川崎「ラーメン・道」

川崎ラ・チッタデッラにある「La MenStrada」でラーメンを食べる。

ラ・チッタデッラは川崎のさいか屋うらにかなり前に出来たイタリアをイメージした映画館やレストラン、ショップなどの集まったモールだ。
なので、入っているレストランもイタリア系が圧倒的に多いのだが、そのなかでイタリア料理店で有りつつラーメンを出すお店が「ラーメン・道」まさにフェリーニの映画のようなネーミングのラ・メン・ストラーダな訳だ。

覚えているだろうか、昔ＴＶでやっていた「ガチンコ！」というドキュメント風バラエティフィクションの番組、その中でガチンコラーメン道という「支那そばや」佐野氏に理不尽なまでの修行を強いられたダメラーメン屋の人々、御輿じゃ～などとキャラ優先の参加者も居たが♪　

その中にいた元イタ飯屋の主人がラーメン修行をしていた、その店がここ、そう、今じゃ超有名石塚シェフの店だ。

基本的には「支那そばや」なのだが、まさに癖が無くクリアで表面に鶏油だろうか、これが結構厚みをもってスープを覆っている。非常に良い出来のコンソメ、それにしっかりと醤油の味を付けた無限に飲み続けられそうなうまいスープ。
バラ肉を巻きまわりをあぶったとても美味いチャーシュウ、ほどよい大きさの海苔と一緒に食べるとチャーシュウのゴールデンポークのバラ肉の脂分に海苔の香りで爽やかさを加えてくれる。メンマはやや細めなれどしっかりと味付けがされていて美味い。映画を観た人は半券を持ってくると名古屋コーチンのゆで卵がサービスされるそうだ。（残念！知らずに捨ててしまっていた）

麺は普通の中華麺とデュラムセモリナ粉使用のイタリア麺とが有る。

食券を買うときどう違うのかと店の人に聞いたところ「そこに書いてあります」との対応。
これはいかがなものか？忙しい時間帯では無かったのだから簡単に口で説明しても良かったのではないだろうか、うんちくを読むよりは好印象になると感じるが。

実際の所、普通の麺とどう違うのかは感じられなかった、いわゆる中太ストレート麺でちょっと柔らかすぎる茹で具合。ただ、この上品なスープとのバランスを考えれば粉臭さを飛ばした柔らかめくらいの方が洋食っぽさが出て良い選択かもしれない。

ということで、非常に美味い、が、店員の対応が残念だったので限りなく満点に近い★★★★☆です。