フッキソウは漢字で「富貴草」。名前に草と付いていても高さ10~20㎝の常緑の小低木だ。先月中旬に豊田市内の公園で撮った画像だから、花はもう終わっているかもしれない。花序の上の方にある先端が茶色の花が雄花で、下の方にある二つに開いた小さなクリーム色の花が雌花だ。花後には白い実ができる。




ユキヤナギは日本原産の落葉低木で、公園や民家の庭木や垣根として植えられており、枝垂れた細い枝全体にたくさんの白い小さな花を咲かせ、文字どおり “雪を被った柳” のような姿は見事だと思う。






仏事に利用されることが多いシキミ(樒)は、淡黄色の花が綺麗で芳香があるが、猛毒だと言われている有毒植物だ。 先月下旬に公園の片隅で咲いていたが、もう花は終わっているだろう。




春先に花を咲かせる樹木には黄色の花が多いように思うが、サンシュユもその一つだ。ひとつ一つの小さな花の突き出た蕊が線香花火のように見える。江戸時代に中国から入ってきたそうだが、秋に生る美味しそうな赤い実が生薬として利用されたという。






近くの公園の梅がやっと開花した。まだ数輪だけだから、例年よりもかなり遅れているように思う。先週はこの冬一番の寒波が来ていたが、今週後半には寒さが和らいで少し暖かくなるという予報だから、来月初めには開花がもっと進むだろう。




マンサクもロウバイと同様に早春に咲き始める花の一つだ。これは近くの公園に植えられているマンサクだが、花弁が長く色が鮮やかで見栄えがいいから、たぶん園芸種だと思われる。今年は開花が遅かったようだ。





