サワフタギは全国に見られるようだが、西日本では、同じ近縁の仲間でクロミノサワフタギという黒い実が生るサワフタギがあるそうだ。この写真の木には、“青い実”が生るのか“黒い実”なのか、秋にならないと判らない。いずれまた棚田の稲刈りの頃に来て、実が生っていたら確認しようとは思うが、半年も先のことなど、たぶん忘れてしまうだろう。
サワフタギは全国に見られるようだが、西日本では、同じ近縁の仲間でクロミノサワフタギという黒い実が生るサワフタギがあるそうだ。この写真の木には、“青い実”が生るのか“黒い実”なのか、秋にならないと判らない。いずれまた棚田の稲刈りの頃に来て、実が生っていたら確認しようとは思うが、半年も先のことなど、たぶん忘れてしまうだろう。
「坂折棚田」がある集落の道端に咲いていた花だが、たぶんサワフタギだと思う。「沢蓋木」と書き、「ルリミノウシコロシ(瑠璃実の牛殺し)」という何だか物騒な別名があるそうだ。名前の由来は判らないが、秋には綺麗な藍色の実を付けるようで、この木の灰は染料になるとか。
「千田のヒトツバタゴ」の直ぐ傍に、小さなキリの木があり、ちょうど花が咲いていた。キリの花は、遠くから見たことはあるが、近くで見たのは初めてで、長い釣り鐘状のこんな綺麗な花だとは思わなかった。
桐は、材質が軽く割れ難いのに加えて、湿気を吸い難いという性質があるために、昔から高級なタンスや琴などの材料として利用されたり、燃えにくい性質を利用して、金庫の内側の材料にも使われている。花言葉のとおり、“高尚”という意味を込めて、家紋や紋章の意匠にもよく描かれているようだ。
恵那市や隣の中津川市・旧蛭川村には、名前のある自生のヒトツバタゴの大木が多いが、岐阜県道68号線を坂折棚田に向かう途中に、恵那市指定の天然記念物になっている「千田のヒトツバタゴ」がある。千田川の川沿いにあるが、県道からも白い花がよく見える。樹高は14mで主幹の周囲は1.4mだそうだが、幹はもっと太いように見えた。