傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

傾聴ボランティア

2011年12月07日 | 在宅ホスピス
ボランティアでの一瞬をつぶやきます。



先週石田さんが来た時から比べたら、ずいぶん気持ちが落ち着きましたね。落ち込むことはあるけど、前向きな気持ちになれる時間が増えたように思う。

来週石田さんが来るときまでに、その映画を見るのを目標にしよう。以前の僕にはなくて今の僕にあるものは、時間。病気になって得た唯一の良いものなんだ。有効活用しなきゃ。

そういって私の訪問を区切りに目標をたてたり、体調や気分の変化を振り返る。


その次には本を読みたいんだ。本を読むのって意外と体力いるんだよね。

ベッドサイドには、カバーのない、司馬遼太郎の単行本が置いてある。

その本を読んでいるのですか?と聞くと、読もうと思って置いてるのだという。そのわりには司馬遼太郎のその本は使い古されている。


毎週、目に見えて、体力が衰えていくのがわかった。

そしてもう、あえなくなってしまった。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
患者 (えつこ)
2011-12-25 16:47:32
白血病で在宅ホスピスケアを受けています。
手探りで毎日を過ごしていますが、
「何がしたいんだろう」と漠然と思い続け
「友達・仲間がほしい」んだって気がつきました。
・・・むずかしい望みです。
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在宅 (Ishida Yuki)
2012-01-06 19:07:15
コメント入れてくださりありがとうございます。
在宅でホスピスケアを受けるメリットはたくさんありますが、スタッフや人の訪問回数は減るのかもしれないですね。

訪問のボランティアさんもいると思うので、気の合う人がみつかるといいと、願っています。
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