傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

情けない話ですが

2005年08月31日 | Weblog
またPC関連の話ですが、ホームページを作るため、ホームページビルダーなるものを購入しました。
でもCDを入れてインストールをはじめてもインストールができないんです。
前バージョンが見つかりません。前のCDを入れてください、って。
危うく電話するところでした。電話しようとしたのが営業時間外でよかったです。
その後気づきましたがなんと私が買ったのはバージョンアップ版。
それで安かったのかと納得(苦笑)

慣れないものをネット購入してはいけない。商品を見て買うようにしよう、
というのが今回得た教訓です。

整いました

2005年08月29日 | Weblog
出資払込金保管証明書、印鑑、揃いました。
意外にばたばたして準備したので、予定通り準備ができてうれしいです。
明日司法書士さんにお渡しして後はその日を待つのみですね。
その日は…、自分で好きなものを作って、こっそりお祝いします(笑)。

パソコンは要です

2005年08月27日 | Weblog
PCの病気はかなり重症です。やっとネットにつなぐことができるようになりました。
25日
朝、某大学に用事。車で向かいましたが25日のためか渋滞のため思ったより時間がかかりました。
昼過ぎにやっと銀行から電話があり、出資払込金保管証明書を発行する支店長の許可がでたとのこと、早速銀行へ行って手続きをしました。
そして月末特有の振込みのため、3銀行プラス郵便局めぐり。
夕方印鑑屋さんへ。実印と代表者印が必要です。材質や大きさや文字の形を決めて現金先払いで依頼。
その後大阪へ出てコミュニケーションスクールへ。私は月に2回プレゼン力やコミュニケーション力をアップさせるためスクールへ通っています。
出来は?まだまだです。

26日
帰宅後、PCの再インストールに取り組みました。
まだOfficeも入っていません。
早く復帰させないと、仕事が進みません。
もっとPCのことを勉強していればよかったと思う今日この頃です。

シリーズ 米国ホスピス事情 ⑥

2005年08月24日 | Weblog
ビリーブメント・サービスについて紹介します。ほとんどのホスピスでは、患者の死後13ヶ月間、家族に対する死別のケアを行っています。私が行ったハワイのホスピスではメーリングサービスや電話サービスの外に、家族同士が直接顔を合わせて気持ちを語り合い同じ境遇にある家族らと共に話し合うことによって癒すプログラムを行っていました。月に1回から2回開かれ、家族は都合のいいとき気の向いたとき自由に参加できます。私もそこに参加したのですが、そのときの話題は周りの人からの慰めの言葉に対する反応、感情を抑えてしまう苦しみについてで、参加者はそれぞれの思いを語り、お互いの気持ちを共感していました。進行役はトレーニングを受けたボランティアが行っていました。
他に大きなイベントもありました。年に3回開催されているイベントで、過去5ヶ月から1ヶ月の間に家族を亡くした家族を一同に集めたイベントです。遺族の代表が詩を詠んだり音楽を聴いたりキャンドルサービスをしたりして皆故人を偲んでおりました。
こちらの方は後ろから見学していて遺族のすすり泣きを聞いているともらい泣きしてしまいました。悲しみをその場にいる全員が共有することが心のケアになっているのだと思いました。

印鑑

2005年08月23日 | Weblog
実印、銀行印、認印、代表者印、社印…。
印鑑の種類がこれほどあるとは知りませんでした。大きさの指定まであるんですね。
今日司法書士さんに話を伺った時は、すべてが新鮮な未知の世界の話題でした。
1年前の商工会議所が行った講義で聞いたような気もしますが(苦笑)。
会社を設立するに当たっていろんなことを勉強させてもらっています。
恥ずかしい話ですが、「銀行印が必要で…」と言われて、(銀行員…!?)と一瞬浮かんだほどですから(苦笑)。
もっと勘違いがいっぱいあったのですが、恥ずかしいのでこれくらいにしておきます。
日本はまだまだ印鑑の国です。

また出資金を証明する、出資払込金保管証明書、というのを銀行に作成してもらうのですが、会社の事業内容を審査するらしいのです。
へぇ~審査が必要なんだ~~と妙な気分です。2行に聞いてみましたが対応の仕方も若干違っており、みな一緒でないことも知りました。

印鑑と出資払込金保管証明書と口座開設の件で、バタバタしていろいろな方に話を聞いて、生産的活動を何もしていないのになんだか疲れました…。

サービス内容記述の改訂

2005年08月21日 | Weblog
先日パンフレットを改訂し、サービスの記述内容も若干改訂したので紹介します。

在宅で療養される方の生活をよりよくするために助言、提案、相談を行う個別のコンサルタントです。コンサルタントを行い、社会的・文化的・宗教的相違を理解し尊重した上で、下記のサービスを提供します。

①コンサルタント結果に基づいた情報提供
在宅で療養するための医療・福祉・介護・民間のサービス資源及び手段の説明と情報提供、医療機関の情報提供、費用に関する情報提供、病気の説明、薬に関する相談、適切な専門家の紹介、宅配お弁当に関する情報提供、旅行に関する情報提供、その他

②コンサルタント結果に基づいたサービスの提供
既存のサービス資源に患者さんご家族が望むサービスがない場合、患者さんと相談の上可能な限り私たちがご要望のサービスを提供します。
その他、社会参加を促すため、インターネット環境のセットアップ、ホームページ作成の代行なども行います。

