傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

傾聴を通して 私の知らない人生

2008年02月28日 | 医療関連
久しぶりに傾聴の話をします。
いやぁ、人の話を聴くのは、本当に勉強になります。

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戦争中、兵隊として南方へ行った。

向こうは暑いので日除けとして、マンゴーの木を植える習慣があった。

自分がいた兵舎も多分にもれず、庭には大きな大きな、大人二人が手をつないでもまだ届かない、マンゴーの木があった。

実がたわわに成る。

雨が降ったり、風がふいたりすると、そのマンゴーの実が屋根に落ちてくる。

ボーン。

コロコロコロコロ。

ポターン。

そうやって地面に落ちる。

その実を拾い、すぐには食べない。

箱の中に入れること3日、実はおいしく熟す。

それを手で皮をむいて、食べる。

横向きに持ってはいけない。筋が多くて食べれないから。

立てに持って歯でそぐようにして食べる。

うまかった。
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セミナー開催にあたってのメッセージ その2

2008年02月25日 | 緩和ケア
*3月9日開催の市民がんセミナー「もっと知ってほしい女性のがん」*

セミナーの案内をみる

セミナー開催にあたり、がん患者組織リレー・フォー・ライフ関西実行委員会からのメッセージです。<つづき>


そして女性のがんで苦しんで悩んでいるあなたへ送りたいメッセージがあります。

今、私ががん患者として明るく前を向いていこうと思えるのは、
支えてくれた家族、友人・仲間そして、先生をはじめとする医療関係者の温かい出会いがあったことです。

がんになってできなくなったこともありますが、がんになったからこそわかったことの一つに、
素直に感謝する気持ちと
ただ普通に生きていることがこんなに幸せなんだと、
心から感じることができることです。

あなたは、1人ではありません。

明るく笑顔と希望をもって、いっしょに、今ある命を輝かせ前を向いて歩いていきたい。

そう願う私がいることを知ってほしいと願っています。

ご参加を心よりお待ち申し上げております。

お申し込みはこちらから!男性の方も是非ご参加下さい。


リレーフォーライフ関西実行委員会ホームページはこちら

セミナー開催にあたってのメッセージ その1

2008年02月25日 | 在宅ホスピス
*3月9日開催の市民がんセミナー「もっと知ってほしい女性のがん」*

セミナーの案内をみる

セミナー開催にあたり、がん患者組織リレー・フォー・ライフ関西実行委員会からのメッセージです。

“○○がんです。”

あなたは、このように告知された自分自身を想像できますか?

がんになった誰もが、私だけは、無縁だって思っていたと・・・

そして、どうして自分なんだと・・・


それまでの生活を180度変えるできごとに、愕然とし、
死“ということに真剣に向き合い
今まで考えたことのない命に限りがあるということを知ります。

乳がん・子宮がん・卵巣がんの女性のがんは、命と向き合うだけでなく、
手術で女性の大切な一部を取ったことで、
女性でありながら、女性でなくなるような喪失感で悩み、苦しみ、悲しみます。

言葉では、言い表せないような辛い病気との共存がはじまります。


検診に行かなくては、がんは見つかりません。

なぜ検診しなかったのか、私は今になって悔やまれます。

だからこそ、がん患者として言っておきたいことがあります。

誰でもがんになる可能性があることを知ってほしい。

私のように、放射線・抗がん剤の治療を受け、つらい副作用で落ち込んでほしくありません。

そして、女性がんで亡くなる方をなくしたい。

早期発見・早期治療の重要性を知って検診をしてほしい。

そして、女性の体を、命を、守っていただきたい。

これを読んで、検診に行こうと思ってくださったいま、
大切なあなたのご家族をお友達をさそって、是非一緒に検診を受けて下さい。

兵庫県の女性のがんの検診率は、全国でワースト1。
自分の住んでいるこの地域からまず検診率をあげたいと願っています。

こんな願いをもってこのセミナーを企画致しました。

お申し込みはこちらから!男性の方も是非ご参加下さい。


リレーフォーライフ関西実行委員会ホームページはこちら

出版記念

2008年02月20日 | Weblog
昨日は私の友人たちが本の出版記念の会を催して下さいました。

飲み会に少し講演させていただいて、終わり、と考えていたのですが、

お祝いをいただいたり、4つも花束をいただき、感激しました。

ちょっと涙腺がゆるくなり泣きそうなほど。



フラワーベースがないので今日は買いに行こうと思います(笑)。

だってバケツじゃあまりですから。


嬉しいですが、こんだけ祝ってもらった身としては責任もあります。

みなさんの応援を糧にもっともっと発展させなければならないと思いました。


つくづく支えられてここまで来たと、実感しています。

感謝、感謝です。

2月17日ワークショップ終了

2008年02月18日 | 医療関連
昨日2月17日はワークショップを主催し、無事終了しました。

寒さのせいか、朝だったせいか、欠席者も多かったです。

フリートークでは、反対にその少なさがよくて、

参加者全員と話のキャッチボールをしながら進行することができました。


ワークショップの内容は、まず私石田有紀(薬剤師)から、患者さんのサポートをした経験をしながら後々後悔しないためには何に気をつければいいのか、について話をさせていただきました。

