傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

ギャップ

2006年10月30日 | 在宅ホスピス
先日医療関連の研究会に参加してきました。

ある治療法についての議論をしていましたが、

先生方の間で考えが大きく違うことに少々驚きました。

それぞれ診ている患者さんが違うというのはあると思います。

でもそれだけでなくエビデンスの利用など大きな違いがありました。


後の食事の時間には緩和ケア病棟の裏情報などの情報も聞けて、

とても有意義な時間を過ごすことができました。

残念ながら大きな声では言えませんが、せめて関わる患者さんの利益になればと思います。



ぶれない

2006年10月27日 | 経営者の顔
ここ2ヶ月ほど、異常に焦燥感に苛まれる自分がいました。

早く今の仕事の結果を出さなければならないというものです。

でもこれではいけないと思いました。

実のある大きな夢ほど叶うまでに時間がかかるはずだし、

私が精神的に参ってしまっていては、それこそ人の話など聴いていられないし、

ぶれていては私を応援してくれる人に説明がつきません。

ということで、根幹の信念はぶれないようにしようと思いました。

これって言葉を変えると、がんこ、とも言いますが(笑)


今は起業ブームで、起業家を取り巻くビジネスがたくさんあります。

本当に自分に必要なものを見つける目を養わなければなりません。

その取捨選択の上で必要な基準が、やはり理念であるなと。

ありふれた、聞き飽きた言葉ですが、今実感しています。

どうしているかしら

2006年10月26日 | 在宅ホスピス
この半年間でさまざまな患者さんとご家族の方と面会させていただきました。

40名くらいになると思います。多いか少ないかわかりません。

その中で患者さんが亡くなったご家族は今どうしているかしら、とよく思い出します。

連絡先を知っている方には連絡してもいいのかよくないのか、判断つきにくいところです。

ご遺族は亡くなってから数ヶ月経ち、周囲の人がだんだん忘れていく頃に辛い思いをされると聞きました。

今頃どうしているかと気になります。


聴くの実践

2006年10月25日 | 在宅ホスピス
日常、誰かと会話するとき、どちらの話す時間が長いでしょうか。

人は自分が話している時間を短く感じます。

だから半々だったと思うとおそらくそう思った人がたくさん話しているでしょう。

どちらかというと相手の方が長く話していたと思うくらいでちょうど半々です。

人間は本来話すのが好きな生き物です。

話す時間が短いと気持ちや考えを話すことはできず疲れます。

ということからも

人の話をちゃんと聴くということは労力のいることです。

会話中の間はあいた方がいいのですが、関西人は間を嫌い、間があくと話そうとしていまいます。

関西人は注意したほうがいいかもしれません(笑)。

ちゃんと話を聴くと決めたら、ゆっくりした時間が流れるよう演出してください。



聴くというコミュニケーション

2006年10月23日 | 在宅ホスピス
今週のウェブサイト更新ネタは、今すぐできる傾聴法です。

先に今晩メールマガジンで流した後、サイトにアップします。

コミュニケーションには言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションがあります。

非言語的コミュニケーションとは、文字通り言葉以外の表情、態度、目などで表現された意図を読み取ることといえます。

「傾聴」とは、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションによって正しく真意を読み取ることです。


