やさしい雨が好き

マリ(ポーリッシュ・ローランド・シープドッグ)はいなくなったけど、私のボンヤリ日記は続きます。

ザリガニとドラッカー

2010-11-13 23:16:34 | Weblog
今日、こんな話を聞いた。

ザリガニは水槽にいっぱい入れておくと、
共食いをして、だんだん数が減ってしまうそうだ。
強い者が弱い者を食べて、
やがて、最強のザリガニ1匹になってしまう。
だが、そのザリガニも最後は飢えて死を待つばかりになる。

今の日本の経済というか、企業にも置き換えられるいう話だった。

生き残る為に共食いをするのではなく、
共存する道を考え出すことが大切なのではと。

そんな話を聞いた後、コンビニで
こんな本を見つけた。



今年の3月に
NHKのクローズアップ現代でドラッガーの事を知ってから、
ずっと気になっていた。

有名な「マネージメント」は難しそうだし「もしドラ」は借りれるかも。
読書の苦手な私にはぴったりの入門書だ。
お値段も嬉しい。(文庫本で533円)

経営学者というより、心やさしい思想家のドラッガーは、
幸せな気持ちにしてくれると、糸井重里さんも言われてた。

そして、今夜、NHKの「追跡!A toZ」という番組
「日本の頭脳が中国へ!格付けされる技術者の悲哀」を見た。

日本の企業をリストラされた技術者が、中国の企業に雇われていくという、
リポートなのだが、したたかな中国はあくまで頭脳やノウハウのみを、
冷酷に取り込んでいる。

生き残る為ととはいえ、簡単に人を切り捨てていった日本の企業が、
今、中国の企業の勢いに苦しめられているとは皮肉な話だ。

その番組の中で、リストラされて生活の為、
中国の企業ででも自分の技術を生かしたいという技術者の方が、

「企業は人ですよ。
 特に日本のように資源のない国は、人をもっと大切にすべきだと思います。」
というような事を言われてた。

大人気の「もしドラ」からであっても、
これから日本が少しでも修正できたらと願う、町工場で働くパートのおばちゃんだ。