人数が少ないせいもあり、本音や事実をたくさん取り入れながら話ができました。

引き続いて上本こづえ(看護師)から、病院から在宅へ移る患者さんをフォローしてきた経験談を交えて、幸せな在宅ケアを実現するコツをお話させていただきました。

そして、ゲストにきていた知り合いの社会福祉士さんを入れ、石田と上本と3人でフリートークを行いました。

テーマは、4月からの診療報酬改訂の中で、特に私たちの親世代にあたる、

75歳以上を対象にした、後期高齢者医療制度についてです。

先日発表された中医協の資料をもとに、どういう改訂がなされ、

その意図は何か、国がめざす後期高齢者の医療の姿とはどんなものか、についてお話させていただきました。

参加者からも質問があって、いい感じのフリートークが催せたのではないかと思っています。

いわゆる「ぶっちゃけトーク」ができて、私たちも参加者たちも情報交換ができて、本当によかったですね。

また第2弾を行います。

まずは場所取りからはじめます!!

コミュニケーション

2008年02月14日 | 緩和ケア
医療者と患者家族とのコミュニケーション不足

なんて聞き飽きて今更新鮮味がありませんが、つくづくコミュニケーションの大切さを痛感しました。

ありきたりですが、コミュニケーション不足が原因で患者家族は不満、不安、不信を抱くようになります。

そのときの患者さんご家族の、疑問、不安をじーっくり聞くと

「え。全然伝わってないじゃん」

と気がつきます。

きちんと説明はしているのですが、伝わっていない。

なんでこんなことが起こるのかなと思いますが、

何時間もかけて(実際4時間くらいかな)、何度も何度も言葉を変えながら説明していくと、

通じます。そして医療者の配慮に気づき理解できます。

その時やっと、不満と不信が払拭されます。


相談にのるとき、その人の娘になったつもりで接するのですが、

でもよくよく考えてみると、もし相手が本当の自分の親だとしたら、

イライラしてここまで丁寧に説明できません(笑)。


なんなんでしょう。不思議ですね。

他人だからこそできることがあるのですね。

コミュニケーションて手間隙かかります。ですがとっても重要です。

ついつい疎かになってしまいがちですが、いつも忘れずにいたいです。

マスコミのおかげ

2008年02月08日 | 緩和ケア
患者さんの相談が徐々に増えてまいりました。

神戸新聞の記事を見てではないですが、あの新聞によってなにか目に見えないはずみがついたのだと思います。

マスコミの力は偉大です。

良いほうに向けば◎ですが、悪い方へ向くと最悪の事態を招くマスコミ。

怖いですね。


相談が増える分、私も影響を受けます。

心を健康に保つようセルフケアをしなければなりませんね。

社会に出る

2008年02月05日 | 医薬品関連
私が製薬会社時代に手塩にかけた?抗がん剤が承認されました!


その薬が日本にもちこまれた時を子供が誕生したと仮定すると、

私は生まれてすぐの乳児から、・・・そうですね中高生くらいまですくすく育つように環境を整えて頑張りました。

その後は会社を辞めてしまって、その薬に関わることはなかったですが、

高校を卒業したこと、大学へ入学・卒業したことを人づてに情報を仕入れていました。

影ながら成長を追っていたというところでしょうか。

そしてついにこの度社会へ出ることになった、という話を聞いた。という感じです。例えていうなれば。


嬉しいですね~。

社会に出ても心配です。

きちんと仕事ができるかどうか(笑)


きっとずっと見守っていくと思います。

「もっと知ってほしい女性のがん」

2008年02月04日 | 医療関連
2008年3月9日13時30分~16時30分

JR芦屋駅北側の芦屋ラポルテホールにて

市民がんセミナー「もっと知ってほしい女性のがん」を開催します。


主催は、芦屋市/日本対がん協会/リレーフォーライフ関西実行委員会

後援は、芦屋市医師会です。

リレーフォーライフ関西実行委員会の一員として活動しており、当日は司会進行を努めさせていただくことになりました!

滑舌が悪いので、真剣に滑舌を習いに行きたいのですが、もう既に時間がありません。

準備は日頃からしておかないといけませんね。

カミカミにならないよう頑張ります。

詳しくはリレーフォーライフのサイトをご覧下さいね♪

案内チラシ  

お申し込み

リレーフォーライフ関西実行委員会のサイト