傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

「帯紙」が届きました

2008年03月26日 | 医療関連
今年の1月に発売された武田先生と高橋看護師と私石田の本、

「がんの痛みよ、さようなら!~こうすればとれる「がんの痛み」~」

に帯がつくことになり、先ほど届きました。

聖路加国際病院の名誉院長、日野原重明先生の推薦文がついています。

内容は見てのお楽しみ(笑)。

あ、もし私から本を買っていただいた方で、帯が欲しい方がいらっしゃれば、お送りしますよ。

数に限りがありますので、先着順になりますが。

今日はこれからセミナーです。

そこではじめての御披露目ですね。

緩和ケアはじめの第一歩!セミナー無事終了

2008年03月24日 | 緩和ケア
先日、某薬剤師会で、緩和ケアのセミナーを行いました。

参加者はもちろん全員薬剤師です。

午前と午後を併せて7時間のセミナーでした。

午前はがんの痛みについて、午後は傾聴の仕方をロールプレイを交えて行いました。

特に午後の傾聴セミナーはとてもよいものになりました♪

参加者一人一人と会話をしながら進めることができ、

何よりも参加者の先生方はとても楽しそうで、私も一緒に楽しくなりました。

途中お腹がよじれるほど大笑いをしたりして。


またやりたいなぁと思います。


乳がん体験記

2008年03月17日 | 医療関連
先日市民がんセミナーでご講演いただいた
漫画家の
 さかいひろこ さん

自分の乳がんの体験記をまんがにして発表されています。


おっぱいがたいへん!!―まんが 乳がん治療日記


本にサインをいただきました♪

久しぶりにまんがを読みました。
さかいさんの小さな心の動きがよくわかります。

ちょっとした些細なことで、患者さんはいろいろと感じるのだなぁと気付きがあります。

明るいタッチで描かれていて、こういう本が広まればがんへの特別視が減り、患者さんにとって過ごしやすい世の中になるのであろうと思いました。



まんがの中でとても印象に残る言葉がありました。

「私は乳がんのまんがを描くために、乳がんになったのではなかろうか?」

   セミナーのあとの懇親会でさかいさんと立ち話をしていた時、さかいさんはこんなことを言っていました。

「乳がんになっていろんな体験をし、たくさんの良い出会いがありました。
乳がんになってありがとう、という気持ちです」

その時はなんとなくわかったような、でも本当なのだろうか、と思いましたが、
この文章を読んで合点しました。

そしてさかいさんの歩んでこられた道のりを思い、

そしてそのような気持ちなられた経緯を想像すると、

感動で涙がでてきました。

素敵な生き方だなぁ、と。

ライフワークを見つけられたのですよね。


これは患者さんだけでなく医療関係者にも勧めたい1冊です。

痛みをとってください

2008年03月15日 | 緩和ケア
先日、ある方から相談がありました。
進行がんの親が痛みに苦しんでいると。

聞くと、ロキソニンという鎮痛薬を出されていて、それ以外痛みに対しては何もされてないのだとか。

その時はいろいろと話を聞いて、じゃこんな風にお医者さんに話してみては?

と伝えました。その方はそれで勇気がでたらしく、次の日思い切って医師に言ったのです。。。


後日談ですが、驚いたことがありました。

痛みがコントロールできず苦しんでいることを医師に言うと

「これ以上痛みに対する対策はありません!」

ときっぱり言い放ったというのです。

ロキソニンだけですよ、痛みに対しての対策が、なのにそんなことを言うなんて。

仰天しました。その病院はがん治療の積極的な治療をする、がん診療連携拠点病院。

誰もが知る有名な病院です。

先進医療にも積極的です。

でも患者さんの痛みに対する意識はこんな程度なのです。


このままほうっておくわけにはいきませんね。

今もたくさんの患者さんが苦しんでいるはずです。

胸が痛みます。

生き方がでます

2008年03月14日 | 緩和ケア
先日患者さんの傾聴をしていてしみじみ思いました。

生き方がでるなぁと。


すごくつつましく生きてこられた方だったんですね。

その人。

で、人様に、医療関係者や子供に、迷惑がかかっている、

自分が病気になったことでいろんな人の手を煩わせている、

と悩んでいました。

お金がかからないよう、手間がかからないよう、

そんなことばかり考えています。

ずっと離れて暮らしてきた子供は、親孝行がしたいのだと思うのですが、

「迷惑をかけたくない」

笑顔が素敵で、とても慎ましいのです。


あ~、私があと数十年後、こんな風になっているだろうか。

あ~、同じ年代の世の中の人は、傲慢な人が多いナァ、と

思いながら聴いていました。

素敵ですよね。


もっと知ってほしい女性のがん

2008年03月11日 | 医療関連
先日3月9日、芦屋のラポルテホールにて、

主催 芦屋市

  日本対がん協会

  リレー・フォー・ライフ関西実行委員会、

後援 芦屋市医師会 による

市民がんセミナー

 「もっと知ってほしい女性のがん」が無事開催されました。

当日は司会を務めさせていただき、緊張の一日でした。

  恐れていたカミはあまりなく、いい間違いもありましたが、よいことにしています(笑)



集客・運営は、主催者のうちリレー・フォー・ライフ関西実行委員会が中心となって行いました。

 本当に実行力のあるすばらしいボランティア団体です。

  底力を感じました。


また講演いただいた講師4名からも、

 実りある、素敵な、笑いあり涙ありのお話がてんこ盛り。

  フリートークもあっという間に終わり、

   本当にすばらしかったです。



参加者からもたくさんの、

  感謝の言葉、

   労いの言葉、

    感動の言葉

     をいただきました。


ありがとうございます。

リレー・フォー・ライフ関西実行委員会の活動振りをみて、

実行委員会に入りたい、とおっしゃっていただいた方もいて、

全員

 「あ~、やってよかった!」

    と思っています。


感謝感謝。