閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

モノサシトンボ

2013-07-31 | 昆虫
図鑑の写真と比べたらよく似ていたので、たぶんモノサシトンボでいいだろう。よく似たのがいくつもいるようだから、もしかしたら違うのかもしれないが、まぁ、モノサシトンボとしておこう。モノサシトンボは尻尾の部分の等間隔の模様が名前の由来だという。黒と青のコントラストが綺麗だ。










この2頭は、尻尾の等間隔の白い模様はモノサシトンボと似ているが、頭や胸の部分の色がモノサシトンボのような青色ではないし、互いに翅の先や脚の色が違っている。そうなると名前の見当がつかないが、同じ仲間のオオモノサシトンボの♀と♂かもしれない。いずれ判ったら訂正するとして、取り敢えず、オオモノサシトンボとして一緒に載せておくことにする。




コメント

ハッチョウトンボ (3)

2013-07-30 | 昆虫
目がまだ白いからヤゴから羽化して間がない未成熟のハッチョウトンボだろう。♂なのか♀なのかは判らないが、もう少し時間が経つと、はっきりと判別できるようになる筈だ。これらは陶史の森で撮った同じ個体だ。













昭和の森にいた若いハッチョウトンボだ。一昨日載せた成熟途上の若い♂ほどではないものの、目がやや濃い色に変ってきており、当てずっぽうながら♀か♂かのおおよその見当がつきそうだ。これはいずれ真っ赤な♂になりそうな気配がする。




これは目や尻尾の色から♀のような気がするが、違うだろうか。

コメント

ハッチョウトンボ (2)

2013-07-29 | 昆虫
豊田市の昭和の森の湿地にいたハッチョウトンボの♀だ。昨日載せた♂に比べて、♀は茶色の縞模様のある黒っぽい地味な色をしている。ここの湿地では♂もいたが、♀がけっこう多かった。










たぶん未成熟の♀だと思うが、これから少しづつ黒っぽくなって♀らしく成熟していくのだろう。尻尾のあたりには既にそんな気配が少し感じられる。


コメント

ハッチョウトンボ (1)

2013-07-28 | 昆虫
土岐市の陶史の森に立ち寄ってみたら、池の傍の湿地にハッチョウトンボがいくつかいた。♀は目立たない色をしているから、気づかなかっただけかもしれないが、どれも♂ばかりだった。目を凝らして探してみたが、♀か♂か判らないような未成熟なのはいても、はっきりと判別できる成熟した♀はついに見つからなかった。ハッチョウトンボは、2011年7月26日2010年7月10日にも載せたように、1円玉の直径と同じくらいしかない日本最小のトンボだ。小さくて肉眼ではよく判らないが、目の部分の赤と黒のツートンカラーが印象的だ。













別の場所にいたハッチョウトンボだが、尻尾の赤い色がまだやや茶色っぽいから、まだ成熟途中の♂だと思う。ハッチョウトンボは、暑い日には体温調節のために尻尾を上げて直射日光が当たる面積を減らしているという。




コメント

ショウジョウトンボ

2013-07-27 | 昆虫
全身が真っ赤なやや大きめのトンボだが、ショウジョウトンボの♂だと思う。縄張り意識が強く、他のトンボに対して非常に攻撃的だそうだが、葉先に留まったまま、カメラの前で首を傾げたりして、ポーズをとってくれたから、けっこう可愛げがある。













別の場所にいたのだが、これがショウジョウトンボの♀だろうか。図鑑の写真と似ていたから、ちょっと自信はないが取り敢えずそうしておこう。


コメント

マユタテアカネ

2013-07-26 | 昆虫
図鑑で調べても名前がよく判らないが、トンボもいくつか撮ったので載せておこう。顔に眉のような黒い斑点模様があるから、マユタテアカネだろう。♂は成熟すると尻尾(腹?)が赤くなるそうだから、これは♀かもしれない。確かに眉のように見える二つの黒い斑点がユーモラスだ。近づいても逃げずに、暫く付き合ってくれた。










コメント

コンボウヤセバチ

2013-07-25 | 昆虫
最初はこの虫は何だろうかと思ったほどユニークな長い尻尾と細くくびれた腹が特徴の蜂だが、コンボウヤセバチと言うそうだ。姿がユニークなら名前もユニークで実に解りやすい。イヌヌマトラノオの花に来て吸蜜していた。長い尻尾はたぶん産卵管だろうから、これは♀だろう。名前が棍棒のように痩せた蜂とは言っても、ここまで痩せなくてもいいように思うが・・・(笑)。他にも珍しい仲間がいないかと探してみたが、この1頭だけのようだった。











