閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

ミヤマセセリ

2021-03-30 | 昆虫
年に1回だけこの時期にしか見られない希少種のミヤマセセリ。落ちていた獣糞や湿った地面からミネラルか何かの養分を吸っていた。このブログには2年前の5月初めにも載せたことがあるが、♀は4月頃に幼虫の食樹であるクヌギやコナラなどに卵を産み、5月頃に孵化した幼虫はそのまま越冬して陽当りのいい雑木林で翌春まで過ごすという。県によっては絶滅危惧種に指定しているほど数が少ないそうだ。










近くにいた別のミヤマセセリだが、前翅の白い模様がほとんどなく全体に地味な色だったので、これはたぶん♂だろう。ヒメオドリコソウの花から吸蜜していた。


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ビロードツリアブ

2021-03-28 | 昆虫
ミツマタの花で吸蜜に忙しく飛び回っていたビロードツリアブ。大きさは1㎝ほどで、胸や腹にモフモフ感のあるビロード状の細かい毛が生えている。高速でホバリングしながら長い口吻で蜜を吸う。ヒメハナバチの幼虫に卵を産み付けて寄生するという。成虫は春しか見られない。












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シロバナヒメオドリコソウ

2021-03-26 | 草花
先月21日にヒメオドリコソウを載せたが、これはその白花種だ。豊田市の愛知県緑化センターのロックガーデンの傍で普通のヒメオドリコソウに混じって咲いていたが、以前より数が増えていたように思う。











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ユキヤナギ

2021-03-24 | 樹木・花木
ユキヤナギは名前に “ヤナギ” と付いていてもヤナギの仲間ではなく、中国原産のバラ科シモツケ属の落葉低木だ。細く長く枝垂れた枝いっぱいに小さな白い花を密に付けて花期もけっこう長いから、公園や民家の庭に生垣として植栽されているのをよく見掛ける。開花が桜の時期と重なることが多く、桜と一緒に満開に咲いていると見事だ。これは我が家の庭で咲いているユキヤナギだが、株は小さく手入れもしていないから枝振りは悪く、ちょうど今が満開とはいえ、貧相な姿をしたユキヤナギだ。














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河津桜

2021-03-14 | 樹木・花木
守山区の東谷山フルーツパークで5日前に咲いていた河津桜だ。昨日の雨で少し散ってしまったかもしれないが、先週がちょうど見頃だったように思う。愛知県では岡崎の乙川沿いの河津桜が有名だが、この公園に植えられている河津桜は2本だけとはいえ、満開の時期には花の色が濃いからけっこう存在感がある。河津桜はオオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種で、花は両方の特徴を持っているという。




















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フラサバソウ

2021-03-05 | 草花
フラサバソウはオオイヌノフグリタチイヌノフグリと同じ仲間だが、茎や葉に毛が多い。愛知県森林公園の沈床花壇西側の散策路脇で咲いていた。








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オオイヌノフグリ

2021-03-04 | 草花
オオイヌノフグリは空き地や道端でよく見掛けるヨーロッパ原産の外来雑草で、日本には明治時代の初めに入ってきたという。今の時期に小さな青い花を咲かせるので、このブログにはネタ切れになるとよく登場する。この日はやや早かったせいか、花がまだ十分に開いていなかったようだ。








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フキノトウ

2021-03-02 | 草花
朝晩はまだ冷え込む日が多いものの、日中はかなり気温が上がり日照時間も長くなってきたせいか、春の草花が少しづつ咲き出した。今まで気付かなかったが、フキノトウの蕾が膨らみ花を咲かせていた。








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