ミーティング

2005年08月20日 | Weblog
今日は先週に引き続きパンフレットを配布してくれるという方にお会いしました。
先週は病院のDrであったのに対し、今回は保険代理店(平和保険事務所)です。
私の事業を患者さんに紹介してもらう先としては、今のところこの2つが私の考える候補です。

内容を詳しく書いたパンフレットを用意し、保険が動いた方への配布をお願いしたところ、新たな提案をいただきました。
一枚ペラのチラシあるいはフライヤーを作って、より多くの生命保険加入者に配布したほうがよいのではないか、というものです。
そのチラシには簡潔にポイントだけを記載し、事業内容は別途ホームページを作成して、チラシにはそのURLを載せる。
興味を持っていただいた方はURLにアクセスしてもらう。

確かに私の作ったパンフレットは少々くどくて、わかりにくいと思います(笑)。
実際サービス内容もわかりにくいと思います。
興味を引いて、特定の人だけに詳しく説明する。なるほどなと。
早速作業に取り掛かります!!

シリーズ 米国ホスピス事情 ⑤

2005年08月19日 | Weblog
ハワイのホスピスを見て興味深かったサービスをいくつか紹介したいと思います。

まず1点目は、薬局についてです。もちろん日本で言う調剤薬局のような薬局です。
処方箋はホスピスからFAXで届きます。
この薬局では疼痛緩和用に医療用医薬品として市販されている薬剤、錠剤、座薬、パッチをそのまま出すことももちろんしていましたが、それ以外に薬局内で特別な調剤を行っていました。
それは嚥下困難な患者さん用に外用薬を調剤したり、微妙な用量を調節するため、錠剤を粉末化しカプセルに詰めなおすといった調剤です。
調剤方法はPCCA、Professional Compounding Centers of Americaという団体が情報提供しているのでそれを活用しているそうです。この団体では調剤方法だけでなく使用期限も検査しているそうです。

患者さんの要望に対しあらゆる可能性を調査し工夫に工夫を重ねて薬を提供している姿に感銘を受けました。
日本においても緩和医療に薬剤師が関与し、よりよい緩和医療に貢献できるよう活動すべきだと感じました。

シリーズ 米国ホスピス事情 ④

2005年08月18日 | Weblog
ハワイのホスピスで実際に見たことについてお話したいと思います。

ホスピスの責任者はナースです。患者サービス、患者の死後遺族のケアを行うビリーブメントサービス、ボランティアサービスをそれぞれマネージメントされるディレクターが3人おられます。メディカルドクター(非常勤)、ナース、夜間休日に対応するオンコールナース、スピリチュアルカウンセラー、メディカルソーシャルワーカー(MSW)、サーティファイド・ナース・エイドCAN(ホーム・ヘルス・エイドと同義語のハワイ州の呼び名。看護師のアシスタント)、そしてその他スタッフです。
患者毎に、各職種から一人ずつ担当者が決まりチームを結成します。この多種職チームは週1回ミーティングを開いて情報交換とサービスプランの確認を行います。実際患者の家を訪問してサービスにあたるのは、ナース、MSW、CNA、スピリチュアル・カウンセラー、ボランティアです。ナースの訪問回数は、症状の程度に併せて週に1回から毎日です。MSW、スピリチュアルカウンセラーは月に1回から2回ほど訪問し、電話での対応もあるようです。ボランティアは要望に応じて派遣されます。

シリーズ 米国ホスピス事情 ③

2005年08月17日 | Weblog
ご存知のように米国では日本のような国民皆保険制度はありません。その中で主に65歳以上の高齢者が加入できる米国の公的医療保険メディケアがあります。米国のホスピスでは90%以上のホスピスがメディケアからの給付を受けています。ホスピスでケアを受ける患者さんに一日あたり114ドルが給付されます。ホスピスは原則的にこの給付金内からすべての人件費、運営費、経費をやりくりします。一部の治療費を除いて患者から負担金を徴収しません。さらに11項目にわたるサービスを提供できなければなりません。つまり、「医師によるサービス」、「看護師によるケア」、「医療機器及び消耗品の提供」、「症状コントロールおよび疼痛コントロールに必要な医薬品」、「短期間の入院及びリスパイトケア入院」、「ホームヘルスエイドによるサービス」、「カウンセリング」、「ソーシャルワークサービス」、「スピリチュアルケア」、「ボランティアの参加」、「ビリーブメントサービス」です。これらのサービスを提供できる体制が整ったホスピスがメディケアからの給付を受けることができます。ですから福祉スタッフが必ず参加しています。メディケアからの給付があるために、患者さんは経済的負担を憂慮することなくケアを受けることができるのです。

患者さんがホスピスケアを受ける場合、患者さん自らが問い合わせてはきません。主治医がこれ以上治癒を目指した治療がないと判断し、緩和ケアを受けることが患者さんのためになると考えられた場合、主治医から患者さんへホスピスの紹介があります。そこで患者さんがホスピスを希望した場合に、主治医から紹介されてきます。

メディケアからホスピス費用の給付を受ける条件は3つあります。
1つ目は主治医とホスピス医の診断によって、病状が一番良い状態で進行し自然の経過を辿った場合に、生存期間が6ヶ月未満であることが認められたとき、2つ目は患者自身が治癒を目指した治療ではなくホスピスケアを受けることを希望したとき、3つ目はメディケアが承認したホスピスプログラムへ入ったときです。

このように米国では、住み慣れた自宅で、経済的な不安なく、層の厚いケアを受けることができます。世界一医療費が高いと言われるアメリカで、ホスピスが普及した要因であると考えられます。