センブリ(千振)の仲間には、よく似たイヌセンブリというのもあるそうだから、いずれなのか自信はないが、たぶんセンブリでいいと思う。日本の固有種で、下痢や腹痛に効く生薬としても有名だ。名前の由来は「千回振出してもまだ苦い」ことによるという。先々週の16日に載せた同じ仲間の
アケボノソウと同様に、花弁の基の方には小さな蜜腺があるので、蜜を求めて小さな蟻が来ていた。花弁が5枚の花と4枚の花があったが、通常は5枚で、後から咲いた花には4弁のものが多いらしい。このブログの履歴を調べてみたら、2年前の
11月22日にも載せたことがあった。晩秋でも見られる数少ない可憐な花の一つだ。