閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

ナミアゲハ

2024-04-28 | 昆虫
ツツジに吸蜜に来ていたナミアゲハ。単にアゲハとも言うが、正式にはナミアゲハ。普通によく見掛けるアゲハチョウの仲間だ。幼虫の食樹はミカンやレモン、カラタチなどの柑橘類。ちなみに、名古屋市千種区北部に揚羽町という地名がある。町名の由来はよく分からないが、隣接する鍋屋上野町との間に「茶屋が坂公園」という広い公園があるから、昔、この辺りはアゲハチョウが多く見られたのだろうか。








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ツマキチョウ

2024-04-24 | 昆虫
ツマキチョウは4年前の4月にも載せたことがあるが、夏から翌年の春まで1年の殆どを蛹で過ごすので、春しか見られないモンシロチョウの仲間だ。モンシロチョウよりもやや小さく、飛び方もモンシロチョウほど俊敏ではない。これらはいずれも前翅の先端に橙色の斑紋があるから雄だが、雌は前翅先端の模様が黒灰色だけだ。幼虫の食草はタネツケバナやナズナなどで、ダイコンやカラシナなどの花や実も食べるそうだ。








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ヤマルリソウ

2024-04-20 | 草花
豊田市の愛知県緑化センターの散策路脇で見掛けた花だが、2009年3月末に載せたことがあるヤマルリソウではないかと思う。福島県以西に分布する日本の固有種だそうだ。自生数が減っているようで、絶滅が危惧されている地域もあるという。








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ドウダンツツジ

2024-04-16 | 樹木・花木
ドウダンツツジは、春にはアセビの花とよく似た釣り鐘状の小さな花が咲き、秋には鮮やかな紅葉が綺麗なツツジ科の落葉樹で、庭木として植えられることが多いようだ。今年はちょうど今、花が見頃だ。








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マメナシ

2024-04-13 | 樹木・花木
先週、愛知県森林公園のマメナシが満開になっていた。マメナシは「東海丘陵要素植物」の一つで、伊勢湾周辺で太古の昔から生き延びてきたこの地方固有の梨の仲間だが、特に名古屋市守山区から隣の尾張旭市にかけて樹齢の古い大木がいくつか生えている。夏から秋には1㎝ほどの小さな実が生るが、色や姿は現在の梨によく似ている。梨の原種だと聞いたことがあるが、どうもそうではないらしい。







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ヒュウガミズキ

2024-04-10 | 樹木・花木
先月29日に載せたトサミズキと花がよく似たヒュウガミズキ。トサミズキもヒュウガミズキも公園や庭に植栽されることが多い木だ。





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コツバメ

2024-04-05 | 昆虫
気温の上昇と共に春によく見られる蝶が飛び交うようになってきた。パンジーなのかビオラなのか確かではないが、公園の花壇に植えられている花に止まっていたコツバメ。4年前の4月にも載せたことがあるが、早春にのみ見られるシジミチョウの仲間だ。蛹で越冬するが、幼虫の食樹がツツジやアセビ、ネジキなどの蕾や花だというから、これらの食樹の開花に合わせて卵を産み付けられるように羽化するのだろう。止まっている時はほとんど翅を広げてくれないので表側の翅の色は見たことはないが、図鑑では褐色の地色に灰色がかった青色のようだ。飛び方がツバメのように俊敏だからコツバメとなったらしい。日本全国に分布するが、次第に数が減ってきて各地で絶滅が危惧されているそうだ。





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