コメント

フキバッタ

2013-07-24 | 昆虫
フキバッタではないかと思うが、違うだろうか。イナゴの幼虫のようにも見えるが、目のあたりの模様がちょっと違うようだから、取り敢えずフキバッタとしておこう。フキバッタにもいろんな種類がいるそうなので、どれなのか分からないが、フキバッタは翅がないか、あっても僅かしかないから飛べないそうだ。カメラを近づけたら、ジッとこちらを見ているようだったので撮ったのだが、面長の顔はちょっとユーモラスで、何か話しかけられているように思えた。













日本に生えている草や木はたぶん数千種くらいだったと思うが、素人にはそれでも数が多いのに、昆虫はその約20倍くらいいるらしく、それに蜘蛛も加えれば、もう数えきれないくらい凄い数になる。それに、未知の昆虫や蜘蛛もまだかなりいるという。植物の花や葉は何年経ってもずっとほぼ同じなのに、虫の世界では、変態をするから当然とはいえ、同じ名前なのに幼虫と成虫では全く姿が違うのが殆どで、さらに地域差や季節差があったり♀と♂でも色や大きさが違ったりするから、名前を覚えるどころか、それぞれの区別をつけるのさえも覚束ない。時には図書館にも出向いたり、手元の簡単な図鑑やネット上に出ている画像と見比べながら、当たらずとも遠からずくらいに思って、できるだけ名前を調べる努力はしているのだが、判らないことの方が圧倒的に多い。このブログを覗きに来ていただいている方々には、あらためて言うまでもないことながら、名前とか記述したキャプションなどは殆ど信用していただかないよう、くれぐれもお願いする次第である。素人のブログなどは素通りされるとは思うものの、動植物の名前などを調べるために、私のようにネット検索でたまたま訪問される方がいるかもしれないと思い、蛇足ながら、念のために申し添えておきます。
コメント

ササキリの幼虫

2013-07-23 | 昆虫
数ミリくらいの黒い虫を見つけたので、何なのか分からないまま撮っておいたのだが、後から調べてみたら、ササキリの幼虫のようだった。躰は小さいし色や顔の形は親とは全く似ていないが、触覚は画面に収まらないほど長く立派で、幼虫とは思えないほどだ。もう少し経つと、これが成長して脱皮し、緑色の成虫になるのだろう。










コメント

ザトウムシ

2013-07-22 | 蜘蛛
蜘蛛のついでに、よく似た虫も載せておこう。先週17日のガガンボのところで2年前に撮ったザトウムシを載せたが、先週末、偶然にもまたザトウムシに出会った。笹の葉の上をゆっくり歩いていたので、驚かせないように観察しながら何枚か撮っておいた。躰の大きさは数ミリ程度なのに、8本の脚の長さは、真っ直ぐに伸ばせばいずれも10cmくらいはあるようだ。躰は小さくても、なかなか精悍な顔つきをしている。長い脚にまとわり付いているオレンジ色の小さな虫は、たぶんダニではないかと思う。ザトウムシの種類はよく判らないが、奇妙な虫もいるものだ。










コメント

クモ (4)

2013-07-21 | 蜘蛛
怖そうな真っ黒い蜘蛛だが、体長は1cmくらいしかない。4枚目の画像のように、脚を伸ばした状態でも2cmくらいだろう。手元の図鑑では、ハエトリグモ科のオスクロハエトリか、またはエンマグモ科のミヤグモとよく似ているようだったが、いずれなのか、または全く別の種類なのか、結局はよく判らなかった。獲物が近づいて来るのをジッと待っている様子はなく、葉の上を行ったり来たりしながら、自分から動き回って餌を探しているように見えたが、もしかしたら、せっかく上手く隠れていたのに、カメラが近づいて来たので、それに驚いて慌てていたのかもしれない。










コメント (2)

クモ (3)

