傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

最期の時

2005年09月30日 | Weblog
人生最期の時を不安と孤独から解放し、人生の全面肯定を通じた心理社会的支援をする…
私のこのビジョンに基づいた仕事について、重いテーマだしとんでもないけどできない、関係ない、と言う反応があると思います。仕事に関してみんなでこの仕事に取り組もうとはもちろん思っていないので、それは構いません。
ただ今の世の中2人に1人はがんになり3人に1人はがんで亡くなる時代です。あなたの問題であり、あなたの家族の問題なのです。目をそらさないでほしいと思います。このブログを見たときは、最期をどう過ごすか、日頃考えないテーマについて考えてみてほしいと思います。


告知

2005年09月29日 | Weblog
15年前に書かれた死生学の本を読みました。
そこには悪性腫瘍患者へほとんど病名の告知がなされていないと書いてあり、この15年の間に大分世の中が変わったんだなあと思いました。
もちろん今も告知をされない方はいらっしゃいますが、告知をする率は格段に上がっているのではないでしょうか。
薬局におりましても、自分の病名を知っているたくさんの患者さんが訪れます。

米国のホスピスでボランティア活動をしていた時、日本は告知されないからホスピスが普及しないんじゃないか、と複数の方から指摘されました。
昔はそうだったけど、今はどんどん告知が進んでいるんですよ、とそのたびに説明した記憶があります。

昔の本を読んでも意味がないかと思いましたが、時代の流れを感じることができてよかったです。

小旅行

2005年09月26日 | Weblog
重い病気を患った時、家族旅行をする人がかなりたくさんいらっしゃいます。
旅行は患者さんとご家族の双方の想い出を作ることができますし、お互いがいろんな話をすることで家庭内のわだかまりを失くすいいきっかけになると思います。
家庭内で孤独を感じていた人にとっては、孤独の解消になるかもしれません。

しかし、時には自由に歩けないこともあります。
でもそれを乗り越えて行きたい場所へ目的を持って向かいたいものです。
MCPでは、行きたい場所が決まったら、不自由になっても利用できるルートを調べたり、宿泊施設の情報も調べるサービスも含みます。
MCPではできるだけ目で見た情報を取り入れたいと思っています。
当ブログでは、実際この目で確認した宿泊施設を紹介して行きたいと思います。

今日は「オーベルジュ花郷里」を紹介します。
兵庫県三方郡に位置し、山に囲まれたのどかな場所です。
料理は夕食はフレンチのフルコース、朝食は洋食。
温泉があります。お風呂の脱衣場に1段の段差があります。
玄関にスロープが併設されています。
エレベータはなし。
1階の部屋は2部屋(スイート)あります。部屋の上がり口に1段の段差があります。
庭のウッドデッキには段差なくでれますが、芝生に下りるには数段の段差があります。
スタッフは、段差等は介助のお手伝いさせていただきます、とのこと。
ホームページのURLは
http://www.goshobo.co.jp/hanagohri/22index.html
です。

あまり頻繁には紹介できませんが、遠方へ行く際はこういった情報も集めていきます。

人生の全面肯定

2005年09月24日 | Weblog
最期の時、人は人生を振り返ります。
どんな人生だったか、思い残すことはないか考えます。
最期の時間に人生が投影されると感じる人もいます。

最期の時が病気が原因で訪れた時、過去の所業、失敗、あやまちが原因となって病気になったのではないかと考える人が多いと言われています。
しかし、今までの人生を肯定し、過去の出来事を受け入れなければ心穏やかに過ごす事はできません。

私は過去のすべてを含めた人生を見つめなおし、それを受けいれ肯定できる場を作りたいと思います。
主にインターネット上の弊社が運営するサイトを使います。
そこで闘病生活を日記で綴る、自叙伝を綴る、病気になって学んだこと例えば医療機関の利用の仕方、医師との関わり方、病気の対処の仕方、家族との対応方法などを公開します。
その内容はこれから病気と向き合っていこうとする人、同じ境遇で悩んでいる人が読むことによって大きな指南となり心の支えとなることでしょう。その声がフィードバックされることによって、書いた本人も心の支えになり生きがいに変わります。

さらに仕事で培った知識と知恵を活かして、後輩たちの相談にのることができます。誰かの支えになり感謝してもらえれば、生きがいになります。たとえリタイアしていても、外出が不自由でも、インターネットを使えば家にいながらにして行うことができます。
インターネットを使いこなせない人には一から支援しますし、代行も請け負います。

オフラインでも可能にしたり、ここに書いた以外の提案も、日々進化させていきたいと思っています。

理念

2005年09月23日 | Weblog
メディカルケアプランニングの理念は、

「人生最期の日々を不安と孤独から解放し、人生の全面肯定を通じた心理社会的支援をします」

とします。

不安とは、病気に関すること、治療に関すること、緩和ケアに関すること、在宅療養に関すること、経済的な不安、生活上の負担など多岐にわたります。
孤独とは、家族からの孤立、友人知人と疎遠になる、社会生活から取り残されたと感じたときなどに起こる人間関係の孤立あるいは社会的孤独があたります。

