傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

心地いいことは体にもいいこと

2005年11月19日 | 在宅ホスピス
私は距離の離れた場所へ出張する時なるべく宿泊は避けるよう努力します。

東京なら姉が住んでいるので気兼ねなく泊まることはできますが、心から落ち着くことはできません。

自分の場所がないから。

自宅には自分の居場所がきっちりあります。私しか使わない机やベッドやタンスがあります。

狭くても、自分の家が落ち着きます。

だから、最期を自宅で過ごしたい、と思う気持ちに共感できるし、できるだけ応援したいと思うんです。

ハワイのホスピスでこんなことを聞きました。

米国のホスピスでサービスを受けるには余命6ヶ月以内、という2人以上の医師の診断が必要。

ところが実際は6ヶ月以上療養されている方がとても多いんだということを。

実際患者の記録ファイルの整理をすると1年はめずらしくないし、2年以上もサービスを受けている方がいるんですね。

自宅で少しわがままをいいながら、いつもと変わらない日を淡々と好きなように療養する。

私が理想とする最期の姿なのかも。

QOLの向上の重要さを感じさせられます。

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