傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

現場100回・・・まだ20回くらいだ・・・

2009年04月30日 | 緩和ケア
やっとブログを書く心と時間の余裕が生まれました。
理由は、連休に入ったからなのですが。

最近はっきり実感したことがあります。
って遅過ぎ!と言われそうですが。

それはわからないとき、答えが見つからないとき、壁にぶつかったとき、

わからない対象に何度もアクセスすることが大切だということです。

昔の刑事ドラマではよく「現場100回」といって、刑事が足繁く現場に赴いて、

視点を変え、時間を変え、状況を変えながら現場をみるうちに、解決の糸口が見つかるという話がありました。
(ちなみに小学生時代の将来の夢は、警視庁捜査一課に行くことだった。無謀~・笑)

最近痛感するんです。こういう地道な作業って、すご~く大切だなって。

医療なら患者100回でしょうか。

こちらも「全ては患者が教えてくれる」という話をよく耳にしますが
日を変え、時間を変え、患者の話を聞き、状態をみていれば答えが見えてくるようです。

論文100回も大切ですが、それ以上に患者100回が大切な気がする。


集中して対象に向き合う。

仮説を立てて、検討してみて、棄却して、
また新たな仮説を立てて、検討してみて、棄却して・・・

ずっとこの繰り返し。

するとすっと答えの道筋がクリアになり、雑多なものが見えなくなってくる、という感覚です。

そのとき見つかった答えには自信があります。

なんでこんなことを思っているかというと、今まさにこの格闘をしているからです。

悩める日々です。

記憶力

2009年04月16日 | たわいもないこと
学生時代、私の記憶力はピークにあったように思います。

例えば、数年前の6月10日、学食で友達との平凡な会話を鮮明に覚えている、とか、
(日付を覚えるのも得意でした)
映画を見たらストーリーを正確になぞらえることができた、とか。

人と話をしていて「その話聞くの3回目!」といつも思いましたし(すいません・笑)、
この話は誰にして誰にしてない、というのも確実に覚えていました。

でもそれは過去形です。

今はというと、この話を誰にしたかは覚えていないし、「そんなことあったっけ??」ということもしばしば。

なんでこんなに記憶力が悪くなったのか、悲しいばかりです。
年のせい、と簡単に片付けるのもなんか納得がいかず。

記憶力を磨こう、とある、とても簡単なことをはじめました。

毎日一日にあった人の名前、した会話、出来事を思い出してみよう、というもの。

言うは易し、はじめてみているのですが、難しいんです。

思い出せないから難しいのではなく、あるところで
「あ、言い忘れた」
「あ、あれするの忘れた」
「そうかぁ、こういう意味だったのか」
とか単純に思いだす意外に、付随した事柄が浮かぶので、前へ進まないのです。

