閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

八橋かきつばた園 (5)

2008-05-11 | 草花

デジカメでは、実際の青色を画像で再現するのが難しい。カメラのホワイトバランスの設定値によるのだろうが、カキツバタの青紫色は、日向で撮ると紫色になり、日陰では実物よりも青色が強く再現されるようだ。青色や紫色の花は、写す角度によっても色が微妙に違うような気もする。
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八橋かきつばた園 (4)

2008-05-11 | 草花

見分けがつき難いという意味の例えで、「いずれがアヤメかカキツバタ」と言うが、それに加えて、よく似たハナショウブというのもあり、その区別をいつも忘れてしまう。

アヤメは、乾地で育ち、5月頃に紫の花が咲き、花弁に網目模様があるが、カキツバタは、湿地に生えていて、花の時期はやや遅く、花には網目模様がないが筋状の白い斑紋があるという。花の色も紫のほかに青紫や白などがあるようだ。

ハナショウブは、乾地にも湿地にも生え、開花時期は6月でアヤメやカキツバタよりも遅く、花の色も多様で、花弁には網目模様がなく、斑紋は黄色だそうだ。また、カキツバタの葉の主脈は細いが、ハナショウブでは主脈が太いという違いもあるそうだ。アヤメとカキツバタの区別は何となく判るような気がしても、ハナショウブまで含めると、どうもいつも混乱して直ぐに忘れてしまう。

いずれにしても、これら3つは同じアヤメの仲間だが、その他に単にショウブというのもある。これはサトイモ科だそうだから、益々混乱する。昔の人も、アヤメを漢字で「菖蒲」と書いていたようで、たぶんこれらの区別が付かず混同していたのだろう。カキツバタは「杜若」と書くが、これもヤブミョウガのことを言っていたらしいという説もあるようだ。どうもややこしいので、見分けが付きにくいのも当たり前かもしれない。
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八橋かきつばた園 (3)

2008-05-11 | 公園・庭園

今年のカキツバタの開花は1週間ほど遅いそうだ。満開になると紫色の花がもっと賑やかに咲くのだろうが、この日はまだ7~8分咲きくらいだったようだ。
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八橋かきつばた園 (2)

2008-05-11 | 公園・庭園

無量寿寺は1300年ほど前に創建されたそうだが、江戸時代後期の1812年に方巌売茶(ほうがんばいさ)和尚によって再建されたそうで、その時に今のようなカキツバタ庭園が完成したらしい。
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八橋かきつばた園 (1)

2008-05-11 | 公園・庭園

カキツバタは愛知県の「県花」だが、県内でカキツバタが有名なのは、知立市の無量寿寺にある「八橋かきつばた園」である。本堂の裏の庭園には、3万株のカキツバタが植えられているという。平安時代の歌人・在原業平が「かきつばた」の5文字を入れて、この地で詠んだ「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」 という和歌が伝わったことから、ここがカキツバタの名勝地になったそうだ。

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