閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

セスジスカシバ

2019-10-31 | 昆虫
蜂を載せたついでに、姿が蜂のように見える蛾を見つけたので載せておこう。たぶんセスジスカシバではないかと思う。幼虫はモミジイチゴなどの野山に自生するイチゴ類の葉を餌にして育つそうだ。スズメバチに擬態して身を守っているという。てっきりありふれた蜂だと思って、1枚撮っただけで通り過ぎてしまい、すぐ後で気が付いて戻ってみたが、もういなかった。それほど蜂によく似ている。翅が透けている蛾だから名前にスカシバと付いているが、去年の11月22に載せたオオスカシバはスズメガ科だが、このセスジスカシバはスカシバ科だというから、名前にスカシバと付いていても違う種類だ。


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オオフタオビドロバチ

2019-10-30 | 昆虫
昨日のスズバチと一緒にケイトウの花に来ていた蜂だが、黄色の模様からオオフタオビドロバチではないだろうか。竹や木材の穴に巣を作り、その中に蛾の幼虫を運んできて卵を産み、泥で蓋をするという狩り蜂だ。幼虫はその巣で越冬し、芋虫を餌にして育つから、生態はスズバチと似ている。





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スズバチ

2019-10-29 | 昆虫
愛知県森林公園の花壇で見掛けた蜂だが、トックリバチの仲間のスズバチだろうか。泥で鈴のような形の壺状の巣を作り、その中に蝶や蛾の芋虫を運んできて卵を産む。幼虫は巣の中の芋虫を餌にして育つが、巣の形が名前の由来だそうだ。先月13日に載せたオオセイボウはこのスズバチの巣を乗っ取って寄生するという。





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キアシナガバチ

2019-10-28 | 昆虫
先月末に見掛けた蜂だが、キアシナガバチのようだ。アシナガバチの仲間だが、攻撃性は強く刺されると毒性も強いらしい。





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イチモンジセセリ

2019-10-26 | 昆虫
イチモンジセセリも先月14日に載せたので二番煎じになるが、昨日のチャバネセセリと同様に、東海地方では夏の終わりから秋にかけてよく見掛ける蝶だ。幼虫や蛹で越冬するそうで、幼虫の食草もチャバネセセリと同じイネ科植物やタケ科植物だというから、稲作農家にとっては害虫だろう。





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チャバネセセリ

2019-10-25 | 昆虫
先月15日にも載せたチャバネセセリ。年に3~4回発生するそうだが、東海地方では夏の終わりから秋になるとよく見掛けるようになる。幼虫で越冬し、食草はイネやススキなどのイネ科植物とかタケ科植物だそうだ。





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ウラナミシジミ

2019-10-24 | 昆虫
1か月ほど前の9月27日にも載せたウラナミシジミ。西日本の温暖な地域ではいつも見られるそうだが、東海地方では秋になるとよく見掛けるようになるが、寒くなれば越冬できないので死滅するという。温暖化が進めば、いずれはこの辺りでも越冬できるようになるかもしれない。幼虫の食草はハギなどのマメ科植物だそうだ。








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ベニシジミ

2019-10-23 | 昆虫
愛知県森林公園の南門の花壇で見掛けたベニシジミ。年に4~5回発生するから、春から秋にかけて花に来ているのをよく見掛ける。春型と秋型では翅の色が異なる。幼虫の食草は道端や空き地などに生えているスイバやギシギシで、幼虫のまま越冬するという。








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キタキチョウ

2019-10-22 | 昆虫
今月初めに撮ったありふれた蝶をまたいくつか。

キタキチョウは年に数回発生するし成虫のまま越冬するから、東海地方では真冬の気温の低い時期以外はいつでもいるように思う。幼虫の食草はハギ類やネムノキなどのマメ科植物だ。








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オケラ

2019-10-20 | 草花
先月末に瀬戸市の海上の森に立ち寄った時に見掛けたオケラ。キク科オケラ属の雌雄異株の多年草で、花は同じキク科のコウヤボウキと似ているが、コウヤボウキは木なのにオケラは草だ。葉は固くて刺状の鋸歯があるから、オケラの方が木のように見える。花を包んでいる苞葉が魚の骨のようで、網状に包んでいる姿が特徴的だ。








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リスアカネ

2019-10-18 | 昆虫
たぶんリスアカネだと思う。名前に“リス”と付いているが、動物のリスとは関係なく、スイスの昆虫学者のフリードリッヒ・リス氏に由来する名前だそうだ。


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マユタテアカネ

2019-10-17 | 昆虫
マユタテアカネだろう。顔に眉状紋という眉のような黒い模様がるのが特徴で、それが名前の由来でもある。





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ミヤマアカネ

2019-10-16 | 昆虫
たぶんミヤマアカネだろう。翅の先端部に褐色の太い帯があるのが特徴だ。いずれも♀のようだから赤くなっていない。





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アキアカネ

2019-10-15 | 昆虫
秋が深まって赤トンボがよく見られるようになったので、最近出会った赤トンボをいくつか。名前のとおり、アキアカネは秋に見られる代表的な赤トンボだ。ナツアカネの♂は身体全体が赤くなるのに、アキアカネは、“赤トンボ”とはいえ♂でも頭や胸はそれほど赤くならない。









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スズメバチ

2019-10-14 | 昆虫
大きさや模様からたぶんコガタスズメバチだろう。アカメガシワの樹皮を齧っていたが、秋は新しい女王蜂も生まれるし、働き蜂が増えて巣を大きくする時期だから、おそらく巣材集めをしていたのだろう。名前に“小型”と付いていても、体長は2.5㎝くらいあり、他の蜂よりもかなり大きい。性格はスズメバチの中では比較的大人しく、オオスズメバチやキイロスズメバチほど凶暴ではないようだが、刺激したり興奮させたりするれば、スズメバチに特有の防衛本能から攻撃してくるので、特に今の時期は要注意だろう。








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