アジサイで見掛けた虫 （5）

図鑑で調べてみたら､コガシラアワフキのように見えたが､模様などの特徴がないから種類はよく分からない。いずれにしてもアワフキムシの仲間だろう。アジサイの葉の上で殆ど動かずジッとしていた。これと同じ仲間のテングアワフキを3年前の9月8日に載せたことがあるが､いずれも体長は1㎝くらいしかないものの､うるさく鳴いている蝉の遠い親戚だ｡

アジサイで見掛けた虫 （4）

ヒゲナガハムシの仲間のように見えるが､翅に模様などの特徴がないから名前はよく分からない。このアジサイの近くにエノキがあったから､もしかしたら上から落ちてきたエノキハムシだろうか。

アジサイで見掛けた虫 （3）

花の上で獲物が近づくのを待っている白い小さな蜘蛛はアズチグモだろう。葉の裏側で隠れているのは種類がよく分からないが､ウロコアシナガグモのように見えた。いずれも脚を拡げればけっこう長いが､体長は1㎝にも満たない小さな蜘蛛だ。







ついでだから､2か月ほど前に別の場所で撮ったウロコアシナガグモではないかと思われる蜘蛛も載せておくことにする。躰は小さいがメスの成体のようで卵嚢を守っているようだった。

アジサイで見掛けた虫 （2）

アジサイの花の上で忙しく行ったり来たりしている小さな蟻がいた。種類はよく分からないが､アミメアリだろうか。仲間同士で出会うと､立ち話をしながら情報交換しているように見えた。

アジサイで見掛けた虫 （1）

今月初めの画像だが､アジサイの花を撮っていた時に見掛けた虫をいくつか･･･。

クマバチは怖そうに見えてもスズメバチと違って攻撃性はあまりないから､近くに飛んで来ても逃げる必要はないほどだ。そのためか､最近は外来種のタイワンタケクマバチに縄張りを荒らされているように思える。

スイレン

一昨日載せたワスレナグサが群生していた湿地の傍の小さな池で咲いていたスイレンだが､あちこちで見られるスイレンには品種改良された園芸種が多いらしいから､これもたぶんそうなのかもしれない。

ワスレナグサ

このところの猛暑や先月下旬からの体調不良もあって､季節の花や虫を探しに出掛けていないからいよいよ画像がネタ切れになってきた｡取り敢えず､先日､スジグロシロチョウやヒメシジミを撮ったところで咲いていたワスレナグサの花を載せておくことにする。

ウシカメムシ

両側に突き出ている突起が牛の角のようなことからウシカメムシとなったそうだが､名前とは違って体長は1㎝もないほど小さく､嫌われ者が多いカメムシの中では､あまり見かけないし可愛らしい部類の一つだ。

ヒメヒラタアブ

背中の模様はヒメヒラタアブのように見えるが､ヒラタアブの仲間にはいろんな似たような種類がいるからあまり自信はない。ヒメヒラタアブは､近年になってロシアなど北方にいるキタヒメヒラタアブと日本に多くいるミナミヒメヒラタアブに分けられたそうだから､ヒメヒラタアブとしても､正確にはミナミヒラタアブなのだろう。さらには､九州以南には近似種のホソヒメヒラタアブもいるという｡

カノコガ

翅の透き通った模様が鹿の子模様に似ているからカノコガと名付けられたという蛾だが､初夏から夏にかけてよく見られる。昼行性だから吸蜜に花に来ることもあるようだ。

キマダラセセリ

黄色の帯模様からキマダラセセリだろう。先月下旬に載せたアジサイの葉の上にいたのを撮ったものだ。

チャバネセセリ

翅の白い斑点の模様の並び方からたぶんチャバネセセリだと思うが､セセリチョウの仲間には似たようなのが多いから､もしかしたら違うかもしれない。

ヒメシジミ

長野県木曽町で見掛けたスジグロシロチョウを4日前に載せたが､その時に近くの草むらに留まっていた蝶だ。ミヤマシジミとかアサマシジミと区別がつきにくいので自信はないが､翅の斑点模様や色からたぶんヒメシジミではないかと思う。残念ながら翅を広げてくれなかったから､翅の表側の色は分からない。もしヒメシジミなら､たぶん愛知県では見られない蝶で､環境省の準絶滅危惧種に指定されている。

ルリシジミ

翅の色や模様からルリシジミだと思う。岐阜県土岐市で咲いていたユクノキを見に行った時に､近くの草むらで見掛けた蝶だ。

ヒマワリ

尾張旭市の森林公園南口のヒマワリが咲きだした。まだ梅雨明けしていないのに連日の猛暑日だから､ヒマワリがよく似合う時季になったのだと実感する。先日まではまだアジサイだったのにもうヒマワリだから､季節の移り変わりは実に速い。今年も半分過ぎたのだとあらためて思う。これから暫くまたあの猛暑の夏が続くのだろう。