曇った日の日蔭だったから画質があまり良くないが、ヒメコスカシバのようだ。ゲンノショウコの花で吸蜜していた。名前のとおり、翅が透けている体長1㎝ほどの小さな蛾で、初夏から秋にかけて見られるという。柿や栗の幹や枝に被害を及ぼす害虫だから、果樹農家には嫌われているようだ。姿から推測すれば、蜂に擬態して外敵から身を守っているのかもしれない。
去年の7月12日にも載せたことがあるが、主に東南アジアに生息しているらしいというハゴロモの外来種が最近あちこちでよく見掛けられるようになった。日本各地でかなり増えてきているのかもしれない。6年前に載せたアミガサハゴロモと大きさはほぼ同じで色が違うだけの“そっくりさん”だ。
昨日載せたのとは別の場所で暫く前に見掛けたオオセイボウ。花が終わったフタバムグラに留まっていたが、もう実になっていたので吸蜜しているように見える姿がどうも不可解に思えた。僅かに蜜の香りが残っていたのか、それとも何かの栄養を摂っていたのだろうか。
公園の花壇のサルビアの花に来ていたウラナミシジミ。この辺りでは秋が深まってくるとよく見掛けるようになるが、寒さには弱いようで、寒冷地では越冬できないという。幼虫の食草はハギやクズなどのマメ科植物だ。
10月になって今年もまたアサギマダラを見掛けるようになった。愛知県森林公園の北門に通じる道路脇のヒヨドリバナに来ていたアサギマダラだが、暫くこの辺りに留まってから南の方に渡って行くのだろう。