新聞などで、何となく知ってはいたんだけど、
ちょっとしたきっかけで、この連休
大野更紗さん著の「困ってるひと」を読んだ。
(買えばいいのに、ケチな私は黒犬ちゃんに図書館で借りてきて貰った。
彼女はもう既に読んでいて、私に勧めたそうだが、さっぱり覚えてなかった。・・・)
彼女はビルマの難民支援ボランティアをしていた大学院生。
突然稀な難病にかかってしまい、毎日24時間、365日がインフルエンザ状態。
悲鳴をあげたくなるような、病状、検査、治療に、
読んでいる途中は夢にまで出てしまった。
完治の見込みのない病状だけでもつらいのに、
「これからどうやって生きていけばいいのか・・」
彼女の不安はいっぱいだ。
不自由な身体でいろんな社会制度の手続きとも戦っていかなくてはならない。
私は彼女と比べれば、申し訳ない位健康だ。
こんな私も、抗核抗体の数値が高くて膠原病の疑いがあるので、
定期的な検査をしている。
最初誤診でいきなり病名を宣告され、
ネットで調べて少し知っていたので、
彼女のした検査のことも他人事ではなかった。
だけど、当時25歳のかわいい乙女の更紗ちゃんは、
その困っていることを、ユーモラスに書いてくれたので、
この本はベストセラーになっている。
この本のレビューを見ても、いろんな世代の人が読んでくれているみたいで、なんだか嬉しい。
彼女の本のあとがきの言葉
難ばかりの今日も。
今日も、みんなが、絶賛生存中。
大変な内容だけど、生きるってことを改めて考えさせてくれる、
元気の出る本だと思うので、オススメです。