傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

緩和医療にの均てん化に薬剤師が担うものとは

2007年09月28日 | 緩和ケア
本題の前に・・・

また知っているがん患者さんが亡くなりました。

社会的な影響が大きかった人でした。

数回お食事をしたことがありましたが、とても前向きで、

いつも圧倒されていました。

ご冥福を祈ります。

■案内 2007年11月4日(日)スタート 患者さんを支える人のピアカウンセリング講座

さて、明日日本医療薬学会なるものでシンポジウム発表します。

シンポジウムのタイトルは今日のブログのタイトルそのものです。



発表時間は20分なのですが、何度練習しても(練習というのがかわいい)

25分になります。私のくせとして練習より本番は緊張のせいか短くなります。

このままで本番に望もうかと思っています。が、前回は練習どおりの時間でした。

プレゼンに慣れてきたせいでしょうか。

短くするかこのままにするか、あす壇上で決めたいと思います(笑)

ちゃんとできますように・・・

■お知らせ 2007年11月24日(土) 市民向け 神戸緩和ケア講演会 のご案内

泣けました

2007年09月26日 | 緩和ケア
先日、奥様をなくされた人の手記というかエッセイ集をいただきました。

昨日の帰り際、少しだけ読もうと手に取ったのですが、

引き込まれて結局最後まで読みました。

正直に、ありのままに現れては消える感情を綴っていました。

文章は淡々としていますが、内容はとてもインパクトの強いもの。

泣きました。

人の悲しみの深さをなんとか想像しようと努力しましたが、

大分手前でそれ以上は想像できないように感じました。

いろんな人に紹介したいなあと思いました。

特に大きな悲しみを追っている人に。


ピアカウンセリング

2007年09月25日 | 在宅ホスピス
■案内 2007年11月4日(日)スタート 患者さんを支える人のピアカウンセリング講座

先日心に痛手を抱えた人が集まる会に参加し、グループカウンセリングの仲間に入らせていただきました。

それぞれの思いや考え方があり、同じ境遇であっても対立する意見があったりして、とても勉強になりました。

自分も痛手を負っていても、自分も人の言葉で傷ついたとしても、

それをまだ癒せていないと気がつかないうちに他人を責めることもあります。

抽象的でわかりにくいでしょうか。

グループカウンセリングには訓練したファシリテーターが必要ですね。

■お知らせ 2007年11月24日(土) 市民向け 神戸緩和ケア講演会 のご案内

ハワイのホスピスでビリーブメントケア・つまり大切な人を亡くした人のためのケア・に参加したことがありますが、

あちらは訓練されたボランティアのファシリテーターがしっかりしていました。

日本は今から成長するところ。

是非がんばってほしいと思います。

女性は敷居が低い?

2007年09月21日 | 在宅ホスピス
患者さんのケアの中で、特に身体に触れるもの、

例えばアロマトリートメントやタッチセラピーのようなものは、

女性にはすっと理解できるもののようです。

患者さんもそう。

看護師さんもそれらを習う人が多いとのこと。

でも男性はエステなんかも受けたことはなく、

そんなものが喜ばれるのかどうか、すっとは入っていかないなぁと

最近思います。


最期は今にかかっている

2007年09月20日 | 在宅ホスピス
人は生きてきたように死んでいく。

緩和ケアにたずさわる人たちがよくそう言います。

人に親切に優しくしてきたひとは、最期も人に優しく親切にする。

人にいじわるをし冷たくしてきた人は、最期も周りの人に当たって冷たくする。

当然人に囲まれて最期を過ごすのと、孤独に過ごすのとにわかれる。

だが、たま~に、優しくせず冷たかった人が悟りを開いたかのように人に優しく感謝の気持ちを現して穏やかになることもあるそうだ。

極めてまれだそうですが。

でも反対に、親切に優しくしてきた人が、人に冷たく当たることがあるという。

例えば、がんの痛みがあるとき。

痛みは人を本来の状態でなくならせてしまいます。

がんの痛みはなんとしてでもとってしまわなければなりません。


お知恵拝借。バーンアウトを防ぐ

2007年09月19日 | 医療関連
■案内 2007年11月4日(日)スタート 患者さんを支える人のピアカウンセリング講座

昨日講演の依頼を受けました。

内容は2月に行った「がんの痛みと心の痛み、どう支えますか」

で私が講演した内容に近いものになりそうです。

いろんな話に発展し話に花が咲きました。

ケアする人がバーンアウトしないような手段があれば伝えたいと仰っていました。

つい最近そんなセミナーを聞いたのですが、自己覚知をすることが必要とのことで、

ちょっとレベルが高そうです。

バーンアウトを防ぐ、そんな講習ありますでしょうか。

どなたかご存知でしたら教えて下さい。

■お知らせ 2007年11月24日(土) 市民向け 神戸緩和ケア講演会 のご案内

9月の第一週に研究会へ行きそこでの様子をメルマガに書いていますが、

全く進みません。

だからここで宣言します。今日か明日、メルマガを配信します!


リレーフォーライフジャパン in 芦屋 で出展

2007年09月18日 | 医療関連
先日の週末、15日16日はリレー・フォーライフin芦屋が開かれ、

もしもしがん手帳を宣伝すべく行って参りました。

当日はたくさんの方がブースを訪れてくれました。

みなさんありがとうございます!

無人のブースを写真に添付します。


その中で「かけこみ相談室」で相談にものりました。

治療の選択を任され、その期限が迫っているとのこと。

そう簡単に決められることではないですよね。

人に相談しても意見はまちまち。

どうしていいかわからず、大きな不安を持っているのではないでしょうか。

いい選択ができることを願っています。

髪は女のいのち2

2007年09月13日 | 在宅ホスピス
80歳代の女性の方。

脳の手術をするため、医師先生が髪を剃りました。

無残に。

手術の後しばらく経って退院したのですが、

不格好な頭ではどこにも行きたくない、

誰にも会いたくないと言って、

家に籠もりきりです。

じゃ美容院に行けば、と思いますが、

恥ずかしくて美容院すら行くこともできない、と。

せっかく退院して、お家に帰ったのに

これじゃなんの意味もありませんよね。


髪は女のいのち

2007年09月11日 | 緩和ケア
「どうして病院には美容室がないの!?」

そう半分怒りをもって疑問を投げかけた人がいました。

だいたい理容室しかない。女性としてあんなところへ行く気がしない。

きちんとカットしてほしいし、パーマやカラーもしてほしい。

「ほら、あなたは今風のね、素敵なカットしてるじゃない。」

(いしだ)・・・そ、そうかなぁ・・・?

外出するのも大変だし。

そんな話をしていると担当医がいらっしゃいました。

いしだ「先生、○○さんがね、かくかくしかじか。」

先生「そうだね~。前はボランティアさんが来てくれてたんだけど、最近は来ないナァ。忙しいんだろうね。」

○○さん「先生ね!私ボランティアじゃなくっていいんです。お金払いますから。」

先生「う~ん。」

病院で何か外部のサービスを入れるのっていろいろ壁があって

簡単にはいかないんですよね。仕方ないったら仕方ないですが、

私も彼女の気持ちがよくわかるし、なんとかしてあげたいなぁとも思います。

女はいくつになっても女なんですよ~!!