深*龍宮の使いのブログ

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憲法改正はなぜ不可能なのか、

2006-01-27 12:39:03 | 憲法
    どうもこんにちは


  何となく最近、小泉政権が潰れそうな気配がしますね、それがどうなるか?、それは分かりませんが、少なくとも悪くはならないでしょう、誤魔化しが消えれば、本質が見えてくる、そうすれば世の中の自然に変わっていくでしょうから。 さて、それはいいとして今日は、憲法改正はなぜ不可能なのか、ということでも、最初から不可能としてはじめているので、変な話といえば変な話ですが、私はまず、憲法改正は今の状況では不可能である、その上でそれはなぜだろうということでも書いてみようかと思ったのですけど、それでこういうタイトルになったのですが、やはり妙といえば妙なタイトルですね。


  それで、タイトルの話は置いておいて、まず憲法改正は今は不可能な事でも。 むかしも書いたような気がしますが、不可能な原因としては、やはりアジア諸国との関係の悪化、それが大きいと思います、その原因は小泉氏による靖国参拝と、同人物によるアメリカ追随により、アジア諸国が日本の過去のような軍事化と、アメリカ追随による日本のアメリカ化、もしくは、アメリカの手先になるのではないかという疑惑によってアジア諸国に不信が広がり、収拾がつかなくなりつつあります、まあ、根本的には小泉氏こそが憲法改正の最大の問題という、皮肉な結果になっていますが、とにかく、現状での憲法改正はアジア諸国との関係悪化を招くので、国益に反する以上不可能だといって良いと思います。


  ならばどうすればできるのか?、私の考えでは、まずアジア諸国との信頼関係を損ねない形で行える事、それが第一だと思います、そのためにはまずむかし書いたようなアジア共同体のような枠組み、もしくは、アジア諸国(中国を除く)とNATOのような組織を作り、軍事的な共同性を持たせ日本の軍事化が、アジアの為になるという形を持たなければアジア諸国は不信をもち、日本から離れてしまう、それは日本の為にはならないので、とにかく何らかの形でアジア諸国の不信をまねかない形で、日本の軍事化の形を見出さないといけない、そしてその一つの形が現状の憲法である以上、憲法を変えるのなら条文を変えるのではなく、その憲法が担っていた外交的責務を、何らかの形で政府が背負い直さなければならない、そうしなければ日本とアジア諸国との関係は崩れてしまう。


  もう一つの問題が、アメリカとの関係、アジア諸国にとってはアメリカは敵に近い国だと思います、少なくとも、純粋な信頼関係はないでしょう、昔の色々あった歴史を見る限り、アジア諸国の多くはアメリカを快くは思っていないでしょう、そして今軍事化をすると、その快く思っていないアジアの感情が、そのまま日本に来ます、アメリカは遠くの国だからいいですけど、日本はどうなります?、つまり日本が軍事化するのならアメリカとの関係の薄い独立した形でないと、アジア諸国からまたしても猜疑心を持たれてしまうという事です、これもまた憲法が背負っていて、憲法があることによって、アメリカから離れて軍事力を持つ事が出来るようになっている、もしこれがなくなると、韓国の様にアメリカの指示でベトナム戦争等にも行かねばならない、憲法の背負っているもう一つの外交的責務がこのアメリカからの要求を断り、アメリカの国益で日本が動かされるのを防ぐ効果、これについても外交的責務を何らかの形で、負担しなおさねばならないが、それが出来るような、組織、人材などというものがこの国に存在しない事は、誰の目にも明らかだろう。


  根本的には二つで、憲法の背負っている二つの外交的責務、アジアとの信頼関係と、アメリカからの要求を抑える効果その二つを別の形で作れるなら、改正も不可能ではないでしょう、ただしその形は全く見えていません、今のままの改正では、その二つの外交的責務がそのまま日本を直撃するでしょう、なのに何故それを選ぼうとしているのか?私には分かりません。 この国の外交音痴も随分ひどいものだなと正直思います。  


    それでは今日は金曜ですので、次回は、月曜ですね、では良い週末を。