傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

一応めでたく

2007年07月30日 | 経営者の顔
昨年、第3回神戸ドリームキャッチプロジェクトに応募し、

n-KOBE認定を受けました。

この認定により、神戸市産業振興財団の支援を受けることができますが、

支援の有効期限が1年なんです。

その期限切れが来月と迫っていました。

ご存知のように(?)まだ軌道に乗っていないので、どうしようかと悩んだ末、

今年5月に再度第5回神戸ドリームキャッチプロジェクトに応募しました。

書類審査と面接審査を得て、

そしてこのたび無事、n-KOBE認定を受けることができました。

なんとか認定もらえました。

よかった☆

月刊 アントレ に掲載されました

2007年07月27日 | 在宅ホスピス
先月取材を受けた月刊アントレが発売されました。

昨日事務所に届きました。

だった1ヶ月くらい前の話なのに、すごい昔のことのような気がします。

ベンチャーは日々うつろうもので、毎日アップデートされます。

わずか1ヶ月前よりも多くの可能性を手にした、と写真をみながら実感。

楽しくてやめられませんね。


しかし写真はイマイチいけてない(苦笑)


なにもいえなくて

2007年07月26日 | 緩和ケア
がん患者さんの傾聴をしていて、コメントに窮する言葉はつらい。


・・・こんな言葉に出会いました。

じーっと、思いをためて、口をつぐんでいた後

「一人でおるとな、寂しい・・・」

ってつぶやきました。

何度も「寂しい」って言葉はいろんな患者さんから聴いてきましたが、

今回のは違います。

何がって?

それは私にもわかりませんが、寂しさがひとしお強く、その空気に入ることができませんでした。

言葉は感情の氷山の一角。

寂しいという言葉が意味する感情は幅広いのです。

「死んでしまいたい」よりも切迫感があることもあります。

なんと表現していいのやら。言葉の意味だけでは伝わらない思いがあります。


その「寂しい」に私はとうとう無言で答えてしまいました。

何も見つからなくてね。

日本医療薬学会 シンポジウム

2007年07月25日 | 緩和ケア
この学会へのシンポジウムにでることになり、要旨を書いているところです。

書いていて気付きましたが、緩和ケアというものを広く一般の人に知ってもらうために、私が貢献できるのは、

琵琶法師みたいに、こまめに話して歩くことなんだな、と思いました。

実際、私のような経営者は奇異で異端児に近く、

例えば経営者の集まりに行くと、みなさん興味をもたれます。

「いったい何をしているのだろう?」「で、それは儲かるん?」

経営者は、商売、として入ってこられるのですが、話の中で緩和ケアを知ることになります。

すばらしい語り部です。自分で言うのもなんですが・・・。

なのでこれからも頑張って、足で語り継ごうと思っています。


様子見のつもりが・・・

2007年07月23日 | 緩和ケア
昨日足のマッサージに行ってきました。

店舗の間取り、内装、グッズ、人の流れ、会員制度やポイントカードの仕組みはどうなっているかって

そんなことばかり見ていました。

と、キョロキョロしていると足裏マッサージがはじまり、脳天まで突き抜けるような痛さ!

びっくりでした。でもきもちいい(笑)

前英国式の足裏マッサージには通っていましたが、この台湾式はかなりハードでした。

次回のお得なカードをもらい、多分来週あたり行っているでしょう(笑)。

あれは病み付きになります。やばいですね。

新潟県中越沖地震

2007年07月20日 | Weblog
新潟で震災があり、被災地の様子が毎日のように報道されています。

12年前、阪神大震災のことを思い出さずにはいられません。

震災直後の被災地をヘリで上から取材されていたのをみて

「やめて」

ふと、つぶやきました。

震災のストレスは数え切れませんが、大きな一つがあのヘリでした。


過ぎ去るのではなくずっと旋回する。

上から物見見物されている気分になるし、

何よりあの独特の、パタパタ、バタバタという音を聞くたび、憂鬱になりました。

はやくどっか行って。

母親とよく話していました。

なんともいえない大きなストレスでした。

また知り合いの医師の話からこんな話をききました。

ケガをした人を手当てしていたら、ヘリの音でケガ人の言葉が聞き取れなかったそうです。

そこで上を見上げて、必死で手で追い払う仕草をしたら、

なんとヘリに乗っていた報道陣は、手を振られたのだと思い、

手を振ってきたというのだ。

愚の骨頂。

誰があんたらに手を振るか!