2013-07-20 | 蜘蛛
図鑑に載っていなかったのでネットで調べたのだが、コガネグモ科のサツマノミダマシのように見える。綺麗な緑色の小さな蜘蛛で、背中の白い筋模様と白い頭にある黒い目が印象的だ。この蜘蛛は糸を出して葉を丸め、上と下の葉の間に隠れ家を作っているように思われた。はっきりと蜘蛛の巣と判るほどではないから虫には目立ちにくいだろうが、こういう種類もいるものだと感心した。







カニグモの仲間のような気がするが、これも図鑑には似たようなのが載っていなかったから見当が付かない。いずれも獲物が来るのを気長に待っているのだが、その瞬間は滅多にお目にかかれないから、餌にありつける確率はかなり低いように思う。その瞬間を撮ってみようと待っていても、いつもこちらが根負けしてしまう。







コメント

クモ (2)

2013-07-19 | 蜘蛛
ハンディなクモ図鑑を見ただけでは、よく見掛ける典型的な蜘蛛しか名前が分からない。これはたぶんエビグモ科のジャコグモではないかと思う。




コモリグモの仲間のキクヅキコモリグモによく似ているが、違うだろうか。葉の先端に小さな蝿のような虫が留まっていて、これを狙っているように見えたが、ジッとしたまま動かなかったから、こんな小さな獲物は対象外なのか、それとも、さらに近付いて来るまで待っているのだろうか。




キシダグモ科のイオウイロハシリグモのようだ。イオウイロハシリグモには3種類の色違いのタイプがあって、これはスジブト型のイオウイロハシリグモのように思う。




写真の撮り方が悪かったから、この蜘蛛は全く判らない。いずれの蜘蛛も獲物が近寄ってくるのを辛抱強くジッと待っているようだ。

コメント

クモ (1)

2013-07-18 | 蜘蛛
蜘蛛は普通は人にあまり好まれない虫だが、花があれば蜜や花粉を求めて昆虫が集まり、その昆虫を餌にしようと蜘蛛や鳥が来るのが常だから、花や虫を撮っているといろんな蜘蛛にもよく出会う。網を張って飛んでくる虫を狙う蜘蛛もあれば、ジッと花陰に隠れて獲物を狙っている蜘蛛もいる。5月29日にも載せたように、ササグモの仲間は網を張らずに、花や葉の陰に隠れている蜘蛛の代表格だろう。

イヌヌマトラノオの葉陰に隠れて、花に寄って来る小さな虫を待ち構えているササグモ。




名前のとおり、笹の葉の裏側に隠れて獲物が近付くのを待っているササグモ。




ハンゲショウに来る虫を狙っているササグモ。葉の緑色の部分にいるからあまり目立たない。なかなか賢い方法だ。







ムラサキシキブの花の傍で待機中だったササグモ。蜘蛛には目が8つもあるから、そっと近付いても人を見れば直ぐに気付いて逃げ出す。獲物を待ち伏せていたのを邪魔してしまったようだ。


コメント

ガガンボ

2013-07-17 | 昆虫
図鑑でよく似たのを探したら、キイロホソガガンボに近かったが、このブログでは、同じガガンボの仲間を去年の12月1日11月13日、一昨年の5月13日などにも載せたことがあるので、もしかしたら同じ種類なのかもしれない。いずれにしろ、ガガンボで間違いないと思うが、ガガンボの仲間はどれも脚が非常に長いのが特徴だ。他の大きな動物に比べれば遥かに弱い昆虫の世界では、この長い脚が生きていく上で不利になるのではないかと思う。ガガンボは飛ぶことはできても動作が鈍いから、同じように脚が非常に長いザトウムシのように、翅がなくても素速く逃げられる訳でもないし、脚が長いことの長所は何だろうかと思ってしまう。













脚の長い虫のついでに、2年前の秋に撮った在庫画像のザトウムシも一緒に載せておくことにする。設楽町の面の木園地の林の中でたまたまこのザトウムシに出会った時には、名前も分からないまま「クモのようなこの変な虫は何だろう」と思って、コンデジで急いで1枚だけ撮ったものだ。逃げ足が素走っこくて直ぐに逃げられてしまったから、このブログには載せなかった筈だ。目はあってもが殆ど見えないそうだから名前が「座頭虫」となったようで、体長は1cmもないくらいなのに、針金のような脚はどれも数センチから10cm近くあったように思う。目の代わりになる一番前の脚で進む方向を探ったり、餌となる獲物を感知しているという。

コメント