下手したら一人目であれこれ考えているうちに、気が付いたら寝ている、という始末。

ベッドに横になってからするのが間違っているのかもしれないのですが、そこまで落ち着くことがなくて。。。

あまりに早く寝すぎるのを我慢するか、もっと早い段階でその作業をするか、
記憶力の鍛錬以前に違う問題が浮上していて、

少々困っています。

お花見でニコ

2009年04月10日 | 緩和ケア
患者さんをお連れしてお花見をしました。

といってもレジャーシートを広げてお酒やおつまみをもっての宴会ではありません。

自力で座るのも大変なので、リクライニングの車椅子で病院の周りに咲いている桜を見に行きました。

春の陽気に包まれてポカポカ暖かい。

あまりお話できないし、目も閉じがちなのですが、桜を見るときはしっかり目をあけて見上げていました。

見事にきれいに咲いた桜が優しい。

患者さんに?というより、私自身がとてもほっと癒されました。

こんな暖かな昼間に桜を見上げるなんて、ずっとしてなかったなーと。
時々風が頬をなでて、患者さんはうとうと。。。

「ベッドに戻って寝ますか?」
とお聞きしたら、首を横に振りました。

「もう少しここでゆっくりしますか?」
とお聞きしたら、大きく頷きました。

会話はないけど、鳥の声と風が吹いた、静かな静かなお花見になりました。

歌詞から想うこと

2009年04月09日 | 緩和ケア
昨年9月兵庫県芦屋市で開催した、リレーフォーライフ2008in芦屋では
微力ながらスタッフとしてお手伝いしました。

そのリレーフォーライフの模様は11月にNHKスペシャルにて放送されました。

その放送の中で歌手の馬場俊英さんが歌ってくれました。
タイトルはいつか君に追い風が


馬場さんが病気になった友人を思って書いた詩だそうで、
その一節は毎回聞く度心を激しく揺さぶられます。

それは
「平凡な午後のいつも街角で、肩をたたかれ振り向くと
そこに悲しみが立っている」
というもの。

がん患者さんはある日突然がん患者になります。

もちろん知らない間にがん細胞が生まれ増え続けてしまったのですが、
知らない間はがん患者ではありません。

それは、日常の平凡な日、いつもの行動範囲内の病院で、突然病名を告げられた瞬間からがん患者になるのです。

もちろん人によりますが、
「平凡な午後のいつも街角で、肩をたたかれ振り向くと
そこに悲しみが立っている」
という表現がその感覚を表しているのでは、と思います。

ここの部分を聞くと胸が苦しくなります。

いや、この部分以外も、ほとんど全部泣きそうになるのですが(笑)

ストレスとは信じたくないけど

2009年04月08日 | たわいもないこと
会社員の人達にとって経営者とは非常にストレスの多いもの、
とイメージする人も多いことと思います。

私はどれがストレスでどれがプレッシャーなのか(同じか?・笑)
わからないけど、会社設立以後、ストレスはないなぁと思っていました。

最近メディカルケアプランニングとしてではなく、
違う組織で仕事を手伝ったのですが、その責任は重いものでした。

そして久々の感覚が戻ってきました!

このキリキリと痛む感じ、
腸ではないけど、みぞおちの下辺りが・・・キリキリグリグリと痛い。

「どこか悪いのかな」

と思いましたがどこかで「この痛みは知っているぞ」と考えた末、
胃痛だということを思い出しました。

↑遅い・・・(汗)

いやぁ面白い。
会社員時代はよく胃痛に襲われましたので、H2ブロッカーは常備薬でした。

今は一錠も持っていません。
この4年ばかり必要になりませんでしたから。

メディカルケアプランニングの仕事で重責がかかっても胃痛はでなかったのに、
人様の組織で仕事をすると胃痛がでるなんて。

面白いですよね~。

もしこの胃痛が単なる体調の変化でなく、
仮にストレスからきているのだとすれば、
ストレスと感じるポイントはどこなんでしょうか。

不思議です。

世の経営者が重責の割りに元気な秘密が隠されているかもしれません。

ホームページのリニューアル

2009年04月07日 | Weblog
夏前を目処にホームページのリニューアルを考えております。

私をよーく熟知している(笑)起業仲間のコンサルタントがいろいろと提案してくださるので、とーっても助かります。

こっそり組織も変えますのでそれにあわせたホームページにしないといけません。

設立4年前にしての変革ですね。

気がつくと自分自身で手に負えないくらいのメニューになっていましたので、
提供するサービスも見直してスリム化します。

どんな風になるのか楽しみです。

今週末は一口相談会です。

お気軽にお越し下さいませ。

森カフェのコーヒー

2009年04月03日 | たわいもないこと
今週は仕事の打ち合わせのため久しぶりに東京へ行きました。

久しぶりに飛行機にのりました。
久しぶり、と言っても年末年始に北海道へ行ったので、3ヶ月ぶりではありますが、昔会社員だったころは毎週のように業務で東京へ通っていたので、懐かしい気分です。

離着陸のときが一番興奮する私なのですが、見たことのない操縦席の風景が浮かんできて、
操縦士と副操縦士がパチパチとスイッチを入れたり切ったりしている姿(素人的・笑)を想像します。

見えないのに「格好いいなぁ」と憧れるのでした。
「私もパイロットになりたい・・・」とも。

人生思い立ったらいつでもスタートできるとはいえ、さすがにパイロットは無理そうです。


前置きが長くなりましたが、森カフェで出すコーヒーの味が決まりました。

ドリップではなくプレス式です。

プレス式コーヒーはヨーロッパでは広く利用されている方法です。

ドリップ式とは違ったおいしさで、それが意外でとても気に入りました。

そのプレス式を淹れるために購入したものはデンマークのボダム社製の
bodum TRAVEL PRESS ミニトラベルプレス 1205-01FM-DJ


ドリップ式とどっちがおいしい?という質問は適当でない気がします。
なにか違うもの、という感じですね。

4月の森林ツーリズムの日程を早く決めて案内します。