閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

白山神社のヒトツバタゴ (2)

2008-05-05 | 樹木・花木

土岐市の白山神社のヒトツバタゴは、これも東海地方の固有種であるハナノキと一緒に、同じ場所に自生しているということでも珍しい貴重な存在だそうだ。これら2種類の木は、いずれも「白山神社のハナノキ及びヒトツバタゴ」として、昭和18年に国の天然記念物に指定されている。
コメント

白山神社のヒトツバタゴ (1)

2008-05-05 | 樹木・花木

岐阜県土岐市にも、国の天然記念物に指定されている自生のヒトツバタゴがある。犬山市西洞のヒトツバタゴがまだ満開前だったので、ついでに中央高速道路・土岐IC近くの白山神社にあるヒトツバタゴにも回ってみた。

昔、このあたりはヒトツバタゴの群生地だったらしいが、次第にその数が減ってしまったようで、この白山神社のヒトツバタゴも、そのうちの1本の大木が、老朽化によって十数年前についに枯れて倒れてしまったそうだ。この写真のヒトツバタゴは、枯れた老木の隣に立っているもので、まだ満開には至っていなかったが、八分咲きくらいで、かなり開花した状態だった。
コメント

西洞のヒトツバタゴ (2)

2008-05-05 | 自然景観

ヒトツバタゴは、タゴ(トネリコ)の木に似ており、タゴが複葉であるのに、ヒトツバタゴは単葉のために、“一つ葉のタゴ”ということで、地元尾張の植物学者・水谷豊文が、江戸時代末期の1825年にこの地でこの木を発見し「ヒトツバタゴ」と命名したそうだ。ヒトツバタゴの原産地は中国とのことで、朝鮮半島と台湾にも自生しているそうだが、アメリカの南東部にも、よく似たアメリカヒトツバタゴという木があるらしい。
コメント

西洞のヒトツバタゴ (1)

2008-05-05 | 樹木・花木

名古屋市内の公園でヒトツバタゴが開花したと新聞に出ていたので、国の天然記念物に指定されている犬山市の「西洞のヒトツバタゴ」を見に行った。ヒトツバタゴは、別名「ナンジャモンジャ」とも呼ばれている。日本国内では主に愛知県と岐阜県の木曽川流域と長崎県対馬にしか自生していないという珍しい木で、環境省の絶滅危惧種になっているそうだ。最近では、街路樹や庭木として各地に植栽されているが、数少ない自生の木では、この「西洞のヒトツバタゴ」は樹齢300年の古木として有名だそうだ。満開時には、“雪が積もった”ように全体が真っ白になって壮観だが、残念ながら、1週間ほど早すぎたようだ。
コメント