閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

ナミアゲハ

2020-08-30 | 昆虫
あちこちでよく見掛けるナミアゲハ。単にアゲハとも言い、アゲハチョウの仲間の代表のような蝶だ。色や黒い筋模様が異なるキアゲハと似ているが、ナミアゲハの幼虫の食草(食樹)はミカン科の植物で、キアゲハの食草は主にセリ科植物だから、両者は巧く棲み分けしている。





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ヤマトシジミ

2020-08-28 | 昆虫
運動不足を少しでも解消しようと出掛けた公園の散策路脇にいたヤマトシジミ。交尾中のヤマトシジミは、翅を閉じたままだったので表側の翅の色は確認できなかったが、上の方にいるのが♀のようだ。








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ベニシジミ

2020-08-27 | 昆虫
先月下旬に道端で見掛けたベニシジミ。連日の猛暑で蝶もあまり飛んでいないが、暑くても元気がいいシジミチョウの仲間やアゲハチョウ、ツマグロヒョウモンなどにはよく出会う。








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ワルナスビ

2020-08-26 | 草花
言い訳になるが、新型コロナだけでなく連日の猛暑のために外出自粛が続いていることもあって、また半月ほどブログの更新が滞ってしまった。

先月末に撮った画像だが、草刈りがされてない空き地や道路脇でワルナスビの花がたくさん咲いていた。ワルナスビは米国原産のナス科の多年草で、花はナスやジャガイモなどとよく似ているが、茎には棘があるし有毒で、駆除が厄介な雑草だからワルナスビと名付けられたようだ。要注意外来生物に指定されている嫌われ者ではあるが、花期は長いし雨が降らない猛暑でも枯れないから、小さな虫たちには蜜や花粉を供給してくれる貴重な植物だろう。








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マメイタイセキグモ

2020-08-11 | 蜘蛛
ブログにアップするのが遅くなってしまったが、先月22日にマメイタイセキグモという滅多にお目にかかれないという珍しい蜘蛛を見つけた。ススキの葉裏にいたのを偶然にも見つけ、撮った写真を拡大して蜘蛛だと分かったが、最初は小さなゴミか、もしかしたらトリノフンダマシかもしれないと思ったほどだ。大きさは3㎜くらいだろうか。今月初めに再び訪れ、蜘蛛の掲示板に写真を投稿して名前を問い合わせたら、マメイタイセキグモとの回答だった。図鑑やネットで調べたら、蜘蛛に詳しい人でもなかなか出会えない希少種で、愛知県では豊田市や日進市、岡崎市でしか見つかっていない絶滅危惧種だという。「マメイタ」というのは背中のイボイボ模様が“豆板”という駄菓子に似ており、発見者の井関さんの名前に因んでこの名が付けられたそうだ。粘球の付いた糸を投げ縄のように飛ばして餌を獲るという信じられないような特殊能力の持ち主だという。






前脚の間から覗いている小さな眼が写っている手前側が頭(顔)だ。




この画像はフラッシュを点灯させて撮ったためかもしれないが、蜘蛛の色がやや黒っぽく見える。もしかしたら別個体なのかもしれない。
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シャチホコガの幼虫・その後

2020-08-04 | 昆虫
先月20日にシャチホコガの幼虫を載せたが、1週間後に様子を見に行ったら、身体は少し大きくなり、表面の艶がなくなって脱皮直前のような姿をしていた。少し動いたので生きているようだった。それから5日後に再び確認に行ったらもう姿がなかったから、今頃は蛹になって葉裏のどこかで隠れているのだろう。










シャチホコガがいたオニグルミの実もけっこう大きくなっていたので、ついでに載せておこう。


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セミ

2020-08-01 | 昆虫
このところ早朝から昼過ぎくらいまでクマゼミの大合唱が続いている。夕方には主にアブラゼミが鳴いている。名古屋では、昔はニイニイゼミとアブラゼミがほとんどで、8月に入るとたまにクマゼミを見掛けるくらいクマゼミは珍しかった。暑さが和らいだ頃にツクツクボウシの鳴き声が聞こえるが、今ではクマゼミが圧倒的な多数派で、ニイニイゼミはほとんど見掛けなくなり、アブラゼミやツクツクボウシも少数派になってしまったように思う。温暖化が影響しているのか、環境はかなり変化してきているようだ。





7匹が一か所に集中して一斉に鳴いていると、さすがに煩い。


遠回りにそっと近づいてクマセミを襲うつもりのようだったカマキリ。相手は翅があるし、ちょっと大きすぎるのでは・・・。


クマゼミには我れ関せずで交尾中のアブラゼミ。
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