やさしい雨が好き

マリ(ポーリッシュ・ローランド・シープドッグ)はいなくなったけど、私のボンヤリ日記は続きます。

新美南吉童話集

2012-08-31 00:12:26 | Weblog
「ごんぎつね」と「手袋を買いに」を連れて帰った後、

「新美南吉童話集」を買って読んだ。



14編の童話は何だかなつかしくて、あまずっぱい。

私が生まれる前のお話なのに、

祖母から聞いたお話のようだった。

でも、せつない気持ちもいっぱいつまってる。

南吉が29才の若さで病気で亡くなってしまったからだろうか。

私は「牛をつないだ椿の木」が印象に残った。

村人の為に井戸を掘り、みんなの喜ぶ顔を見て、

思い残すことなく戦争に行く海蔵。

悔いなく生きることの意味が書かれている。