それらの不安と孤独を軽減することを目的にコンサルティングを行います。

人生の全面肯定を支援するサービスについては後日説明します。

大家族・核家族

2005年09月21日 | Weblog
昔、3世代あるいは4世代が一つ屋根の下に暮らす大家族が当たり前でした。
近所付き合いもありました。
近代化によって失ったものは数え切れませんが、ひとつに死と向き合う機会があるのだと思います。
ある高齢者が病気になり病の床に臥せば、家族、隣近所、あるいは村全体までもが人の死に行く過程を見届け、本人も含めた周囲の人々は徐々に死を受け入れていったのだと思います。
もちろん不治の病がたくさんありました。

現代、核家族化し、近所との付き合いも減りました。
治療法が開発され不治の病は減りました。
病気にかかれば入院し治らなければ病院で亡くなる世の中、人々にとって死は遠い出来事になりました。

昔は生活の中で死と向き合い、スピリチュアリティを学んでいたのかもしれません。
だから、今の時代にスピリチュアリティに向きあうことが必要なのかもしれません。

春山 満

2005年09月17日 | Weblog
大阪であった春山 満氏の講演会を聞きに行きました。
オリックスリビング株式会社が主催した講演会でした。
春山氏の著書は2冊だけですが読んだことがあります。
彼の考える今後の日本が選択すべき介護・医療の姿、として2階建てバスを提唱しています。
1階部分は既存の誰でも受けられる介護保険・医療保険、2階部分は介護と医療のプラスアルファサービスを自分の責任で選択し自費で支払う、という姿です。
1階だけの人、2階にも上る人、2パターンあっていいのだという理論です。
私がやろうとしているサービスは、まさしく、春山氏の言うところの2階建て部分です。
今現在、2階建て部分のサービスの数が少なすぎる、とも指摘していましたが、まったくその通りだと思います。
また少ないながらもあることはあるのですが、一般の消費者からすると本物か否かの見極めが難しいのだと思います。
MCPを質の高い2階建て部分のサービスに成長させたいし、またどんどん増えていくことを楽しみにしています。

情報

2005年09月16日 | Weblog
個人情報保護法のおかげなのか、最近は個人宛てに届くダイレクトメールなどは数が減った感があります。
しかし、会社情報はそこからははずれているように思います。
今月はじめに会社を設立してから、会計士や税理士事務所からのダイレクトメールが届くようになりました。
最初はびっくりしました。
会社の所在地などを隠すことはできませんし、仕方ないですね。

発声

2005年09月15日 | Weblog
スピーチ、プレゼンなど人前での話し方を伝授していただく教室に通っています。
常日頃から声が小さくて通らないため聞こえにくいと言われていました。
立ち方、姿勢、声の出し方などのポイントを教えてもらうと、びっくりするくらい声が通るようになりました(自覚はあまりないですが)。
単純によろこんでいたんですが、ふと子供の頃を思い出しました。

小中学生の頃は口から生まれてきたと言われるほど、いつもおしゃべりばかりして、授業中もしょっちゅう先生から怒られていた素行の悪い生徒でした。
隣の子と話していても私だけ怒られることが多かったんです。
クラスメイトが言うには私の声だけが通って響いているから、とのこと。

今は声が通らないのに、変ですよね。
声変わりでもしたのかしら・・・?と思いましたが、多少は変わっても男性ほど変わるはずもないし。
もしかしたら次のように考えられます。

就職したての頃、一番最初の職種は営業で、女であることあるいは若いことを痛切に思い知り、いつしかコンプレックスのようなものを抱いていたのではないかと思います。そして声のトーンをできるかぎり落とすよう努力していたのは覚えています。
とにかく低く、低く、落ち着いた印象を・・・。
今はそんな気はないのですが、そのときついた癖が未だに残っているのかもしれません。
癖を直すのは至難の業。
でも声はこもっているより、通るに越したことはないんです。
がんばって癖、直します。

名刺

2005年09月14日 | Weblog
結局、ネットで注文するのはやめ、梅田ロフトで名刺印刷申し込みました。
慣れないものをネットショッピングするべからずと言う先日の教訓を生かして。

サンプルを前に足が痛くなるほど悩みやっと決めました。椅子置いてほしいなぁ(苦笑)。出来上がりが10月頭とはえらく時間がかかりますが、早く出来上がるものより紙質がいいのでそちらにしました。
社名の入っていない個人の名刺だと、女性の名前だけに嫁さんに怪しまれると冗談で言われたこともあり、早くほしかったんですが、まぁ仕方ないですね。