どっか行ってくれ。

怒り心頭でそんな話を語ってくれました。


取材する人達の言葉も気になります。

あーもう。見てられません。

紫陽花泥棒

2007年07月18日 | 在宅ホスピス
前に小さなお花を手折った話をしました。

こちらのブログです。

前の人は小さなお花をこそこそととったのですが、

今度は違う人。大きな花を所望するんです。

直径20cmはあろうかというあじさい。

神戸市の花はあじさいなので、多分・・・?、たくさん咲いていたんです。

茎は太いし折るのも一苦労。

はぁ、やっと折れた。

「どうぞ」

と渡すと、「あっちのも」

げっ!?また直径20cmはあるじゃない。先ほどのとは色違い。

え~。良心が咎める~。

「すいません。こっちの花だけで許して。お願い!!」

そうすると仕方ないという感じで諦めてくれました。

あーよかったと、歩いていると、ちょっと車いす止めて、と。

「ん?どうしました?」

というのもつかの間、ボキッ!!

え~っ。

あーあ、もう遅い。

隠すに隠せず、開き直って堂々ともって帰りました。

途中人に「お花きれいですね。」って声かけられたら

「どうぞ、って言ってくれたから」って。

誰もそんなこと言ってないっ!!


でも、みなさん本当にお花をほしかるんですね。

和むんですね。

バリアフリーには遠い

2007年07月17日 | 在宅ホスピス
車いすは便利なものですが、ちょっとした、歩いていると気にならない坂が、キツク感じます。

操作したことがある人ならわかると思いますが、結構重力がかかるんですね。

ゆるやかな坂が長いと緊張します。

だって途中で休憩できないですから。

バック禁止になるストッパーでもつけてくれないかしら、と思います。

普段はバックできないと操作が難しいので、簡単にストッパーのON/OFFができるようなもの。

それともコツなどあるんでしょうか?

いいコツを知っている人がいたら教えて下さい。


私はもう治らない

2007年07月13日 | 緩和ケア
患者さんがときにご自分の病気について語られることがあります。

それは人によるとびっくりするくらい気丈な様子で。

「私はがんなのよ、がん。もう治らないの。治らないってお医者さんがハンコ押したのよ。」

「・・・」

口調は厳しく振る舞いは気丈に。

どんな心境なのかを考えさせてくれません。


ある先生が仰っていました。

がん患者さんはなぜがん患者になるのか。

それは例え身体にがんがあったとしても、気がつかないうちはがん患者さんではない。

医師が診断し伝えた時点でその人はがん患者になるのだ。

なるほど。

ならばこの場合、医師が「治らない」と言ったのか言わなかったのかは定かではありませんが、

話を聴いた患者さんにしてみれば、医師がそう診断したから、私はもう治らないがん患者なのだ、と認識しているってことですね。

なんだか不思議な感じがした話でした。

11月の講演会

2007年07月10日 | 緩和ケア
11月24日に予定している講演会で、日時、場所、プログラムが大方決まりました。

知る人ぞ知る、山梨県ふじ内科クリニック、内藤いづみ先生をお迎えし、

遺族会と共催という形で行うことになりました。

テーマは在宅緩和ケア。タイトルは、考えなきゃ!

前回2月のセミナーに来ていただいた方々にプラスして、新たな参加者の顔ぶれになりそうです。

広報にも力を入れてたくさんの方に来ていただきたいです。

みなさんも是非来てください。

今からスケジュールに控えておいて下さいね!