最近、話し方の教室をよくみかけるようになりました。

どんどん自分をアピールし有言実行が評価される社会ですから、

説得力のある話し方、効果的なプレゼンテーションの方法を学ぼうとする人が増えているのだと思います。

私は2年ほどコミュニケーション講座に通っています。

話し方教室ではなくコミュニケーション講座なので話すことばかりではなく、

相手の真意を汲み取る聴き方というカリキュラムが含まれていました。

コミュニケーションスキルを上げるというのは、話し方上手と同時に聴き方上手を目指すことだと思います。

聴くことはとても大切なコミュニケーションです。




不眠症

2006年10月20日 | 在宅ホスピス
不眠症を訴えられる方はとても多いですね。

ストレスの多い社会だなと思います。

しかし、中にはよくよく聞いてみると、ご高齢で、5、6時間は寝ているし、お昼寝もされていますが、ご本人はもっと長く寝たいと思っています。

寝れないと訴えをされるので睡眠薬はもらっているみたいですが、

その睡眠薬がないと不安らしく、

致し方ないかとも思います。


何か別のものが、不眠症という言葉に変えられているのかな、とも思ったりもします。


なかなか難しいです。

怒る人

2006年10月18日 | 在宅ホスピス

いろんな患者さんと接する機会をいただいておりますが、とても少ないながらも最初から怒っている方がいます。

私は何もしていないつもりなのですが、席に着いた瞬間からとても気に入らないご様子です。

別に直前にいらだたしいことがあった風にもみえません。

世間に対する不満、一般の人に対する不満を問いかけてこられるのですが、どう答えていいやらわからず、

私の煮え切らないその態度をみて、またその括りに入れて、さらに気に入らないご様子。

なぜその質問がでたのか聞くと「聞いているのはこっちだ」となるんです。

でもなんとかその怒りを思うがまま出してもらうと、しばらくすると落ち着いてきます。

落ち着くとこちらもほっとしますね。

ようやく怒られずに済む(笑)。

話を聴くときは、非難を受け入れられないと、辛いかもしれないですね。



何の違い?

2006年10月17日 | Weblog
今は秋の遠足シーズンなんですね。

今朝、西宮の自宅から神戸ハーバーランドのオフィスに電車で来る途中、

遠足に行く小学生に遭遇しました。

小学生たちは車両の両端にわかれて、それぞれに塊り、私語もせず、じっと立っていました。

席はたくさん空いていましたがもちろん座ることもありません。

とてもお行儀がよかったです。よくできました☆☆☆


つい先週、関西圏ですが出張へ行ったときのこと。

同じように小学生の遠足集団が入ってきましたが、

騒ぐ、わめく、走り回る、動き回る、がんがん当たってくる、空いている席にはどんどん座る・・・

と。行儀が悪い★★★

同じ子どもでこんなにも違うのでしょうか!!!

驚きです。

今朝の小学生はあまりに静かで、目をつぶると、そこにいないかのようでした。


あまりのギャップのせいか、静か過ぎてある意味怖いですね。

おーい。生きているかー?

文章の書き方

2006年10月16日 | 在宅ホスピス

今日はメルマガ第1号を配信予定です。

今のところ登録数はかなり少ないので、それをいいことに、というかそういうときにしかできないことを盛り込む予定です。

読んだ方は、なんだ、と思われるかもしれませんが(笑)、私にとってはそんな感じなのです。

不慮の事故がない限り、今晩配信します。


さて、先日販促コンサルタントのセミナーを聞きました。

実はセミナーがはじまるまで何の話か全く聞かされずに参加していました(笑)。

そこで、チラシや広告のレイアウトの順番について教えていただいたのです。

その時はふんふんとただ聞いていただけですが、昨日ホームページのコンテンツを作っていたときに話しをどう展開させていいのかわからなくなり、早速そのレイアウトの順番を参考にしてみました。

結構いいものができたじゃないですか~。

どういうふうにアレンジしたかというとそれをするとどんな利益があるか、その事例を紹介し、次にその理由を示し、こちらから提供しているものは何か、そして行動を支持する、という順です。

なかなか応用できるのでびっくりですし、大満足で~す。

ご本人は販促物でなく作文に使われているとは思ってもみないでしょうね。



お花

2006年10月13日 | 在宅ホスピス
お土産に持っていって患者さんが一番喜ぶもの。

それは花だという話を患者さんからお聞きしました。

みなさんおっしゃいます。

食べ物は見るだけで吐き気がするし、実際食べると吐いてしまうんだそう。

以前は食べれないから、結局人にあげていたんですって。

花は見ているだけでいいし、できるだけ長持ちさせたいから毎日気を使うんだそうです。

1週間もった、2週間もった。。。と指折り数えるんですね。

花が枯れてしまわないか、水は減っていないか、とても気にしていました。

そういう心配っていいなと思いました。