツデなどの葉を餌にしているそうだが、これは同じウコギ科のオカメヅタと思われるキヅタの葉にいた。








コメント

オジロアシナガゾウムシ

2018-06-29 | 昆虫
去年も6月14日に載せたことがあるオジロアシナガゾウムシ。体長はゾウムシな中では大きい方で1㎝くらいある。白と黒の模様をしており、鳥の糞に擬態して身を守っているという。クズの葉を餌にしているが、その茎に穴を開けて卵を産み、幼虫もその中で育つという合理的な生活をしている虫だ。











コメント

コフキゾウムシ

2018-06-28 | 昆虫
このブログではたびたび登場しているコフキゾウムシ。名前のとおり、緑色がかった白い粉をふいたように見えるゾウムシの仲間で、大きさは米粒ほどだ。餌はマメ科植物で、特にクズの葉が好物のようだから、クズの葉でよく見かける。今の時期は“恋の季節”だが、人が近づいたり、外敵の気配を感じるとそのままポトリと落下して逃げる。小さくても逃げ足は速い。ゾウムシという名前のとおり、象のような顔は何となくユーモラスで可愛らしい。











コメント

ヒロオビジョウカイモドキ

2018-06-27 | 昆虫
4年前の8月にも載せたことがあるヒロオビジョウカイモドキ。名前は長いが、体長が3mmくらいしかない小さな甲虫だ。上翅の中ほどにオレンジ色の帯模様があるので、小さくても目につきやすい。♀と♂では触角の形が違うそうで、♀の触角は他の虫のように細くて上向きであるのに対し、♂は基部が太く横に直線的に伸びているのが特徴だというから、これは♂だろう。たまたまクズの葉の上にいたが、餌は小さな虫や花粉だそうで、葉にはコフキゾウムシがたくさんいたから、食痕はたぶんクズの葉を餌にしているコフキゾウムシの仕業ではないだろうか。











コメント

ナナフシ

2018-06-25 | 昆虫
この夏はあちこちでナナフシによく出会う。体長が数センチくらい、ないしはそれ以上もある細長い昆虫だ。ナナフシにもいろんな仲間がいて、これは触角が短い種類だから、正確にはナナフシモドキというそうだ。♂は殆どいないそうなので、♀だけで繁殖するという変わり者だ。ナナフシは漢字で書けば「七節」だが、身体が7つの節に分かれているわけではなく、どれも外敵に見つかりにくいよういくつかの節のある木の枝に擬態しているという。動く時以外は前脚を揃えて前に出し、身体をより長く見せている姿が面白い。これも外敵から身を守る策なのだろう。











コメント

ホソヘリカメムシの幼虫

2018-06-24 | 昆虫
“怪獣”のような姿をしているが、ホソヘリカメムシの幼虫だ。この姿を見て、初めは何んだろうと思ったが、後で調べてみてホソヘリカメムシの幼虫だと分かった。カメムシの仲間には親子の姿がまるで違うものがけっこういるから、親の姿を連想しにくい。蟻に擬態して敵から身を守っているらしいが、腹が大きくて蟻ほどスマートではないものの、クロオオアリやクロヤマアリに似ている。成虫も幼虫もマメ科植物が好物のようだ。








コメント

クロホシタマムシとクズノチビタマムシ

2018-06-23 | 昆虫
タマムシというと、大きさが3~4㎝くらいの色が綺麗なヤマトタマムシや殆ど目立たない地味な色のウバタマムシを思い浮かべるが、体長が1㎝くらいしかない小さなタマムシもいる。これはたぶんクロホシタマムシではないかと思うが、金属光沢のある青緑色の綺麗なタマムシだ。マスダクロホシタマムシというよく似たのもいるようだから、いずれなのかは確かではないが、図鑑で比べてみたら、翅の斑点模様の配置がクロホシタマムシに近かったので、取り敢えずクロホシタマムシとしておくことにする。クロヒシタマムシはブナやコナラの葉を食べるそうだが、これは豊田市の松平郷園地の池に生えているカキツバタの葉に止まっていたから、近くの林からたまたま飛んできたのだろう。













クロホシタマムシのように綺麗なタマムシではないが、それよりさらに小さな体長3~4mmしかない極小のクズノチビタマムシらしきタマムシもついでに載せておこう。色や模様がよく似たのもいるようだから定かではないが、このタマムシはクズの葉にいたから、たぶんクズノチビタマムシでいいだろう。名前のとおり、成虫も幼虫もクズの葉を餌にしている。あまりにも色が地味で小さすぎたので、見つけた時にはありふれたハムシの仲間だろうと思い、ややピンボケのこの1枚しか撮らなかったが、後から画像を拡大して見たらタマムシの仲間だと分かった。目が悪くなってきていることもあり、いつも後になって思うのだが、もっとよく観察し確認すべきだったと反省している。


コメント

ヤマザクラの実

2018-06-22 | 樹木・花木
久し振りに瀬戸市の海上の森を歩いてみたら、ヤマザクラに実が生っていた。桜の時期から2か月半が過ぎて、そろそろ実ができる時期である。我々が食べるサクランボ(桜桃)は、果樹として品種改良されたセイヨウミザクラの実だそうだから、ヤマザクラの実は、確かにサクランボに似ていても大きさは数ミリくらいしかないし、甘くはないから桜の実とはいっても“サクランボ”とは言わないのだろう。











コメント

ヤマアジサイ

2018-06-17 | 樹木・花木
ガクアジサイに似ているが、葉の様子からこれらはヤマアジサイではないかと思う。








コメント

ガクアジサイ(2)

2018-06-16 | 樹木・花木
装飾花が部分的にピンク色したガクアジサイ。獲物が近づくのを気長に待っていた小さな蜘蛛は、背中の模様からアサヒエビグモの♀に似ているが、違うだろうか。








コメント

ガクアジサイ(1)

2018-06-15 | 樹木・花木
風邪をひいてブログの更新が滞ってしまったが、今日からまた再開することにしたい。

梅雨時に似合う花はやはりアジサイだろうと、今頃はアジサイが咲いているはずの公園に行ってみたら、遅い時期に枝が剪定されたようで、例年のような奇麗な花は疎らにしか咲いていなかったから、別の公園で咲いていたガクアジサイの花をいくつか・・・。







花の隙間から顔を出していた小さな虫はセマダラコガネのようだ。





コメント

ツルアリドオシ

2018-06-08 | 草花
豊田市の松平郷の散策路脇で見かけたツルアリドオシの花。秋になると赤い実が生るが、花は2個づつ咲いても、それぞれの子房の部分が合着して実になるので、実は1個だけだ。アリドオシに似た蔓性の多年草ということでツルアリドオシだそうだ。








コメント